はじめに
住宅購入を現金一括で支払うと減税はあるか、住宅ローン減税のやり方、所得制限についてご紹介します。
住宅を購入する際、現金一括払いか住宅ローンか迷う方も多いのではないでしょうか。
現金一括で支払うと手続きがシンプルになる一方、住宅ローンには減税などの税制優遇が受けられるメリットがあります。
特に「住宅ローン減税」は、毎年の税金が控除されるため、多くの購入者にとって魅力的です。
しかし、この減税制度には所得制限やその他の条件があるため、事前の理解が重要です。
この記事では、現金一括払いと住宅ローン利用時の減税制度について、住宅ローン減税の適用条件や具体的な申請方法、所得制限について詳しく解説します。
住宅購入の減税って結構大変ですよね。
そこで、住宅購入の減税について調べてみました。
・住宅購入を現金一括で支払うと、住宅ローン控除は受けられない
・住宅ローン減税を受ける人が自ら居住する住宅の引き渡し、または工事完了から6カ月以内に、住宅ローン減税を受ける人自身が住むこと
・所得制限はある
住宅購入の減税についてさらに詳しくご紹介します。
住宅購入を現金一括で支払うと減税はあるの?
引用元:unsplash.com
住宅購入を現金一括で支払うと減税はあるのかというと、住宅購入を現金一括で支払うと、住宅ローン控除は受けられません。
住宅ローン控除とは、要件を満たした場合に、住宅ローン残高の1%を10年間税金から控除できる制度です。
ただし、住宅購入にかかる諸費用については、所得税法上の特別控除があります。
ちなみに、住宅ローン控除の要件は、個人が住宅を新築または建築後使用されたことのない住宅を取得した場合です。
住宅借入金等特別控除の適用を受けることができるのは、次の要件を満たすときです。
- 住宅ローン等の年末残高の合計額等を基として計算した金額を、居住の用に供した年分以後の各年分の所得税額から控除することができます。
- 住宅ローン等の年末残高に対して0.7%の減税が受けられます。
- 控除期間は13年間です。
中古住宅を購入し、50万円を超える費用を掛けて、親などと同居するためにキッチンや浴室などを増設する場合は、確定申告で届け出ることにより最大25万円の所得税が減税されます。
住宅ローン減税のやり方は?
住宅ローン減税を受けるためには、以下の要件があります。
- 住宅ローン減税を受ける人が自ら居住する住宅の引き渡し、または工事完了から6カ月以内に、住宅ローン減税を受ける人自身が住むこと(投資目的の物件は対象になりません)。
- 住宅ローンの返済期間が10年以上あること。
- 年末時点の残高に対して0.7%の所得税が減税されます。
中古住宅においても、住宅ローン減税を受けることができます。ただし、以下の条件を満たす必要があります。
- 中古住宅においても、面積要件は50平米以上となります。
- 中古住宅における50平米以下40平米以上における住宅ローン減税の適用の特例は2022年12月末を持って終了しています。
- 中古住宅を取得した場合で、住宅借入金等特別控除の適用を受けることができるのは、次のすべての要件を満たすときです。
- 住宅借入金等特別控除の対象となる住宅ローン等を借り入れたこと。
- 借り入れた住宅ローン等によって取得した中古住宅であること。
- 取得後6カ月以内に自己の居住用に供すること。
- 年末時点での残高に対して0.7%の所得税が減税されます。
以上になります。
住宅ローン減税に所得制限はあるの?
住宅ローン控除を受ける年分の合計所得金額が3,000万円以下であることです。
住宅ローン減税の所得制限は以下になります。
- 床面積50㎡以上の住宅の場合:合計所得額2,000万円以下の所得制限です。
- 床面積40㎡以上50㎡未満の住宅の場合:合計所得額1,000万円以下の所得制限です。
また、所得制限によって住宅ローン控除が受けられなくなる可能性があるケースもあります。
例えば、合計所得額1,001万円以上で、床面積が50㎡ギリギリ超えのマンションを購入する場合は、所得制限によって住宅ローン控除が受けられなくなる可能性があります。
住宅購入の減税 まとめ
今回は、住宅購入を現金一括で支払うと減税はあるの?住宅ローン減税のやり方、年収制限はあるの?という記事タイトルで紹介しました。
住宅購入の減税についての条件は、合計所得金額が3000万円以下であることです。
新築又は取得をした住宅の床面積が50平方メートル以上で、床面積の2分の1以上の部分がもっぱら自己の居住の用に供するものであること。
10年以上にわたり分割して返済する方法になっている新築又は取得のための金融機関等からの借入金があること。
親族や知人からの借り入れは対象外です。
住宅の新築等の日から6か月以内に居住の用に供していることや、この特別控除を受ける年分の12月31日まで引き続き居住の用に供していることです。
また、固定資産税についても、新築住宅を建築する場合は、建物についての固定資産税が減税されます。
建物の種類によって減額期間は異なり、一戸建ては新築から3年にわたって、マンションは5年にわたって固定資産税が2分の1 となります。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
・住宅購入を現金一括で支払うと減税はあるの?
・住宅ローン減税のやり方は?
・住宅ローン減税に所得制限はあるの?