はじめに
「四柱推命は、生まれた時間が分からないと占えないの?」「母子手帳に時間が書いていなかったけれど、どうすればいい?」と不安に感じている方は多いのではないでしょうか。
四柱推命では、生年月日に加えて、生まれた時間から「時柱」を求めます。時柱は、晩年や子ども、内面などを読み解くときに使われるため、出生時間が分かると、より詳しい鑑定ができます。
一方で、出生時間が分からなくても、年柱・月柱・日柱の三柱で、多くのことを読み解くことは可能です。
この記事では、生まれた時間が四柱推命で重要とされる理由、時柱から分かること、出生時間が分からない場合の対処法、出生時間の調べ方、そして12の時辰(じしん)と、自分の時柱の確認方法までを、初心者向けに分かりやすく解説します。
四柱推命で生まれた時間はなぜ重要?時柱から分かることを解説

四柱推命における「生まれた時間」とは?
四柱推命における「生まれた時間」とは、生まれた時刻(何時何分に生まれたか)のことで、命式の4つ目の柱である「時柱」を決めるために使います。
四柱推命は、生まれた年・月・日・時間の4つの柱で、命式(運命の設計図)を作ります。そのうち、時間だけは、生年月日とは別に、出生時刻という情報が必要になります。
年柱・月柱・日柱・時柱の違い
4つの柱は、それぞれ次のような役割を持つとされます。
| 柱 | 決まり方の基準 | 主に表すとされるもの | 年代のイメージ(流派により異なる) |
|---|---|---|---|
| 年柱 | 生まれた年 | 先祖・親・幼少期・社会的な背景 | 幼少期 |
| 月柱 | 生まれた月 | 両親・仕事・才能・社会での立場 | 青年期 |
| 日柱 | 生まれた日 | 自分自身・配偶者・本質的な性格 | 壮年期 |
| 時柱 | 生まれた時間 | 子ども・部下・内面・晩年・将来の可能性 | 晩年 |
年柱から時柱へと、人生の時間の流れに沿って並んでいる、と考えると、分かりやすいでしょう。なお、年代の区切りや、各柱が表す内容は、流派によって考え方が異なります。
生まれた時間から作られる「時柱」とは?
時柱とは、生まれた時間を、2時間ごとの十二支(時支)に当てはめ、日干との組み合わせで、天干(時干)を決めて作る柱です。
- 時支(地支):生まれた時間帯で決まる(例:7時〜9時なら「辰」)
- 時干(天干):日干と時支の組み合わせで決まる
つまり、時柱を出すには、生まれた時間に加えて、日柱の天干(日干)が必要になります。具体的な時柱の出し方は、後半の「自分の出生時間から時辰を確認する方法」で、対応表を紹介します。
なぜ出生時間が四柱推命で重要なの?
出生時間が重要とされる主な理由は、次のとおりです。
- 命式が完成する:年・月・日・時の4つがそろって、はじめて完全な命式になります。
- 五行のバランスが変わる:時柱が加わると、木・火・土・金・水の数が変わり、命式の印象が変わることがあります。
- 人生後半や内面が読める:時柱は、晩年や子ども、内面などを表すため、これらを詳しく見るには、時柱が必要です。
- 同じ生年月日でも、時間で違いが出る:同じ日に生まれた人でも、生まれた時間帯によって、時柱が異なり、読み解く内容にも違いが出ます。
同じ日に生まれた人は、年柱・月柱・日柱が共通します。その中で、違いを生むのが時柱です。
生まれた時間によって命式はどこまで変わる?
