はじめに
最近、街中でよく見かける「モペット」。
ペダルを漕いで走る自転車に見えますが、実はそれとは大きく異なり、法律上は「原動機付き自転車」として扱われています。
モペットの特徴や、自転車との違い、そして公道で運転する際に必要な免許や規則について詳しく解説します。
モペットとは?
【対応に苦慮も】ペダル付き原付き「モペット」昨年345件摘発、愛知大阪で7割超・東京2割弱https://t.co/XkZVBIREgA
— ライブドアニュース (@livedoornews) February 11, 2024
警視庁は、違反と認識していたことを証明するため、検察の求めで過去の警告歴を摘発の要件に。一方、愛知や大阪では警察と地検が協議し、警告歴が無くても摘発しているという。 pic.twitter.com/xBmld8I9YH
モペットは、「モーター」と「ペダル」の組み合わせであることから名前がつけられています。
ペダルを漕ぐことでも進むことができ、エンジンやモーターを使って自走することも可能なため、電動アシスト自転車とは異なります。
具体的には、排気量50cc以下または出力600ワット以下のエンジンやモーターが搭載されたペダル付きの原動機付き自転車です。
道路交通法では、モペットは自転車ではなく、原付バイクとして分類されます。
自転車との違い
モペットと自転車の最も大きな違いは、法律上の取り扱いです。自転車は、一般的にペダルのみで動くものであり、免許や登録、保険の加入などは不要です。
しかし、モペットは原動機を搭載しているため、公道を走るには運転免許が必要です。
また、ナンバープレートの取得や自賠責保険への加入、ヘルメットの着用など、いくつかの法的義務もあります。
モペットを自転車と勘違いして運転してしまうケースが多いため、注意が必要です。
特に、ペダルを漕いでいるときは自転車のように見えますが、その動力源はモーターであり、法律は厳格です。
モペット運転に必要な免許と規則
モペットを公道で運転するためには、原付免許が必要です。
自転車感覚で運転してしまうと、免許がないまま公道に出てしまうこともありますが、それは違法行為です。
また、以下の規則も守る必要があります:
- ナンバープレートの取得:モペットには必ずナンバープレートを取り付ける必要があります。
- ヘルメット着用:運転中はヘルメットの着用が義務付けられています。
- 自賠責保険の加入:モペットにも自賠責保険への加入が義務です。
- 歩道を走行しない:モペットは自転車道や歩道を走行することはできません【警察庁】。
モペットの安全性と環境への配慮
モペットのメリットとして、排気ガスが出ないことが挙げられます。
ガソリンエンジンを使用しないため、環境にやさしく、都市部でも扱いやすい乗り物となっています。
加えて、静音性もあり、静かな走行が可能です。しかし、急に背後から接近された場合、音がないため危険を感じにくい点が問題です。
モペットとは まとめ
モペットは、ペダルを漕ぐことができる原動機付き自転車であり、運転には免許が必要です。
自転車との違いをしっかり理解し、安全に運転するためには、交通ルールを遵守することが不可欠です。
免許取得や安全装備の徹底、そして規則に基づいた運転が、モペットを利用する際の基本です。
モペットの利用を考えている方は、必ず必要な免許を取得し、法律を守って運転するよう心掛けましょう。
また、安全運転を心掛け、事故を防ぐための準備を怠らないようにしましょう。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。(^^♪