一人暮らしのオール電化は電気代が高い?平均額・原因・節約方法を徹底解説

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はじめに

「オール電化の物件って電気代が高いって聞くけど本当?」「一人暮らしでオール電化にしたら、毎月いくらかかるの?」——オール電化物件への引っ越しを検討している方や、すでにオール電化で暮らしていて電気代の高さに悩んでいる方は多いのではないでしょうか。

オール電化は火を使わない安全性や、ガス代がかからないというメリットがある一方で、「電気代が予想以上に高い」という声もよく聞かれます。しかし実際には、使い方次第で電気代を大幅に抑えることも可能です。

この記事では、一人暮らしのオール電化における電気代の平均額から、電気代が高くなる原因、ガス併用との比較、季節ごとの特徴、そして具体的な節約方法まで、オール電化の電気代に関する疑問を徹底的に解説します。この記事を読めば、自分の電気代が妥当なのか、どうすれば節約できるのかが明確になるはずです。

オール電化で電気代が高くなりやすい原因のひとつがエアコン

一人暮らしのオール電化、電気代の平均はいくら?

まず気になるのは、一人暮らしのオール電化で電気代が実際にいくらかかるのかという点です。平均額を知ることで、自分の電気代が高いのか安いのかを判断できます。

一人暮らし×オール電化の電気代平均

一人暮らしのオール電化における電気代の平均は、月額で8,000円〜15,000円程度が一般的です。ただし、これは季節や生活スタイル、住居の広さなどによって大きく変動します。

季節別の平均電気代を見てみましょう。春・秋(4月・5月・10月・11月)は比較的穏やかで、月額7,000〜10,000円程度に収まることが多いです。この時期は冷暖房をほとんど使わないため、電気代が最も安くなります。夏(6月〜9月)はエアコンの使用が増え、月額9,000〜13,000円程度になります。特に猛暑日が続く7月・8月は高めです。冬(12月〜3月)は暖房と給湯の両方で電力消費が増え、月額12,000〜18,000円程度と最も高くなります。寒冷地ではさらに高額になることもあります。

年間の電気代で見ると、約10万〜16万円程度が目安です。月平均にすると約8,300〜13,300円となります。

総務省の統計データによると、一人暮らし世帯の平均光熱費は月額約11,000円程度ですが、これにはガス・水道を含む金額です。オール電化の場合はガス代がない分、電気代だけでこの金額に近づくか、やや上回ることになります。

ただし、これらはあくまで平均値です。生活習慣や住居の断熱性能、契約している電力プランによって、実際の電気代は大きく異なります。

電気代が平均より高い・安いの判断基準

自分の電気代が平均と比べて高いのか安いのかを判断するには、いくつかのポイントを確認する必要があります。

電気代が平均より高いと考えられる基準は、春・秋で月12,000円以上、夏で月15,000円以上、冬で月20,000円以上かかっている場合です。これらに該当するなら、何らかの原因で電気を多く使いすぎている可能性があります。

電気代が高くなりやすい生活パターンとしては、在宅時間が長い(在宅勤務や自営業など)、エアコンを24時間つけっぱなしにしている、お風呂を毎日たっぷり張る、料理を頻繁にする、古い家電を使い続けている、といった特徴があります。

逆に、電気代が平均より安いと考えられる基準は、春・秋で月6,000円以下、夏で月8,000円以下、冬で月10,000円以下の場合です。これは節約意識が高いか、家にいる時間が少ないかのどちらかでしょう。

電気代が安くなりやすい生活パターンは、外出が多く家にいる時間が短い、夜間電力プランを活用している、こまめに電気を消す習慣がある、省エネ家電を使用している、お風呂はシャワーだけで済ませることが多い、といった点です。

ただし、「安ければ良い」というわけではありません。快適性を犠牲にしすぎて健康を害しては本末転倒です。自分にとって適切な電気代のバランスを見つけることが大切です。

家の広さ・設備による電気代の違い

同じ一人暮らしでも、住居の広さや設備によって電気代は大きく変わります。

間取り別の電気代目安を見てみましょう。ワンルーム・1K(20〜25㎡程度)の場合、月額7,000〜12,000円程度が一般的です。部屋が狭い分、冷暖房の効率が良く、電気代を抑えやすい傾向にあります。1DK・1LDK(30〜40㎡程度)になると、月額9,000〜15,000円程度になります。リビングと寝室を分けて冷暖房を使うと、電気代が上がりやすくなります。2DK以上(40㎡以上)の場合は、月額12,000〜18,000円以上になることもあります。複数の部屋を冷暖房すると、かなり電気代がかさみます。