生まれた時間によって、次のような点が変わります。
変わるもの
- 時柱(時干・時支)
- 命式全体の五行の数とバランス
- 時柱に付く通変星、十二運、特殊星
- 大運の開始年齢(節入りまでの日数を、時刻まで含めて数える場合)
基本的に変わらないもの
- 年柱、月柱、日柱
- 日干(自分自身を表す、最も重要な要素)
ただし、次のような境目では、年柱・月柱・日柱にも影響します。
- 節入りの日:月柱が、節入りの時刻をまたいで変わることがあります。
- 23時前後:流派によっては、23時で日が切り替わるため、日柱が変わることがあります。
- 1〜2月の立春前後:年柱が変わる場合があります。
日干は、基本的には生年月日で決まるため、時間が分からなくても、自分の基本的な性質は、読み解けます。
出生時間が正確であることが重要な理由
出生時間は、時辰の境目(奇数時の時刻)に近いほど、正確さが重要になります。
たとえば、10時59分生まれなら「巳」、11時01分生まれなら「午」で、時柱が変わります。わずか数分の差で、命式の内容が変わるため、時間が分かる場合は、できるだけ正確に入力しましょう。
また、出生地の経度によって、実際の太陽の位置(真太陽時)との間に、ズレが生じます。これを補正すると、時柱が変わる場合もあります。詳しくは、後述します。
四柱推命の生まれた時間から何が分かる?性格・才能・人生後半への影響
時柱から読み取れる基本的な性質
時柱は、次のような性質を読み取る手がかりになります。
- 内面の性格や、本音(人に見せない部分)
- 晩年の運気の傾向
- 子どもや、部下、後輩との縁
- 将来の可能性や、長く続けたいこと
- 人生の最終的な「実り」
年柱・月柱・日柱が、これまでの人生を、大きく表すのに対し、時柱は、これからの人生や、内面の深い部分を表す、といったイメージです。
生まれた時間と性格・内面の関係
時柱は、内面の性格や本音を表すとされます。日柱が、「自分の本質」を表すのに対し、時柱は、「人に見せない部分」「心の奥にある願い」を表すと解釈されることが多いです。
たとえば、日干が丙(太陽)のように、明るい性質を持っていても、時柱に水の性質が強く出ていれば、内面には、繊細さや慎重さを持っている、と読めます。
時支の五行から、次のようなイメージを持つこともあります。
- 木(寅・卯):成長への意欲、向上心
- 火(巳・午):情熱、内に秘めた熱意
- 土(丑・辰・未・戌):安定への願い、粘り強さ
- 金(申・酉):決断、こだわり
- 水(子・亥):思慮深さ、感受性
時柱から見る才能や能力
時柱は、晩年に開花する才能や、長く続けられる分野を、示すとも読まれます。
- 時干の通変星から、才能の方向性を読む(表現力、探究心、責任感など)
- 時支の十二運から、エネルギーの状態を読む
- 時柱にある特殊星から、個性を補足する
若いうちは、まだ表に出にくい才能が、年齢を重ねるにつれて、現れてくる、と読む場合もあります。
時柱から見る子どもとの縁
時柱は、子どもとの縁や、部下・後輩との関係を表す、と解釈されます。
伝統的な見方では、男性にとっては官星(正官・偏官)、女性にとっては食傷(食神・傷官)が、子どもを表す星とされ、時柱にどの星があるかを見ます。ただし、現代の多様な家族のあり方すべてに当てはまるわけではなく、あくまで一つの見方です。
子どもの有無や、関わり方を、断定するものではありません。
時柱から見る人生後半や晩年の傾向
時柱は、人生後半や、晩年の傾向を表す柱とされます。
- 時柱が安定している:晩年に、落ち着いた環境を築きやすいと読む
- 時柱に、変化を表す星がある:晩年になっても、新しい挑戦を続けやすいと読む
- 時柱が、日干を助ける五行である:晩年に、支えを得やすいと読む
ただし、晩年の運勢は、時柱だけでなく、大運や年運の流れも、大きく関わります。
生まれた時間から恋愛や結婚について分かること
恋愛や結婚は、主に日柱(特に日支)を中心に読みますが、時柱も、補足として使われます。
- 時柱が、日支と合の関係になる:パートナーとの関係が、安定しやすいと読む
- 時柱に、恋愛に関わる特殊星がある:魅力や、人間関係の傾向を補足する
- 時柱が、子どもの星を表す:結婚後の、家庭の形を考える手がかりにする
出生時間が分からなくても、日柱を中心に、恋愛や結婚の傾向は読み解けます。
時柱だけで運勢を判断してはいけない理由
時柱だけで運勢を判断するのは、おすすめできません。理由は、次のとおりです。
- 命式の基本は、日干と全体のバランス:時柱は、命式の一部にすぎません。
- 運勢は、大運や年運とも関係する:生まれ持った命式に、時間とともに巡る運気が重なって、表れます。
- 時柱が、間違っている可能性もある:出生時間が不正確だと、読み解き自体がずれます。
- 本人の選択や、環境の影響も大きい:占いの結果は、傾向にすぎません。
時柱は、命式全体を読み解くための、大切な要素のひとつと、とらえましょう。
四柱推命で生まれた時間が分からない場合はどうする?占える範囲と注意点
生まれた時間が分からなくても四柱推命はできる?
