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自衛隊駐屯地のない県はどこ?理由や今後の可能性も徹底解説!【2025年最新版】

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はじめに

自衛隊駐屯地のない県はどこなのかって、ちょっと気になりますよね。
 実は、現在、自衛隊の駐屯地が存在しない県は東京都を除く「奈良県」ただ1県のみなんです。

この記事では、なぜ奈良県にだけ陸上自衛隊の駐屯地が存在しないのか、背景や理由、他の都道府県との比較、そして将来的に設置される可能性についても詳しく解説していきます。

なぜ奈良県には自衛隊駐屯地がないのか?

引用元:unsplash

地理的・戦略的理由

奈良県は内陸県であり、周囲を京都・大阪・三重・和歌山といった複数の県に囲まれています。
 そのため、有事の際には隣接する県の駐屯地から迅速に支援が届くという地理的メリットがあります。
特に、京都の大久保駐屯地や、大阪の信太山駐屯地、さらには三重県の久居駐屯地などがカバーしています。

都市開発と用地確保の難しさ

奈良県は世界遺産や歴史的建造物が多く、開発制限区域も広いため、新たに広大な土地を確保することが困難です。
 自衛隊駐屯地の設置には演習場や整備施設なども必要となるため、物理的なハードルが高いのです。

奈良県にある自衛隊関連施設は?

奈良県には駐屯地は存在しないものの、自衛隊の関連施設はいくつか存在しています。

奈良募集案内所(自衛隊奈良地方協力本部)

  • 所在地:奈良市登大路町
  • 内容:自衛隊の広報活動や入隊希望者への説明・支援などを実施

奈良訓練場(演習場)

  • 正式名称:陸上自衛隊 奈良訓練場
  • 所在地:奈良市田原町付近
  • 内容:演習や訓練のみを行う場所であり、常駐部隊は存在しない

このように、訓練や広報活動は行われているものの、「駐屯地(部隊が常駐する施設)」とは異なります。

他の都道府県には必ず駐屯地がある?

駐屯地のある46都道府県

奈良県を除く全国46都道府県には、少なくとも1つ以上の陸上自衛隊駐屯地が存在しています。例を挙げると以下のとおりです。

都道府県主な駐屯地配備部隊(例)
北海道真駒内、丘珠など第11旅団
東京都練馬駐屯地(本省扱い)第1師団
大阪府信太山、八尾など第3師団
沖縄県那覇、与那国など第15旅団
宮崎県新田原など飛行部隊

つまり、奈良県以外には全ての都道府県に「駐屯地」が設けられており、地理的・戦略的な配慮のもと配置されています。

奈良県の防衛はどのように担保されているのか?

奈良県は隣接県にある自衛隊駐屯地の防衛エリア内とされており、即応性の高い部隊が隣県に常駐しています。

近隣の主要駐屯地

大久保駐屯地(京都府宇治市)

  • 所属:第3師団第3特科隊など
  • 任務:近畿全域の火力支援、災害派遣

信太山駐屯地(大阪府和泉市)

  • 所属:第3師団第37普通科連隊
  • 任務:機動展開、災害派遣

久居駐屯地(三重県津市)

  • 所属:第10師団の一部
  • 任務:中部方面の警備

これらの駐屯地が連携して、奈良県を含む関西圏の防衛体制を構築しています。

奈良県への駐屯地新設の可能性は?

防衛省の見解と過去の動き

過去、防衛省が奈良県内への部隊展開を検討した記録はあるものの、地元自治体や住民との調整、用地の確保などが難航したため、具体的な駐屯地設置には至っていません。

また、現時点(2025年現在)では、奈良県に新設駐屯地を設ける計画は正式には存在しません

将来的には変わる可能性も

南西諸島情勢の変化、地震・豪雨などの災害の頻発、国防政策の転換などがあれば、今後奈良県内にも駐屯地や分屯地の設置が検討される可能性はゼロではありません。

奈良県民と自衛隊との関係性

奈良県では、地元高校への募集活動、災害時の応援派遣などを通じて自衛隊とのつながりは保たれています。
 地域で行われる防災訓練や広報イベントに自衛官が参加することも多く、住民との距離も近いものとなっています。

自衛隊駐屯地のない県:まとめ

奈良県は2025年現在、自衛隊の駐屯地が存在しない唯一の県です。

地理的・戦略的観点や都市開発の制約から駐屯地設置が見送られてきましたが、近隣県の部隊によってしっかりと防衛体制は整えられています。

今後、国防政策や情勢の変化次第では、駐屯地の設置が検討される可能性もあるでしょう。

自衛隊と奈良県民との関係も深く、駐屯地がないからといって「守られていない」わけではありません。

最後までお読み頂きましてありがとうございました。(^^♪

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