設備による電気代の違いも重要です。エコキュートの容量が大きいほど、保温に電力を使うため電気代が上がる傾向にあります。一人暮らしなら180〜300L程度が適切ですが、それ以上の容量だと無駄が生じます。床暖房付きの物件は冬の電気代が大幅に上がります。快適ですが、電気代は通常のエアコンの1.5〜2倍程度になることもあります。浴室乾燥機を頻繁に使うと、1回あたり50〜100円程度の電気代がかかるため、月額で見ると無視できない金額になります。

築年数と断熱性能も電気代に影響します。築浅の物件は断熱性能が高く、冷暖房効率が良いため電気代を抑えやすい傾向にあります。一方、築20年以上の古い物件は断熱性能が低く、同じ温度設定でも電気代が高くなりがちです。

自分の住居の広さや設備を考慮して、適切な電気代の目安を把握しましょう。

電気代が「高く感じやすい」理由

オール電化の電気代は、実際の金額以上に「高い」と感じる人が多いのはなぜでしょうか。

ガス代と比較してしまうのが一つの理由です。ガス併用の住居では、ガス代が月3,000〜5,000円程度だったため、オール電化で電気代が月12,000円になると「高い」と感じてしまいます。しかし実際には、ガス併用時代の電気代5,000円+ガス代4,000円=合計9,000円と比べれば、大きく変わらないか、むしろ安い場合もあります。

電気代だけに光熱費が集約されることも、高く感じる原因です。ガス併用なら電気代とガス代が分散されていたのに対し、オール電化では全てが電気代に含まれるため、請求額が一つにまとまり、心理的に大きく感じやすいのです。

冬の電気代の高さがインパクト大という点もあります。夏場は月10,000円程度でも、冬場に一気に18,000円になると、その差額の大きさに驚いてしまいます。この季節変動の幅が、「オール電化は高い」という印象を強めています。

使用量が見えにくいことも問題です。ガスならメーターを見れば使用量が分かりやすいですが、電気は何にどれだけ使っているか把握しにくく、「気づいたら高額になっていた」という状況になりがちです。

初期の料金プラン選択ミスも影響します。オール電化向けの夜間電力プランに変更していなかったり、自分の生活パターンに合わないプランを契約していたりすると、本来より高い電気代を払うことになります。

実際の金額だけでなく、こうした心理的・構造的な要因も、「オール電化は高い」という印象につながっています。正しく理解すれば、決して高すぎるわけではないことが分かるでしょう。

オール電化で電気代が高くなりやすい原因のひとつがエアコン

オール電化の電気代が高くなる理由とは?

オール電化の電気代が高くなる具体的な原因を理解すれば、効果的な節約策も見えてきます。ここでは、電気代を押し上げる主な要因を詳しく解説します。

給湯(エコキュート)が電気代に与える影響

オール電化における電気代の最大の要因は、給湯に使うエコキュートです。

エコキュートの電気代は、一人暮らしで月額1,500〜3,000円程度が目安です。これは全体の電気代の15〜25%程度を占める大きな割合です。エコキュートは深夜の安い電力でお湯を沸かして貯めておく仕組みなので、上手に使えば効率的ですが、使い方を間違えると無駄が生じます。

エコキュートで電気代が高くなる原因としては、まず設定温度が高すぎることが挙げられます。60〜65℃程度が適切ですが、70℃以上に設定していると無駄に電力を消費します。次に、湯量設定が多すぎる場合です。一人暮らしなのに「標準」や「多め」に設定していると、使わないお湯を沸かすことになり電気代が無駄になります。保温時間が長すぎることも問題です。お湯を長時間保温し続けると、放熱分を補うために追加で電力を使います。日中の沸き増しも避けるべきです。深夜電力で足りなくなり、昼間に追加で沸かすと電気代が高くなります。