生まれた時間が分からなくても、四柱推命で占うことは可能です。年柱・月柱・日柱の「三柱」で、命式を作り、読み解きます。
多くの無料の命式作成ツールでも、出生時間を「不明」として、命式を作れます。実際の鑑定でも、出生時間が不明な場合は、三柱で鑑定されることが多いです。
出生時間が分からなくても分かること
三柱でも、次のようなことは、読み解けます。
- 日干から見る、基本的な性格や気質
- 五行のバランス(三柱の範囲で)
- 月柱を中心とした、仕事や才能の傾向
- 日支から見る、恋愛や結婚の傾向
- 大運・年運・月運・日運といった、運気の流れ
- 相性(日柱を中心に)
四柱推命の、中心となる部分は、三柱でも、十分に読み解けます。
出生時間が分からないと分かりにくくなること
一方、出生時間が分からないと、次のような点は、分かりにくくなります。
- 晩年の傾向や、人生後半の詳しい読み解き
- 子どもや、部下との縁
- 内面の、深い部分(時柱が表す部分)
- 時柱を含めた、五行のバランスと、通変星の構成
- 時柱にある、十二運や特殊星
また、時柱が加わることで、命式全体の印象が変わる可能性があるため、三柱での読み解きは、暫定的なものと考えておくとよいでしょう。
年柱・月柱・日柱の三柱だけで見る場合の注意点
三柱だけで見る場合は、次の点に注意しましょう。
- 時柱の内容は、読み取れない:晩年などについて、断定的に語られている場合は、注意が必要です。
- 境目の生まれは、確認が必要:節入りの日や、立春前後の生まれは、月柱や年柱が変わる可能性があります。
- 五行のバランスは、三柱での暫定的なもの:時柱が加わると、変わる可能性があります。
- 出生時間が分かったときに、読み直す:あとから出生時間が分かった場合は、命式を作り直してみましょう。
「朝」「昼」「夜」しか分からない場合はどうする?
「朝に生まれたと聞いた」「夜だったらしい」など、大まかな時間帯しか分からない場合は、時辰の範囲から、候補を絞ることができます。
| 大まかな時間帯 | 該当しやすい時辰(目安) |
|---|---|
| 明け方(3時〜7時頃) | 寅・卯 |
| 朝(5時〜11時頃) | 卯・辰・巳 |
| 昼(11時〜15時頃) | 午・未 |
| 夕方(15時〜19時頃) | 申・酉 |
| 夜(19時〜23時頃) | 戌・亥 |
| 深夜(23時〜3時頃) | 子・丑 |
時間帯の感覚には個人差があるため、上記はあくまで目安です。候補が複数ある場合は、それぞれの時柱を出して、比べてみる方法があります(詳しくは、後述します)。
出生時間を推測して鑑定してもいい?
出生時間を推測して命式を作ること自体は可能ですが、次の点に注意が必要です。
- 「正午(12時)」などで、仮に入力するのは避ける:実際の時間とずれて、時柱が異なる可能性があります。
- 推測した時柱を、断定的に読まない:参考程度にとどめ、まずは三柱の読み解きを中心にします。
- 時柱を推定する鑑定もある:鑑定者の中には、これまでの人生の出来事と、命式を照らし合わせて、時柱を推定する人もいます。ただし、精度には限界があり、当てはめの解釈になりやすい点に、注意が必要です。
不明な部分は、不明として扱い、分かる範囲で読み解くのが、誠実な向き合い方です。
出生時間が不明な場合でも無料で命式を作れる?
