はじめに
エドガー・マルティネス賞は、メジャーリーグベースボール(MLB)において、指名打者(DH)として最も活躍した選手に贈られる名誉ある賞です。
本記事では、賞の概要や歴史、そして歴代受賞者の記録について詳しく解説します。
目次
エドガー・マルティネス賞とは?
【 #ドジャース 】#大谷翔平 が最も活躍した指名打者の選手に贈られるエドガー・マルティネス賞を4年連続で受賞しました🎉🎉
— MLB Japan (@MLBJapan) November 15, 2024
👉ドジャースでは球団史上初となり、4年連続は史上2人目。来季も同賞獲得となれば殿堂選手のデービッド・オルティス(03~07年)に並ぶ5年連続受賞となります#日本人選手情報 pic.twitter.com/3aadqg995k
賞の概要
エドガー・マルティネス賞は、1973年に「最優秀指名打者賞(Outstanding Designated Hitter Award)」として設立されました。
当時、指名打者制度はアメリカンリーグ(AL)のみで採用されており、この賞も同リーグ限定でした。
しかし、2022年からナショナルリーグ(NL)にも指名打者制度が導入され、全リーグを対象にした賞へと進化しました。
2004年に、シアトル・マリナーズで活躍したエドガー・マルティネスの功績を称えて、現在の名称に改名されました。
選考方法
受賞者は、MLB各球団の担当記者、広報担当者、関係者による投票で選ばれます。優れた成績を残した選手が公平に評価される仕組みです。
エドガー・マルティネス賞の歴史
指名打者制度の背景
指名打者制度は1973年にアメリカンリーグで導入され、投手の打席を専門の打者に代える役割を果たしています。
この制度により、バッティングに特化した選手が活躍する機会が増え、同時にエドガー・マルティネス賞のような賞も誕生しました。
賞名変更とエドガー・マルティネス
エドガー・マルティネスは、シアトル・マリナーズ一筋で活躍し、1995年、1997年、1998年、2000年、2001年の計5回、この賞を受賞しました。
その功績から、2004年に賞の名称が改名され、彼の名が永久に刻まれることとなりました。
歴代受賞者と記録
初代受賞者から現在まで
初代受賞者は1973年のオーランド・セペダ(ボストン・レッドソックス)で、打率.289、20本塁打、86打点の成績を残しました。
一方、2024年の最新受賞者は、大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)で、打率.310、54本塁打、130打点という驚異的な成績を記録しました。
歴代最多受賞者
デビッド・オルティーズの8回受賞
「ビッグ・パピ」の愛称で知られるデビッド・オルティーズ(ボストン・レッドソックス)は、2003年から2016年までの間に計8回受賞。
これは歴代最多記録であり、オルティーズの打撃力の高さを物語っています。
日本人選手の受賞
大谷翔平の快挙
2021年に、ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平が日本人初の受賞者となりました。続く2022年から2024年まで4年連続で受賞し、そのパフォーマンスは世界中の野球ファンを魅了しています。
特筆すべき受賞者と成績
- エドガー・マルティネス(1995年)
- 打率.356、29本塁打、113打点、OPS1.107
- 圧倒的な打撃技術でチームを牽引しました。
- デビッド・オルティーズ(2006年)
- 打率.287、54本塁打、137打点、OPS1.049
- レッドソックスの顔として活躍し、ファンから愛されました。
- 大谷翔平(2023年)
- 打率.304、44本塁打、95打点、OPS1.066
- 二刀流としての活躍が評価される一方で、DHとしての純粋な打撃力も高く評価されています。
エドガー・マルティネス賞と他の賞との関係
シルバースラッガー賞との関連
同じ指名打者を対象とするシルバースラッガー賞とエドガー・マルティネス賞の受賞者が一致するケースが多く見られます。
これは、両賞ともに選手の打撃成績を重要視しているためです。
エドガー・マルティネス賞 まとめ
エドガー・マルティネス賞は、指名打者としての卓越した成績を評価する重要な賞です。
その歴史は指名打者制度の進化とともに歩み、多くのスター選手たちがその名を連ねています。
最新の受賞者である大谷翔平をはじめ、これからもこの賞を目指す選手たちの活躍に注目しましょう。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。(^^♪