お風呂の使い方も大きく影響します。毎日浴槽にお湯を張ると、シャワーだけの場合に比べて2〜3倍の電気代がかかります。追い焚きを頻繁にすると、さらに電気代が上がります。

季節による違いも重要です。冬場は水道水の温度が低いため、同じ温度のお湯を作るのにより多くの電力が必要になります。これが冬の電気代が高くなる大きな理由の一つです。

エコキュートは便利な設備ですが、設定と使い方次第で電気代が大きく変わることを理解しておきましょう。

IHクッキングヒーターの消費電力

IHクッキングヒーターも、オール電化特有の電力消費源です。

IHの電気代は、一人暮らしで自炊する場合、月額500〜1,500円程度が目安です。これは使用頻度によって大きく変わります。毎日3食自炊する人と、週に数回しか料理しない人では、数倍の差が出ます。

IHクッキングヒーターの消費電力は、弱火で約500W、中火で約1,000W、強火で約2,000〜3,000Wです。強火で30分料理すると、約1〜1.5kWh、電気代にして30〜45円程度かかります。これを毎日続ければ、月額で900〜1,350円になります。

IHで電気代が高くなる使い方としては、常に強火で調理することが挙げられます。必要以上に強火を使うと、電力消費が跳ね上がります。鍋底が汚れているor変形していると、熱効率が下がり、余分に電力を消費します。予熱時間が長すぎることも無駄です。IHは立ち上がりが早いので、長時間予熱する必要はありません。

ガスコンロとの比較では、実は電気代とガス代はそれほど大きく変わりません。IHの方がやや高めになることもありますが、熱効率が良いため、調理時間が短く済むというメリットもあります。

IHの節約ポイントは、適切な火力を使う、鍋底を清潔に保つ、余熱調理を活用する、といった点です。これらを意識するだけで、月額数百円の節約になります。

料理好きで頻繁に調理する方は、IHの電気代も無視できない金額になるため、使い方を工夫しましょう。

暖房・冷房が電気代を押し上げる原因

オール電化では、冷暖房も全て電気で賄うため、エアコンの使い方が電気代に大きく影響します。

エアコンの電気代は、夏場の冷房で月額2,000〜5,000円程度、冬場の暖房で月額3,000〜8,000円程度が目安です。これは使用時間や設定温度によって大きく変動します。

冷房で電気代が高くなる原因は、設定温度が低すぎること(25℃以下など)、24時間つけっぱなしにしていること、フィルターが汚れていること、室外機に直射日光が当たっていること、といった点です。特に設定温度は重要で、1℃上げるだけで約10%の節電になります。

暖房で電気代が高くなる原因は、設定温度が高すぎること(23℃以上など)、エアコンだけに頼りすぎること、窓からの冷気を防いでいないこと、部屋が広すぎるエアコンで暖めようとしていること、といった点です。暖房は冷房よりも電力消費が大きいため、冬の電気代が特に高くなります。

床暖房やオイルヒーターを使っている場合は、さらに電気代が上がります。床暖房は快適ですが、電気代は通常のエアコンの1.5〜2倍になることもあります。オイルヒーターも消費電力が大きく、1時間あたり20〜30円程度かかります。

断熱性能の影響も大きいです。窓が単層ガラスだったり、隙間風が入ったりする部屋では、いくら暖房や冷房をしても効率が悪く、電気代が無駄に高くなります。

冷暖房は生活の質に直結するため、我慢しすぎるのも良くありませんが、適切な設定温度と使い方で、かなりの節約が可能です。

使い方次第で電気代が大きく変わるポイント

オール電化の電気代は、日々の小さな習慣の積み重ねで大きく変わります。

料金プランと生活リズムのミスマッチが最大のポイントです。オール電化向けの夜間電力プランは、夜間(23時〜7時頃)の電気代が安く、昼間が高い設定になっています。しかし、在宅勤務などで昼間に電気を多く使う人がこのプランを契約していると、逆に電気代が高くなります。

待機電力の累積も無視できません。使っていない家電のコンセントを挿しっぱなしにしていると、月額で500〜1,000円程度の無駄が生じます。特に、古いテレビや電子レンジ、温水洗浄便座などは待機電力が大きい傾向にあります。