出生時間が不明でも、無料で命式を作れます。多くの無料ツールには、出生時間の欄に、「不明」を選ぶ機能があります。
- 「不明」を選ぶ、または空欄のまま作成する
- 年柱・月柱・日柱の三柱が表示される
- 時柱は、「不明」「なし」などと表示される
「不明」の選択肢がないツールの場合は、他のツールを探すか、正午などを仮入力する場合は、時柱の内容を、参考程度にとどめましょう。
四柱推命の出生時間を調べる方法|母子手帳・家族への確認など
まず母子手帳で出生時間を確認する
出生時間を調べる方法として、最も確実で、手軽なのが、母子手帳(母子健康手帳)です。
- 出産の状況を記録するページに、出生時刻が記載されていることが多いです。
- 「〇時〇分」と、分単位で書かれている場合もあります。
- 保管場所は、実家や、家族の荷物の中など、探してみましょう。
母子手帳が見つかったら、出生時刻の欄を確認し、「午前・午後」や、24時間表記の違いにも注意して、読み取りましょう。
両親や家族に生まれた時間を聞いてみる
母子手帳が見つからない場合は、家族に確認してみましょう。
- 母親や、父親、祖父母など、出産に立ち会った人に聞く
- きょうだいがいる場合は、きょうだいの記録も参考になることがある
- 「〇時頃だった」「夜中だった」「朝ごはんの前だった」などの、記憶も、手がかりになる
記憶があいまいな場合は、時間帯の候補を、絞る材料にしましょう。
出生に関する記録を確認する
ほかにも、出生に関する記録が、手元に残っていることがあります。
- 出生証明書の控えや、出産時の書類
- お祝い事の記録(日記、アルバム、育児日記など)
- 親戚や、友人との連絡の記録(出産の連絡を受けた日時など)
なお、戸籍には、出生の日は記載されますが、出生時刻は記載されません。出生届には出生時刻を記載する欄があるため、市区町村の窓口や、法務局で、出生届の記載事項に関する証明書を請求できる場合があります。
ただし、保存期間や、請求できる人の条件などがあるため、手続きの詳細は、窓口で確認してください。
生まれた病院などに記録が残っている場合は?
生まれた病院や、助産院に、記録が残っている場合もあります。
- 病院に、問い合わせて、出生時刻の記録が残っているか確認する
- 個人情報の扱いに関する手続きが、必要な場合がある
ただし、診療記録の保存期間には限りがあり、古い記録は、残っていないことも多いです。病院が閉院している場合も、あります。
負担の大きい調査は、無理のない範囲にとどめましょう。
出生時間が複数の候補に絞られる場合の対処法
出生時間が、「11時〜13時のどこか」「深夜だったと思う」など、複数の候補に絞られる場合は、次の方法を試してみましょう。
- 候補となる時辰を、すべて書き出す:たとえば、午(11〜13時)と、未(13〜15時)など。
- それぞれの時柱を出す:対応表を使って、時柱の干支を確認します。
- それぞれの命式を、比べる:五行のバランスや、通変星の違いを確認します。
- 性格や、これまでの人生と、照らし合わせる:どの命式が、自分の実感に近いか、参考にします。
- 最終的な判断は、慎重に:確信が持てない場合は、三柱を中心に読み、時柱は、参考にとどめます。
出生時間が「○時頃」しか分からない場合の考え方
「〇時頃」しか分からない場合は、時辰の境目に近いかどうかを、確認します。
- 境目から離れている場合:たとえば、「8時頃」なら、辰(7〜9時)の真ん中で、時柱は、ほぼ確定と考えられます。
- 境目に近い場合:たとえば、「9時頃」「11時頃」は、前後の時辰にまたがる可能性があるため、両方の時柱を、出して比べます。
時辰の境目は、奇数時(1時・3時・5時・7時・9時・11時・13時・15時・17時・19時・21時・23時)です。
正確な出生時間が分かったら命式を作成してみよう
正確な出生時間が分かったら、次の手順で、命式を作成してみましょう。
- 無料の命式作成ツールを開く
- 生年月日、出生時間、性別、出生地を入力する
- 時柱を含めた、四柱の命式を確認する
- これまで三柱で読んでいた内容と、見比べる
時柱が加わることで、五行のバランスや、通変星が変わる場合があります。新しい発見を、楽しみながら、命式を見直してみましょう。
四柱推命の出生時間と12の時辰|自分の時柱を確認する方法
四柱推命における「12の時辰」とは?
