はじめに
1mmの雨の量についてご紹介します。
1mmの雨量ってどのくらい?意外と知らない1mmの雨の量とその体感を解説します。
天気予報でよく聞く『1mmの雨』とは実際にはどれほどの水の量で、体感的にはどんな降り方をするのでしょうか?
本記事では、1mmの雨量がどのようなイメージなのか、日常生活における具体例を交えながらわかりやすくご紹介します。
この記事を読むと以下の事が分かります。
- 1mmの雨はどのくらいの量ですか?
- 雨量計はどんな雨量計があるのか?
- 1mmの雨量の体感は?
目次
1mmの雨はどのくらいの量ですか?
気象庁では、弱い雨・小雨として表現は?
気象庁では、弱い雨・小雨として表現されています。
1mmの降水量の予報は、雨量計で計ったら1.0〜1.9mmまでの雨量計に入った(降った)雨量計の高さのことをいいます。
設問の「どのくらいの量」と「気象庁の1mmの雨量」とは、少し感覚が違うように感じられます。
雨の量は?
雨の量としては測る範囲で変わってきます。
例えば1辺が1mの正方形の容器に1時間に1mmの雨が貯まったら1mmの降水量になります。
気象庁の表現を借りれば1mm〜1.9mmの雨が貯まったら1mmの降水量になるのです。
「ただの雨の量」は、単位が立方センチメートルになるので降水量とは少し違いがあります。
1mmの降水量の場合は、底辺が1mの立方体で1mmの降水量であれば雨量は
100cm×100cm×0.1cm=1000㎤ になります。
1000㏄です。1リットルです。
1mmの降水量の場合は、直径が1mの円筒形で1mmの降水量であれば雨量は
50cm×50cm×3.14×0.1cm=785㎤ になります。785㏄です。
当たり前のことですが、容器の大きさによって雨の量は違います。
雨量計は?
雨量計には普通の雨量計と温水式雨量計があります。
降水量はmm/hで表示されます。
「転倒ます型雨量計」で雨量を計ります。
「転倒ます型雨量計」口径20cmの「受水器」に入った降水(雨や雪など)を「濾水器(ろすいき)」で受け転倒ますに注ぎます。
転倒ますは2つの「ます」がシーソーのような構造になっており、降水量0.5mmに相当する雨水が「ます」に貯まると反対方向に転倒して水を下に排出します。
その転倒数を計測することによって「降水量」を知ることができます。
気象庁のいう「降水量」とは、ある時間内に降った雨や雪などの量で、降水が流れ去らずに地表面を覆ったときの水の深さ(雪などの固形降水の場合は溶かして水にしたときの深さ)です。
国土交通省気象庁ホームページより引用
1mmの雨量の時の体感はどれくらい?
予報が1mmの時の体感は、傘をささなくてもいいというのと、傘がなくてはびしょ濡れになるというくらいの差が有るのです。気をつけなくてはいけません。
気象庁のいう1mmの雨は1時間で、1.0mmから1.9mmの雨量のことをいいます。
ちなみに0.9mmの雨量は0mmの雨量になります。1mmの雨量と1.9mmの雨量では随分違いますね。
雨に関する用語は?
気象庁による用語の説明
- 霧雨:微小な雨滴(直径0.5 mm 未満)による弱い雨。
- 弱い雨:1時間雨量が3 mm 未満の雨の強さ。
- やや強い雨:1時間に10 mm 以上20 mm 未満の雨
- 強い雨:1時間に20 mm 以上30 mm 未満の雨
- 激しい雨:1時間に30mm以上50mm未満の雨
- 非常に激しい雨:1時間に50ミリ以上80ミリ未満の雨
- 猛烈な雨:1時間に80 mm 以上の雨
- 大雨:災害が発生する恐れのある雨
- 小雨:数時間空いても雨量が1 mm に達しないくらいの雨
- 小雨がぱらつく:小雨が断続的に降る状態
- 雷雨:雷を伴う雨長雨:2日以上続く雨の天気。
- 風雨:風を伴った雨。・夕立:夏期のみに用いる。
- ひょう: 積乱雲から降る直径5 mm 以上の氷塊
雨量・雨の強さと降り方は?
気象庁より抜粋しました。
1時間雨量(mm) | 予報用語 | 人の受けるイメージ | 人への影響 |
10以上~20未満 | やや強い雨 | ザーザーと降る | 地面からの跳ね返りで足元がぬれる |
20以上~30未満 | 強い雨 | どしゃ降り | 傘を差していてもぬれる |
30以上~50未満 | 激しい雨 | バケツをひっくり返したように降る | 同上 |
50以上~80未満 | 非常に激しい雨 | 滝のように降る(ゴーゴーと降り続く) | 傘は全く役に立たなくなる |
80以上 | 猛烈な雨 | 息苦しくなるような圧迫感がある。恐怖を感ずる | 同上 |
雨に関する用語:気象庁より抜粋
1mmの雨 まとめ
今回は、1mmの雨はどのくらいの量ですか? 雨量計とはどんな雨量計があるか?1mmの雨量の体感はどんな感じですか?という事を解説しました。
気象庁の雨の予報の1mmと、実際の雨の量の1mmの感覚が随分と違っています。
雨の予報の用語の意味を理解し覚えておく必要があります。
天気予報の雨量が1mmということに騙されないように、雨降りの準備ができたらいいですね。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。(^^♪