家電の使い方の工夫不足も問題です。洗濯機や食洗機をまとめて使わずに少量ずつ何度も使う、掃除機を長時間かけ続ける、電気ポットを常時保温する、といった使い方は電気代を押し上げます。

古い家電を使い続けることも電気代が高くなる原因です。10年前のエアコンと最新のエアコンでは、消費電力が30〜50%も違うことがあります。冷蔵庫も同様で、買い替えることで月額1,000円以上節約できることもあります。

照明の使い方も地味に効いてきます。白熱電球をLEDに変える、使っていない部屋の電気をこまめに消す、といった基本的なことが積み重なって、月額数百円の差になります。

これらの小さな無駄を一つひとつ改善していくことで、トータルで月額2,000〜3,000円の節約も十分可能です。

ガス併用と比較|一人暮らしならオール電化は本当にお得?

オール電化とガス併用、一人暮らしではどちらが得なのでしょうか。光熱費だけでなく、それぞれのメリット・デメリットも含めて比較します。

オール電化とガス併用の光熱費比較

まず、光熱費の実際の金額を比較してみましょう。

オール電化の場合の月額光熱費は、電気代が8,000〜15,000円、水道代が2,000〜3,000円で、合計10,000〜18,000円程度です。ガス代はゼロなので、電気代と水道代だけで済みます。

ガス併用の場合の月額光熱費は、電気代が4,000〜7,000円、ガス代(都市ガス)が3,000〜6,000円、水道代が2,000〜3,000円で、合計9,000〜16,000円程度です。プロパンガスの場合はガス代がさらに高くなり、5,000〜8,000円程度になることもあります。

年間での比較を見ると、オール電化は年間約12万〜20万円、ガス併用(都市ガス)は年間約11万〜19万円程度です。プロパンガスだと年間13万〜22万円程度になります。

この比較から分かるのは、都市ガス併用とオール電化はほぼ同等ということです。どちらが得かは、使い方や契約プラン次第で変わります。プロパンガス併用よりはオール電化の方が安くなることが多いです。プロパンガスは都市ガスより割高なため、オール電化に切り替えることで光熱費を削減できる可能性があります。

夏と冬での差も考慮すべきです。オール電化は冬の電気代が跳ね上がりやすい一方、ガス併用は冬のガス代(給湯・暖房)が高くなります。結局、冬の光熱費はどちらも高くなる傾向にあり、大きな差はつきません。

単純な金額だけで判断するなら、都市ガスエリアならほぼ互角、プロパンガスエリアならオール電化が有利と言えるでしょう。

一人暮らしでオール電化が向いている人

光熱費がほぼ同等なら、どんな人がオール電化を選ぶべきでしょうか。

オール電化が向いている人の特徴は、まず火を使いたくない・安全性を重視したい方です。高齢者や料理初心者、ペットを飼っている方などは、火災リスクが低いオール電化が安心です。次に、プロパンガスエリアに住んでいる方です。プロパンガスは高額なため、オール電化に変えることで光熱費を削減できます。夜型の生活をしている方も向いています。夜間電力プランを活用すれば、深夜に家事をすることで電気代を抑えられます。災害時の復旧の早さを重視する方にもおすすめです。電気はガスより復旧が早い傾向にあります。部屋の空気を清潔に保ちたい方も、ガスを使わないため室内の空気が汚れにくいというメリットがあります。

オール電化のその他のメリットは、基本料金が電気代のみで済む、ガス漏れの心配がない、火災保険料が安くなることがある、キッチンの掃除が楽(IHは拭くだけ)、といった点です。

特に、安全性と清潔さを重視する方にとっては、光熱費が多少高くてもオール電化を選ぶ価値があるでしょう。

ガス併用の方が安くなるケース

逆に、ガス併用の方が有利になるケースもあります。

ガス併用が向いている人の特徴は、日中に在宅することが多い方です。オール電化の夜間電力プランは昼間の電気代が高いため、在宅勤務やフリーランスの方はガス併用の方が得になることがあります。料理が好きで火力にこだわりたい方も、ガスコンロの方が調理しやすいと感じるでしょう。都市ガスエリアに住んでいる方は、ガス代が比較的安いため、ガス併用でも光熱費を抑えられます。停電時でもガスが使えることを重視する方にも向いています。停電してもガスコンロで料理ができるのは大きなメリットです。

