はじめに
2024年12月13日、政府与党である自民・公明両党が「年収103万円の壁」の見直しとして、所得税の非課税控除額を123万円に引き上げる案を提示しました。
しかし、国民民主党はこの案を受け入れられないと表明し、さらなる引き上げを求めています。
本記事では、「自公の123万円案」の詳細と、それに対する各党の反応を分かりやすく解説します。
年収103万円の壁とは?
自公の123万円案 国民民主は拒否
— 中野五月 ❤ (@LunWaifu089089) December 13, 2024
さぁ、次の選挙、地方選挙でもなんでもいい。
自民公明に投票しないことが大切。
まぁ、立憲民主党も財務省の甘い汁がすすれそうだから、財務省がヘソ曲げそうな政策は出せないからやめといた方がいい。… pic.twitter.com/MLbG3pHKSR
「年収103万円の壁」とは、所得税が課されない年収の上限を指します。
配偶者控除や扶養控除の適用条件とも関連し、多くのパートタイム労働者にとって働き方の指標となっています。
自公が提示した「123万円案」の内容
自民・公明両党は、現在の103万円の控除額を123万円に引き上げる案を示しました。
引き上げの理由は、1995年以降の生活必需品の物価上昇に対応するためです。
具体的な変更点は以下の通りです。
- 基礎控除の引き上げ: 現在の48万円から58万円に増額。
- 給与所得控除の引き上げ: 現在の55万円から65万円に増額。
これにより、合計で123万円まで所得税が課されなくなる計算です。制度の施行は2025年からを目指し、年末調整で対応する計画です。
国民民主党の反応
国民民主党は控除額をさらに引き上げ、最低でも178万円を目指すべきだと主張しました。
古川税制調査会長は、「自公の案では物価上昇への対応として不十分」とし、党内でさらなる対応策を検討する意向を示しました。
今後の展開は?
今後、与野党の協議は続き、控除額の最終決定は来週以降に持ち越されました。
また、関連する税制改正として、防衛財源を確保するための増税やiDeCo(イデコ)の掛金限度額引き上げも議論の対象となっています。
自公が提示した「123万円案」とは まとめ
自公が提示した「123万円案」は、生活費の物価上昇を考慮した改正提案ですが、国民民主党からはさらなる引き上げを求める声が上がっています。
引き続き、与野党間の協議の行方に注目が集まります。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。(^^♪