線状降水帯とはわかりやすく簡単にいうと？なぜ増えた原因は温暖化なの？

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はじめに

線状降水帯とは何なのか、線状降水帯と温暖化の関係についてご紹介します。

「線状降水帯」という言葉をニュースで耳にすることが増えましたが、これは何なのでしょうか？

簡単にいうと、同じ場所に次々と雨雲が連なり、短時間で大雨を降らせる現象です。

そして、この線状降水帯が増えた背景には、地球温暖化の影響が関係しているとも言われています。

本記事では、線状降水帯についてわかりやすく説明し、発生の仕組みや温暖化との関係を解説します。

確かに、線状降水帯って難しいですよね。

そこで、線状降水帯について調べてみました。

線状降水帯についてさらに詳しくご紹介します。

線状降水帯とはわかりやすく簡単にいうと？

線状降水帯とは、次々と発生する積乱雲が列をなし、同じ場所を通過または停滞することで、線状に伸びた地域に大雨を降らせるものです。

気象庁では線状降水帯を次のように定義しています。

線状降水帯は、長さ50〜300km、幅20〜50km程度で、積乱雲が列をなし、組織化した積乱雲群によって、数時間にわたってほぼ同じ場所を通過または停滞することで作り出されます。

線状降水帯の発生を予想するためには、線状降水帯に流れ込む水蒸気量や大気安定度、各高度の風など、線状降水帯周辺の大気の３次元分布の正確な把握が必要です。

一つ一つの積乱雲が階層構造を形成する過程を精度よく予測することが必要です。

気象庁は2021年から線状降水帯の発生が確認された場合に「顕著な大雨に関する情報」を発表しています。

発生が予測される場合にも情報が出されることになりました。

線状降水帯がなぜ増えたのか原因は温暖化なの？

線状降水帯がなぜ増えたのか原因については、気象庁の調査によると、地球温暖化による影響があるとされています。 

地球温暖化の原因は、主に人間活動による温室効果ガスの排出です。

石炭・石油・天然ガスを燃やしていると、二酸化炭素が出て大気中にたまり、これが地球温暖化を引き起こす原因の一つとされています。

ちなみに温室効果ガスとは大気中にある水蒸気や二酸化炭素、メタン、一酸化二窒素、フロンなどの気体のことです。

地表から放射された赤外線の一部を吸収することにより、温室効果をもたらすものです。

近年、大気中の濃度が増しているものもあり、地球温暖化の主な原因とされています。

線状降水帯がなぜ起こるのか？

線状降水帯がなぜ起こるのかというと、線状降水帯は発達した雨雲が線状にどんどん発生して、数時間にわたってほぼ同じ場所を通過・停滞することで作り出される強い雨のエリアのことです。

線状降水帯の発生要因の一つに、「バックビルディング現象」というものがあります。

バックビルディング現象とは、雲が発生する上昇気流が、下降気流によって抑えられることで雲が停滞し、長時間降水をもたらす現象です。

線状降水帯が増えた原因については、地球温暖化を要因とした気温上昇によって空気中に含まれる水蒸気が全国的に増加し、線状降水帯も増加しているとされています。

線状降水帯なぜ まとめ

今回は、線状降水帯とはわかりやすく簡単にいうと？なぜ増えた原因は温暖化なの？という記事タイトルで紹介しました。

線状降水帯は、台風や低気圧、停滞前線にいずれにおいても発生する非常に激しい雨が同じ場所で降り続く、危険な現象が発生することがあります。

過去に発生した台風によるもの以外の集中豪雨の約3分の2は線状降水帯によるものだとされています。

梅雨前線や台風のような大きな規模の現象はある程度予測できますが、線状降水帯は幅数十キロ・長さ数百キロ程度とスケールが小さいため予測しづらいとされています。

気象庁は、発達した積乱雲が次々と連なる「線状降水帯」が発生し災害の危険度が高まったことを伝える情報について、予測段階で発表することになっています。

最後までお読みいただきましてありがとうございました。