ガス併用のその他のメリットは、初期費用が安い(オール電化は設備導入費が高い)、電力会社を自由に選びやすい、夏場の電気代を抑えやすい(給湯をガスで賄うため)、といった点です。

特に、日中の在宅時間が長い方都市ガスが利用できる方は、ガス併用を選んだ方がトータルで得になる可能性が高いでしょう。

光熱費以外のメリット・デメリット

光熱費だけでなく、生活の質や利便性も考慮して選ぶことが大切です。

オール電化の光熱費以外のメリットは、火を使わないため安全性が高い、室内の空気が汚れにくい、ガス器具のメンテナンスが不要、火災リスクが低く火災保険料が安くなることがある、IHは掃除が楽、といった点です。

オール電化の光熱費以外のデメリットは、停電時に全ての機能が使えなくなる、IHは使える調理器具が限られる(土鍋や銅鍋が使えないなど)、料理の火加減がガスに比べて調整しにくいと感じる人もいる、初期費用が高い(エコキュートやIHの導入費用)、といった点です。

ガス併用の光熱費以外のメリットは、停電時でもガスコンロで料理ができる、火力が強く料理がしやすい、どんな調理器具でも使える、初期費用が安い、といった点です。

ガス併用の光熱費以外のデメリットは、火災リスクがある、ガス漏れの心配がある、室内の空気が汚れやすい、ガス器具の定期メンテナンスが必要、ガスコンロの掃除が大変、といった点です。

総合的な判断基準としては、光熱費は都市ガスならほぼ同等、プロパンならオール電化が有利。安全性・清潔さ重視ならオール電化、料理のしやすさ・停電対策重視ならガス併用。日中在宅が多いならガス併用、夜型生活ならオール電化、といった視点で選ぶと良いでしょう。

どちらが絶対的に優れているわけではなく、自分の生活スタイルや価値観に合った方を選ぶことが重要です。

オール電化で電気代が高くなりやすい原因のひとつがエアコン

季節別に見る|一人暮らしのオール電化電気代(夏・冬)

オール電化の電気代は季節によって大きく変動します。季節ごとの特徴を理解して、適切な対策を取りましょう。

夏の電気代が高くなる原因

夏場の電気代は冷房の使用が主な原因ですが、それだけではありません。

夏の電気代の内訳を見ると、エアコン(冷房)が全体の40〜50%、冷蔵庫が15〜20%、給湯(エコキュート)が10〜15%、その他の家電が20〜30%程度を占めます。やはりエアコンの影響が最も大きいですが、冷蔵庫の消費電力も無視できません。

夏にエアコンの電気代が高くなる理由は、外気温と室温の差が大きいこと、湿度が高く除湿にも電力を使うこと、連続運転時間が長いこと、室外機に直射日光が当たって効率が下がること、といった点です。特に、猛暑日が続く7月下旬〜8月は、エアコンをほぼ24時間稼働させることになり、電気代が跳ね上がります。

冷蔵庫の電気代も上がる理由は、外気温が高いため庫内を冷やすのに多くの電力が必要になること、冷たい飲み物を求めて開閉回数が増えること、アイスや冷凍食品を多く保管すること、といった点です。

夏特有の電力消費として、扇風機やサーキュレーター、除湿機などを追加で使うことも電気代を押し上げます。

夏の電気代の目安は、一人暮らしで月額9,000〜13,000円程度です。猛暑が続く年や、エアコンをつけっぱなしにする場合は15,000円を超えることもあります。

夏は冬ほど極端に高くはなりませんが、連日の猛暑が続くと、確実に電気代は上昇します。

冬の電気代が特に高くなる理由

冬場の電気代は、オール電化で最も高額になる時期です。

冬の電気代の内訳は、暖房(エアコンや床暖房)が全体の40〜60%、給湯(エコキュート)が20〜30%、照明・家電が20〜30%程度を占めます。暖房と給湯の両方が電気代を押し上げるため、冬は特に高くなります。

