はじめに
フジテレビの「SMILE報道」問題で開催された10時間半に及ぶ記者会見。
その中で注目を集めた遠藤龍之介副会長の過去の発言が、今あらためて話題となっています。
2019年8月に放送された「ダウンタウンなう」での率直すぎる発言の数々が、現在のフジテレビが抱える問題と重なり合って、視聴者の記憶に蘇っているのです。
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社長就任直後の衝撃トーク
【芸能】「コネ入社は?」にタジタジ…10時間半会見で注目浴びた遠藤龍之介フジ副会長が、社長時代の発言を掘り返される https://t.co/xDgxVAhYKl #日刊ゲンダイDIGITAL #フジテレビ
— 日刊ゲンダイDIGITAL (@nikkan_gendai) January 31, 2025
コネ入社疑惑への意外な反応
当時社長に就任したばかりの遠藤氏は、「ホンネではしご酒」のコーナーに出演。
酒が進む中、坂上忍氏から投げかけられた「フジテレビってコネ入社が多いんですか?」という質問に、笑顔を崩さずも動揺を隠せない様子で「そんなことあるはずないじゃないですか!」と応じました。
しかし、この場面で意外な展開が待っていました。
同局の山﨑夕貴アナウンサーが「半分ぐらいコネ入社ですよね!」と、社内の実情を暴露するような発言をしたのです。
この予想外の展開に、遠藤氏は「何を言うんだ君は!」と声を上げ、スタジオは爆笑の渦に包まれました。
給与格差問題への赤裸々発言
さらに山﨑アナは、ベテラン世代と若手世代の給与格差にまで話を展開。
「上の世代のお給料がうらやましいんですけど!」という直球の質問に、遠藤氏は思わず本音を漏らします。
「フジテレビの全盛期から比べると、今の若手は30%ぐらい下がっています」という具体的な数字まで明かしたのです。
経営者としての手腕が垣間見えた対応
巧みな話術で切り抜けた給与質問
山﨑アナの「社長の年俸はおいくらなんですか?」という追及に対し、遠藤氏は見事な話術を披露。
「この皆さん(松本人志、浜田雅功、坂上忍)に比べると、子供みたいな額ですよ!」と、タレントの高額報酬に話をすり替えることで、巧みに質問をかわしました。
この対応に、坂上忍氏も「ちょっと、社長、話うまいな!」と感心する場面もありました。
率直な発言から見える経営姿勢
当時の遠藤氏の発言からは、フジテレビが抱える構造的な問題が垣間見えます。
若手社員の給与水準の低下や、世代間の給与格差など、メディア業界全体が直面している課題を率直に認めている点は、経営者としての誠実さを示していたとも言えるでしょう。
現在の危機と過去の発言の重要性:まとめ
約4年半前のこの放送は、現在のフジテレビが直面している問題を考える上で、重要な示唆を与えてくれます。
報道姿勢の問題や組織の体質など、当時から存在していた課題が、今回の「SMILE報道」問題で表面化したとも考えられます。
遠藤副会長の率直な発言は、フジテレビの内部事情を知る貴重な証言として、今もなお注目を集めています。
今後、フジテレビがこの危機をどのように乗り越え、改革を進めていくのか。遠藤副会長の手腕が、改めて問われることとなりそうです。
最後までお読み頂きましてありがとうございました。(^^♪