はじめに
ワインを開けるという一見シンプルな作業ですが、正しく行うことで香りや味わいを最大限に引き出し、特別なひとときを演出することができます。
この記事では、初心者からワイン愛好家まで、誰もが実践できるワインの正しい開け方をご紹介します。
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ワインを開ける前の準備
①スクリューキャップのワイン②コルクワイン③スパークリングワイン
— 【公式】nomooo(ノモー) (@NOMOOO_INFO) December 30, 2019
実はこの3つ、すべて開け方が違うんです…!
パークリングワインの栓を抜く時、ポン!って音も実はマナー違反…
それぞれの正しい開け方ってどうやるの??ワインのプロに聞いてきました!https://t.co/je3jVXG1uk#ワイン #豆知識 pic.twitter.com/g90VWf4Ign
適切な保管と温度調整
ワインを開ける前に、保管状態と温度が重要です。赤ワインは室温(約16〜18℃)、白ワインやスパークリングワインは冷蔵庫で冷やしておく(約8〜12℃)ことをおすすめします。
特に古いヴィンテージのワインは、数時間から一日ほど立てた状態で保管し、澱(おり)を底に沈ませておきましょう。
必要な道具を揃える
ワインを開けるために必要な道具は主に以下の通りです:
- ワインオープナー(ソムリエナイフ、ウィングタイプ、電動など)
- フォイルカッター(ソムリエナイフに付属している場合もあります)
- 清潔なグラス
- ワインを注ぐ際に使用するナプキン
種類別ワインの開け方
コルク栓の赤ワイン・白ワインの開け方
- フォイルカット:ボトルの首の部分にあるフォイルを、コルクの下部約1cmのところでカットします。キャップシールの端を持ち上げ、ボトルの首に沿って一周切り取ります。
- コルク抜き挿入:コルク栓の中心にコルク抜きのスクリューを垂直に差し込みます。力を入れすぎず、ゆっくりと回しながら挿入します。スクリューがコルクを貫通しないよう注意しましょう。
- コルク引き抜き:レバーを使って、またはハンドルを回して、コルクをゆっくりと引き抜きます。急に引き抜くとワインが飛び散る可能性があるので、慎重に行いましょう。
- コルクチェック:抜いたコルクの状態を確認します。湿っていて弾力があれば良好な状態です。乾燥していたり、カビの臭いがある場合は注意が必要です。
スパークリングワインの開け方
- フォイル除去:スパークリングワインのフォイルは、ワイヤー(ミュズレ)の下まで取り除きます。
- ワイヤー解除:ワイヤーを固定している部分を見つけ、6回ほど反時計回りに回して緩めます。ワイヤーを外す際は、親指でコルクを押さえておきましょう。
- 安全な開栓:ボトルを45度ほど傾け、コルクをしっかり握り、ボトルを回すようにしてコルクを徐々に緩めます。「プシュッ」という小さな音と共にコルクが抜けるのが理想的です。決してコルクを外に向けて開けないようにしましょう。
開けた後の注意点
デキャンタージュの必要性
赤ワイン、特に熟成したものやタンニンが強いものは、デキャンタージュすることで香りが広がりまろやかになります。澱のあるワインは、光源(ロウソクなど)の前でゆっくりとデキャンターに移し、澱が入らないよう注意しましょう。
適切な注ぎ方
グラスにワインを注ぐ際は、グラスの3分の1ほどの量が適切です。特に赤ワインは香りを楽しむため、グラスに余裕を持たせましょう。また、注ぎ終わったら、ボトルを少しひねるようにして持ち上げると、垂れないようにすることができます。
ワインの正しい開け方:まとめ
ワインを正しく開けることは、単なる技術というよりも、ワインに対する敬意と楽しむ心の表れです。
この記事で紹介した手順を実践することで、ワインの本来の味わいを損なうことなく、優雅な時間を過ごせることでしょう。特別な日や大切な人との食事の席で、ぜひ実践してみてください。
ワインを開ける際の最も重要なポイントは、急がずゆっくりと行うこと。丁寧に扱うことで、何百年も受け継がれてきたワイン文化の一部を体験できるのです。素晴らしいワインライフをお楽しみください!
最後までお読み頂きましてありがとうございました。(^^♪