冬に暖房の電気代が高くなる理由は、外気温と室温の差が非常に大きいこと、暖房は冷房よりも消費電力が大きいこと、朝晩の冷え込みが厳しく長時間使用すること、断熱性能の低い部屋では効率が悪いこと、といった点です。特に、外気温が0℃近くまで下がる地域では、エアコンの効率が極端に悪くなり、電気代が跳ね上がります。

給湯の電気代も上がる理由は、水道水の温度が低いため、同じ温度のお湯を作るのにより多くの電力が必要になること、寒い時期はシャワーや入浴の時間が長くなりがちなこと、お湯の温度設定を高めにすることが多いこと、といった点です。冬は夏の1.5〜2倍の電力を給湯に使うこともあります。

床暖房やオイルヒーターを使っている場合は、さらに電気代が上乗せされます。床暖房は快適ですが、電気代は月額で5,000〜10,000円程度追加になることもあります。

冬の電気代の目安は、一人暮らしで月額12,000〜18,000円程度です。寒冷地や床暖房を使う場合は20,000円を超えることも珍しくありません。

冬の電気代の高さは、オール電化最大のデメリットと言えるでしょう。しかし、これはガス併用でも同様で、冬はガス代が跳ね上がります。どちらを選んでも、冬の光熱費は覚悟しておく必要があります。

季節ごとに意識したい使い方の違い

季節に応じて電気の使い方を変えることで、効率的に節約できます。

夏の節約ポイントは、エアコンの設定温度を28℃にする(1℃上げるだけで約10%節電)、扇風機やサーキュレーターを併用して空気を循環させる、遮光カーテンや日よけで室温上昇を防ぐ、室外機に日よけをつける、フィルター掃除をこまめに行う、といった点です。また、冷蔵庫の設定を「中」や「弱」にする、冷蔵庫の開閉を減らす、冷たい飲み物は常温で保管してから冷やす、といった工夫も効果的です。

冬の節約ポイントは、エアコンの設定温度を20℃にする(1℃下げるだけで約10%節電)、厚着をして設定温度を下げる、窓に断熱シートやカーテンを使って冷気を遮断する、こたつや電気毛布など部分暖房を活用する、加湿器で体感温度を上げる、といった点です。また、エコキュートの設定温度を下げる、シャワー時間を短くする、浴槽のお湯を減らす、といった給湯面での工夫も重要です。

春・秋の節約ポイントは、冷暖房をできるだけ使わない、窓を開けて自然の風を取り入れる、この時期にエアコンのフィルター掃除や点検をしておく、といった点です。春・秋は電気代が最も安くなる時期なので、この時期に家電の見直しや契約プランの変更を検討するのも良いでしょう。

季節の変わり目に見直すべきことは、エコキュートの湯量設定を調整する(夏は少なめ、冬は多め)、冷蔵庫の設定を変える(夏は強め、冬は弱め)、電力プランが自分の生活に合っているか確認する、といった点です。

季節ごとに意識的に使い方を変えることで、年間で数千円〜1万円以上の節約も可能です。

年間を通して電気代を抑える考え方

季節変動があるからこそ、年間トータルで考えることが大切です。

月々の変動を受け入れることがまず重要です。冬に月18,000円かかっても、夏が10,000円、春秋が7,000円なら、年間平均で月約11,000円程度に収まります。月々の変動に一喜一憂せず、年間トータルで予算を考えましょう。

年間予算を立てるのも効果的です。例えば、年間13万円(月平均約10,800円)を目標にして、夏と冬は少し高めでも春秋で節約する、といった計画的な管理ができます。

季節ごとの重点対策を決めることも有効です。冬は暖房と給湯の節約に集中、夏は冷房の効率化に集中、春秋は家電の見直しや契約プランの変更、といった具合に、季節ごとにテーマを決めて取り組むと効果的です。

無理のない範囲で節約することも忘れてはいけません。真夏や真冬に冷暖房を我慢しすぎると、健康を害したり、風邪を引いて医療費がかかったりして本末転倒です。快適性と節約のバランスを取ることが、長続きする秘訣です。