時辰(じしん)とは、1日(24時間)を、2時間ごとに12等分し、それぞれに十二支を当てはめた、古い時間の区切りです。子の刻、丑の刻、などと呼ばれます。
四柱推命では、生まれた時間が、どの時辰にあたるかで、時柱の地支(時支)が決まります。
子の刻から亥の刻までの時間帯一覧
| 時辰 | 時間帯 | 五行 |
|---|---|---|
| 子(ね) | 23:00〜0:59 | 水 |
| 丑(うし) | 1:00〜2:59 | 土 |
| 寅(とら) | 3:00〜4:59 | 木 |
| 卯(う) | 5:00〜6:59 | 木 |
| 辰(たつ) | 7:00〜8:59 | 土 |
| 巳(み) | 9:00〜10:59 | 火 |
| 午(うま) | 11:00〜12:59 | 火 |
| 未(ひつじ) | 13:00〜14:59 | 土 |
| 申(さる) | 15:00〜16:59 | 金 |
| 酉(とり) | 17:00〜18:59 | 金 |
| 戌(いぬ) | 19:00〜20:59 | 土 |
| 亥(い) | 21:00〜22:59 | 水 |
以下、各時辰の特徴を、順に紹介します。なお、時支の五行のイメージは、内面や晩年の傾向を、読み解く手がかりとして使われますが、解釈は流派によって異なります。
23時〜1時「子の刻」
真夜中にあたる時辰で、十二支の始まりです。五行は「水」で、知性、感受性、思慮深さを表すとされます。1日の終わりと始まりが重なる時間帯のため、23時台と0時台で、日の扱いが異なる場合があります(後述)。
1時〜3時「丑の刻」
夜更けにあたる時辰で、五行は「土」です。忍耐強さ、誠実さ、粘り強さを表すとされます。コツコツと積み重ねる力や、内に秘めた強さを、読み取ります。
3時〜5時「寅の刻」
夜明け前にあたる時辰で、五行は「木」です。行動力、向上心、始まりの勢いを表すとされます。新しいことに挑戦する意欲や、成長への願いを、読み取ります。
5時〜7時「卯の刻」
日の出の頃にあたる時辰で、五行は「木」です。優しさ、柔軟さ、協調性を表すとされます。人当たりのよさや、穏やかな成長を、読み取ります。
7時〜9時「辰の刻」
朝にあたる時辰で、五行は「土」です。理想の高さ、変化、大きなスケールを表すとされます。情熱と冷静さを併せ持つ面を、読み取ります。
9時〜11時「巳の刻」
午前中にあたる時辰で、五行は「火」です。洞察力、魅力、情熱を表すとされます。直感の鋭さや、内に秘めた熱意を、読み取ります。
11時〜13時「午の刻」
正午をはさむ時辰で、五行は「火」です。華やかさ、情熱、感情の豊かさを表すとされます。明るさや、エネルギーの高さを、読み取ります。
13時〜15時「未の刻」
午後にあたる時辰で、五行は「土」です。優しさ、面倒見のよさ、粘り強さを表すとされます。家庭的な面や、頑固さも併せ持つ点を、読み取ります。
15時〜17時「申の刻」
夕方にさしかかる時辰で、五行は「金」です。器用さ、社交性、機転を表すとされます。変化を楽しむ力や、自由を好む面を、読み取ります。
17時〜19時「酉の刻」
夕暮れにあたる時辰で、五行は「金」です。美意識、繊細さ、完璧主義を表すとされます。洗練された感性や、こだわりを、読み取ります。
19時〜21時「戌の刻」
夜にあたる時辰で、五行は「土」です。誠実さ、義理堅さ、一途さを表すとされます。信頼を大切にする面や、頑固さを、読み取ります。
21時〜23時「亥の刻」
夜更けにさしかかる時辰で、五行は「水」です。純粋さ、まっすぐさ、思い込んだら一直線の面を表すとされます。深い思いや、探究心を、読み取ります。
自分の出生時間から時辰を確認する方法
自分の時柱は、次の手順で確認できます。
- 出生時間から、時辰(時支)を調べる:上の一覧で、生まれた時間がどの時辰にあたるかを確認します。
- 自分の日干を確認する:命式の日柱の天干(日干)を調べます。
- 日干と時支から、時柱を調べる:下の対応表で、時柱の干支を確認します。
【時柱の対応表(日干と時支の組み合わせ)】
| 時支 | 甲・己の日 | 乙・庚の日 | 丙・辛の日 | 丁・壬の日 | 戊・癸の日 |
