はじめに
プロ野球選手として成功を収めるまでの道のりは、決して平坦ではありません。
特に下位指名の選手にとって、レギュラーの座を勝ち取り、チームの主力として活躍することは並大抵の努力では達成できません。
横浜DeNAベイスターズの佐野恵太選手は、そんな困難な道のりを着実に歩み、今や球団を代表する選手へと成長しました。
目次
アマチュア時代から下位指名まで
【スポニチ超速報】佐野選手、決断!大きな大きな「戦力補強」です!
— スポニチDeNA担当2024 (@SpBaystars) November 11, 2024
DeNA・佐野が国内FA権行使せずの残留を決断 来季27年ぶりリーグV目指す番長に朗報!― スポニチ Sponichi Annex 野球 https://t.co/wemEMnbh1p#佐野恵太#国内FA権行使せず残留
佐野選手は小学1年生で野球を始め、中学時代には倉敷ビガーズで活躍。広陵高校では控え内野手からスタートし、捕手へと転向しました。
明治大学進学後は、1学年上の阪神・髙山俊選手の打撃に感銘を受け、練習量を増やして自身の技術を磨き上げました。
2016年のドラフト会議では、横浜DeNAベイスターズから9位指名を受けました。
契約金2500万円、年俸670万円というスタートは、決して華々しいものではありませんでしたが、これが後の大きな成功への第一歩となりました。
プロ入り後の成長と年俸の推移
新人時代(2017-2019年)
プロ1年目は主に代打として起用され、二軍での経験を重ねながら技術を磨きました。
2018年には一軍で73試合に出場し、徐々に実力をつけていきます。2019年には打率.295をマークし、チームの主力選手として頭角を現し始めました。
ブレイクスルーと億プレーヤーへの道(2020-2022年)
2020年は大きな転機となります。筒香嘉智選手のメジャー移籍に伴い、チームの主将に抜擢。
その期待に応える形で、打率.328で首位打者のタイトルを獲得。年俸も7000万円へと上昇しました。
2021年には、全試合出場を果たし、打率.303、72打点という好成績を残します。
この活躍が評価され、推定年俸1億1000万円でサインし、ドラフト9位以下の選手としてはセ・リーグ初の1億円プレーヤーとなりました。
2022年にはさらなる飛躍を遂げ、161安打で最多安打のタイトルを獲得。チームを2位に導く活躍を見せ、年俸は1億7000万円にまで上昇しました。
現在までの活躍(2023-2024年)
2023年は若干の打撃不振に苦しみながらも、141試合に出場して要所で重要な一打を放つなど、チームの勝利に貢献。
2024年シーズンには打率.273、8本塁打、62打点を記録し、クライマックスシリーズでも重要な活躍を見せ、チームの26年ぶりの日本一達成に大きく貢献しました。
成功の要因
佐野選手の成功の背景には、常に進化を続ける姿勢があります。
2020年にはチョップ打法を取り入れ、2024年にはバッティングフォームを大きく変更するなど、常に改善を重ねてきました。
また、左翼手としての守備に加えて、一塁手としても起用されるなど、ユーティリティー性の高さも評価されています。
今後の展望
2024年には初めて侍ジャパンのメンバーに選出され、国際大会でも活躍が期待されています。
下位指名から這い上がり、チームの主力として活躍する佐野選手の姿は、野球界の後進たちにとって大きな励みとなることでしょう。
DeNA 佐野恵太選手の歩み まとめ
佐野恵太選手の歩みは、才能だけでなく、努力と進化を続ける姿勢が成功への道を切り開くことを示しています。
ドラフト9位という下位指名から、億プレーヤーへと成長した彼の物語は、プロ野球界における「努力は報われる」という希望の象徴と言えるでしょう。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。(^^♪
横浜愛と打撃センス – DeNA佐野恵太の残留決断とチームを支える特徴