電気代の推移を記録する習慣も有効です。毎月の電気代と使用量をメモしておくと、前年同月と比較できて、節約の成果が見えやすくなります。電力会社のアプリやマイページを活用すれば、簡単に記録できます。

季節変動を理解した上で、年間トータルで適切な電気代に収めることを目指しましょう。

一人暮らしでもできるオール電化の電気代節約方法

最後に、一人暮らしでも無理なく実践できる具体的な節約方法をご紹介します。

電力会社・料金プランを見直す

電気代節約の第一歩は、契約内容の見直しです。

オール電化向けプランに変更することが最も重要です。多くの電力会社が、夜間の電気代が安くなる「オール電化向けプラン」を提供しています。例えば、東京電力の「スマートライフプラン」、関西電力の「はぴeタイムR」、中部電力の「スマートライフプラン」などです。これらのプランでは、深夜1時〜6時頃の電気代が通常の1/3〜1/2程度になるため、エコキュートを夜間に稼働させれば大幅に節約できます。

自分の生活パターンに合ったプランを選ぶことも大切です。夜型の生活をしている人は夜間電力プランが得ですが、日中在宅が多い人は逆に高くなることがあります。在宅勤務が多い場合は、昼間の電気代が高すぎないバランス型のプランを選ぶか、むしろ標準プランの方が得なこともあります。

新電力会社への乗り換えも検討すると良いでしょう。楽天でんき、ENEOSでんき、Looopでんきなど、大手電力会社よりも基本料金や従量料金が安い新電力会社もあります。ただし、オール電化向けの夜間割引プランがない場合もあるので、必ずシミュレーションしてから乗り換えましょう。

料金プラン見直しのステップは、現在の電気使用量と料金を確認する、時間帯別の使用量を把握する(電力会社のマイページで確認可能)、複数のプランでシミュレーションする、最も安くなるプランに変更する、という流れです。

プラン変更だけで、月額1,000〜2,000円、年間で1〜2万円以上節約できることもあります。

夜間電力を上手に使うコツ

オール電化向けプランの最大のメリットは、夜間電力の安さです。これを最大限活用しましょう。

エコキュートを夜間に稼働させるのが基本です。設定で「深夜のみ」や「おまかせ」モードにしておけば、自動的に夜間の安い時間帯にお湯を沸かしてくれます。日中の沸き増しは極力避けましょう。

家事を夜間にシフトするのも効果的です。洗濯機、食洗機、掃除機などは、できるだけ夜間に使うようにします。タイマー機能がある家電なら、夜間に自動で動くように設定できます。ただし、集合住宅の場合は騒音に注意が必要です。洗濯機は22時以降は控えるなど、近隣への配慮も忘れずに。

炊飯器やポットも夜間に活用します。炊飯の予約機能を使って深夜に炊く、電気ポットで夜間にお湯を沸かして保温するのではなく魔法瓶に移す、といった工夫ができます。

夜間蓄熱式暖房機を検討するのも一つの方法です。夜間に熱を蓄えて昼間に放熱する暖房機なら、暖房費を大幅に削減できます。ただし、初期費用がかかるため、長期的な視点で検討しましょう。

夜間電力を使う際の注意点は、騒音に配慮する、安全性を確認する(夜間に家電を無人で動かす場合)、生活リズムを崩さない範囲で行う、といった点です。

夜間電力を上手に活用すれば、月額1,000〜3,000円程度の節約が可能です。

家電の使い方を少し変えるだけの節約術

日々の小さな工夫の積み重ねが、大きな節約につながります。

エアコンの節約術は、自動運転モードを使う(こまめにON/OFFするより節電)、風向きを調整する(冷房は水平、暖房は下向き)、室外機の周りを整理する、2週間に1回フィルター掃除をする、扇風機と併用する、といった点です。これだけで月額500〜1,000円の節約になります。

エコキュートの節約術は、設定温度を60〜65℃にする、湯量を「少なめ」に設定する、保温時間を最小限にする、シャワー時間を1分短くする、といった点です。これで月額300〜500円の節約が可能です。

冷蔵庫の節約術は、設定温度を「中」または「弱」にする、詰め込みすぎない(目安は7割程度)、熱いものは冷ましてから入れる、開閉回数と時間を減らす、壁から少し離して設置する、といった点です。月額200〜300円の節約になります。

