はじめに
2024年12月20日、外務省は新しいパスポートの詳細を発表しました。2025年3月24日以降の申請分から、パスポートが大きく進化することになります。
より安全で信頼性の高いパスポートへと生まれ変わる一方で、申請から受け取りまでの期間など、私たちの生活に直接影響する変更点もあります。
今回は、新パスポートについて知っておくべき重要なポイントを5つご紹介します。
目次
Point 1:顔写真ページが進化
傾けると顔写真に浮かび上がる生年月日 外務省が新パスポート発表、偽造・変造対策を強化https://t.co/NwbaBsPdCn
— 産経ニュース (@Sankei_news) December 20, 2024
顔写真のページを、ICチップと一体化したプラスチック製に変更し、氏名などの個人情報や写真をレーザーで印字・印画するなど、偽造・変造対策を大幅に強化した。
最も大きな変更点は、顔写真ページの素材です。従来の紙からプラスチック素材へと変更されます。
これにより、耐久性が大幅に向上するだけでなく、顔写真や氏名などの情報はレーザー印刷で記載されることになり、偽造防止効果が格段に高まります。
Point 2:ICチップの進化
新パスポートでは、ICチップが顔写真ページに埋め込まれます。このチップには、所持人の個人情報が登録されており、セキュリティ面での信頼性が向上します。
これは、国際民間航空機関(ICAO)からの勧告を踏まえた改善点の一つです。
Point 3:申請から受け取りまでの期間が変更
注意が必要なのは、パスポートの発給までにかかる時間です。これまでは申請から約1週間程度で受け取れていましたが、新制度では2週間から1ヶ月ほどかかる見込みです。
この変更は、製造拠点を国立印刷局に集中させることに伴うものです。
Point 4:オンライン申請の拡大
朗報として、オンライン申請の対象が広がります。これまでは更新時のみオンライン申請が可能でしたが、2025年3月24日以降は新規申請もオンラインで行えるようになります。これにより、パスポート取得の利便性が向上します。
Point 5:申請のタイミングに要注意
2025年4月頃に海外渡航を予定している方は特に注意が必要です。外務省は、新制度開始前(3月24日より前)に申請することを推奨しています。
これは、申請から発給までの期間が延長されることを考慮してのアドバイスです。
新パスポートとは まとめ
岩屋外務大臣は、「偽造しにくいものになり、安全性が非常に高まった。安心して使ってもらえると思う」とコメントしています。
確かに、セキュリティ面での向上は明らかですが、申請の際は余裕を持った準備が必要になりそうです。
新パスポートの発給まで、あと数ヶ月となりました。海外渡航の予定がある方は、この変更点を念頭に置いて、早めの準備を心がけましょう。
【注意事項】
- 本記事の情報は2024年12月20日時点のものです。
- 詳細な申請方法や必要書類については、お住まいの地域の窓口やパスポートセンターにご確認ください。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。(^^♪