|---|---|---|---|---|---|
| 子 | 甲子 | 丙子 | 戊子 | 庚子 | 壬子 |
| 丑 | 乙丑 | 丁丑 | 己丑 | 辛丑 | 癸丑 |
| 寅 | 丙寅 | 戊寅 | 庚寅 | 壬寅 | 甲寅 |
| 卯 | 丁卯 | 己卯 | 辛卯 | 癸卯 | 乙卯 |
| 辰 | 戊辰 | 庚辰 | 壬辰 | 甲辰 | 丙辰 |
| 巳 | 己巳 | 辛巳 | 癸巳 | 乙巳 | 丁巳 |
| 午 | 庚午 | 壬午 | 甲午 | 丙午 | 戊午 |
| 未 | 辛未 | 癸未 | 乙未 | 丁未 | 己未 |
| 申 | 壬申 | 甲申 | 丙申 | 戊申 | 庚申 |
| 酉 | 癸酉 | 乙酉 | 丁酉 | 己酉 | 辛酉 |
| 戌 | 甲戌 | 丙戌 | 戊戌 | 庚戌 | 壬戌 |
| 亥 | 乙亥 | 丁亥 | 己亥 | 辛亥 | 癸亥 |
【例】日干が「丙」で、午前8時30分に生まれた場合
- 8時30分は、辰の刻(7:00〜8:59)にあたる
- 丙の日の「辰」は、表の「丙・辛の日」の列で、「壬辰」
- 時柱は「壬辰」になる
なお、出生地によって、実際の太陽の位置(真太陽時)との間に、ズレが生じます。日本標準時は、東経135度を基準にしているため、経度が離れた地域では、補正が必要になる場合があります。
目安として、経度1度につき、4分のズレです。
- 東京(東経約139.7度):標準時より約19分進む
- 大阪(東経約135.5度):標準時とほぼ同じ(約2分進む)
- 福岡(東経約130.4度):標準時より約18分遅れる
このほかに、地球の公転による「均時差」を加味する場合もあります。時辰の境目に近い場合は、真太陽時に対応している無料ツールで、確認しましょう。
また、日本では、1948年から1951年の夏季に、夏時間(サマータイム)が実施されていました。この期間に生まれた人は、夏時間を考慮して、出生時間を補正する必要があります。
23時前後に生まれた場合の注意点
23時前後に生まれた場合は、特に注意が必要です。子の刻は、23時から1時までの2時間ですが、23時台と、0時台で、日の扱いが異なる場合があるためです。
- 23時で日が切り替わると考える流派:23時以降は、翌日の日柱として、命式を作る
- 0時で日が切り替わると考える流派:23時台も、当日の日柱のまま、命式を作る
流派やツールによって、日柱や時柱の出し方が異なり、結果が変わる可能性があります。23時台・0時台に生まれた場合は、次の点を確認しましょう。
- 利用している無料ツールが、どの基準を採用しているか
- 複数のツールで、結果を比べてみる
- 日柱が変わる場合は、両方の命式を、読み比べてみる
同様に、時辰の境目(1時、3時、5時など)ぴったりや、その前後数分の生まれも、真太陽時の補正で、時柱が変わる可能性があるため、注意しましょう。
四柱推命は生まれた時間が重要:まとめ
四柱推命では、生まれた時間から時柱を求め、年柱・月柱・日柱とあわせて、4つの柱で命式を作ります。
- 四柱推命では生まれた時間から「時柱」を求める
- 出生時間が分かると命式をより詳しく読み解ける
- 生まれた時間が分からなくても確認できる情報はある
- 出生時間が不明なら母子手帳や家族への確認から調べてみる
- 12の時辰を使って自分の時柱を確認しよう
時柱は、晩年や子ども、内面などを読み解く大切な要素ですが、出生時間が分からなくても、年柱・月柱・日柱の三柱で、性格や運気の流れなど、多くのことを読み解けます。まずは、母子手帳や家族への確認から、出生時間を調べてみましょう。
出生時間が分かったら、12の時辰と対応表を使って、自分の時柱を確認してみてください。結果を「決めつけ」ではなく「ヒント」として受け止め、自分を知るための手がかりとして、前向きに活かしていきましょう。
- 四柱推命の特殊星を無料で調べる方法!一覧・意味・吉凶・複数ある場合の見方を徹底解説
- 四柱推命で細木数子を読み解くと?命式・性格・大運と六星占術との違いを徹底解説
最後までお読みいただきましてありがとうございました。(^^♪