照明の節約術は、白熱電球をLED電球に交換する、使っていない部屋の電気はこまめに消す、人感センサー付き照明を活用する、といった点です。LED化だけで月額300〜500円節約できることもあります。

待機電力を削減することも重要です。使っていない家電のコンセントを抜く、節電タップを使う、長期不在時は冷蔵庫以外のコンセントを全て抜く、といった習慣で月額500〜800円の節約になります。

その他の小技としては、テレビの明るさを下げる、パソコンの省電力モードを使う、温水洗浄便座の温度を下げる・オフシーズンは切る、電気ポットではなく必要な分だけ電気ケトルで沸かす、といった工夫があります。

これらの小さな節約術を組み合わせれば、月額2,000〜3,000円、年間で2〜3万円以上の節約も十分可能です。

無理なく続けられる節約ポイントまとめ

節約は継続してこそ意味があります。無理なく続けられるポイントを押さえましょう。

優先順位をつけることが大切です。最も効果が高いのは、電力プランの見直し、夜間電力の活用、エアコンと給湯の使い方改善、です。これらに集中すれば、細かいことを気にしすぎなくても十分節約できます。

完璧を目指さないことも重要です。毎日全ての節約術を実践しようとすると疲れてしまいます。「できるときにできることをやる」くらいの気持ちで、ストレスなく続けましょう。

快適性を犠牲にしすぎないことも忘れずに。真夏に冷房を我慢して熱中症になったり、真冬に暖房を切って風邪を引いたりしては本末転倒です。健康第一で、無理のない範囲で節約しましょう。

習慣化することが成功の鍵です。最初は意識的に行っていた節約も、習慣になれば苦にならなくなります。例えば、部屋を出るときに電気を消す、お風呂から上がるときにシャワーをきちんと止める、といった基本的なことを習慣化しましょう。

効果を確認することでモチベーションを維持できます。毎月の電気代を記録して、前月や前年同月と比較してみましょう。節約の成果が見えれば、続ける励みになります。

長期的な視点を持つことも大切です。古い家電を省エネ家電に買い替える、断熱カーテンに変える、といった初期投資が必要な節約は、すぐに効果は出ませんが、長期的には大きな節約につながります。

一人暮らしの節約は無理しないことが鉄則です。月に数千円の節約のために生活の質を大幅に下げるより、適切な料金プランを選び、基本的な節約習慣を身につけることで、快適さを保ちながら電気代を抑えることができます。

まとめ|オール電化は使い方次第でお得になる

一人暮らしのオール電化は、確かに冬場の電気代が高くなりやすいという特徴がありますが、決して「高すぎる」わけではありません。適切な料金プランを選び、夜間電力を活用し、日々の使い方を少し工夫するだけで、ガス併用と同等かそれ以下の光熱費に抑えることができます。

電気代の平均は月8,000〜15,000円程度で、年間では12万〜16万円が目安です。これは都市ガス併用とほぼ同等の金額であり、プロパンガス併用よりは安くなることが多いです。

電気代が高くなる主な原因は、給湯(エコキュート)、冷暖房(エアコン)、IHクッキングヒーターの使い方です。特に冬場は給湯と暖房の両方で電力を使うため、電気代が跳ね上がります。

効果的な節約方法は、オール電化向けの料金プランに変更する、夜間電力を積極的に活用する、エアコンと給湯の使い方を見直す、待機電力を削減する、LED照明に変える、といった基本的なことです。これらを実践すれば、月2,000〜3,000円、年間で2〜3万円以上の節約も可能です。

オール電化のメリットは、安全性が高い、火災リスクが低い、室内の空気が汚れにくい、ガス代がかからない、といった点です。光熱費だけでなく、こうした生活の質や安全性も含めて、トータルで判断することが大切です。

一人暮らしのオール電化は、正しい知識を持って適切に使えば、決して「高すぎる」ものではありません。この記事で紹介した節約方法を参考に、快適さを保ちながら賢く電気代を抑えて、充実したオール電化生活を送ってください。

オール電化で電気代が高くなりやすい原因のひとつがエアコン

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