建国記念の日と建国記念日の違いとは?意味・由来をわかりやすく解説

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はじめに

毎年2月11日は国民の祝日ですが、「建国記念の日」と「建国記念日」、どちらが正しいかご存じですか?実は、この「の」の有無には深い意味があります。

この記事では、正式名称の違いや、なぜ「の」が入るのか、その歴史的背景までわかりやすく解説します。

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建国記念の日と建国記念日は何が違う?まず結論から解説

正式名称は「建国記念の日」

日本の祝日として法律で定められている正式名称は「建国記念の日」です。国民の祝日に関する法律(祝日法)では、「建国をしのび、国を愛する心を養う」日として、2月11日を「建国記念の日」と明記しています。

この正式名称には「の」という助詞が含まれており、単なる「建国記念日」ではありません。法律文書や公的な場面では、必ずこの「の」を含めた表記が使われます。

「建国記念日」は一般的な呼び方

一方、「建国記念日」という呼び方も広く使われています。これは正式名称ではありませんが、日常会話やメディアなどで一般的に用いられる表現です。

「の」を省略した呼び方の方が言いやすく、覚えやすいため、多くの人が「建国記念日」と呼んでいるのが実情です。カレンダーや手帳によっては、スペースの都合で「建国記念日」と表記されていることもあります。

法律上の扱いに違いはある?

法律上、正式名称は「建国記念の日」のみです。祝日法に定められているのはこの名称だけで、「建国記念日」という名称は法律上存在しません。

ただし、「建国記念日」と呼んだからといって、何か問題が生じるわけではありません。あくまで正式名称と通称の違いであり、どちらを使っても祝日としての効力や意味に変わりはありません。

会話や文章ではどちらを使うべき?

公的な文書や正式な場面では「建国記念の日」を使うのが適切です。学校の宿題、役所への提出書類、ビジネス文書などでは正式名称を用いましょう。

一方、日常会話や友人とのやりとり、カジュアルな文章では「建国記念日」を使っても問題ありません。ただし、正確性を重視する場合や、この祝日の意味について説明する際には、「建国記念の日」という正式名称を使うことで、その特別な意図が伝わりやすくなります。

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なぜ正式名称は「建国記念の日」なのか

「の」が入る理由とは?

「建国記念の日」に「の」が入っているのは、「建国された日を記念する日」という意味を表すためです。つまり、この祝日は「建国した日そのもの」ではなく、「建国されたことを記念する日」なのです。

この微妙な違いには、日本の建国に関する歴史的な事情が深く関わっています。「建国記念日」とすると、その日に建国したという事実を断定することになりますが、「建国記念の日」とすることで、建国という出来事を記念しつつも、その日付を特定しないという姿勢を示しているのです。

日本は建国した日が特定できない背景

日本という国は、いつ建国されたのか、歴史学的に正確な日付を特定することができません。日本の歴史は非常に古く、国家としての成立過程も長い年月をかけて徐々に形成されてきたため、「この日に建国された」と明確に言える日が存在しないのです。

アメリカのように独立宣言の日が明確な国や、革命によって新しい国家が誕生した国とは異なり、日本は古代から連綿と続いてきた歴史を持っています。そのため、建国の日を一つの日付に限定することは、歴史的事実として正確ではないという考え方があります。

あえて断定を避けた名称になった理由

「建国記念の日」という名称は、建国の日を断定することを避けるために選ばれました。この祝日を制定する際、学術的な観点からも、政治的な観点からも、さまざまな議論がありました。

特に、日本の建国の日付については、神話と歴史が混在しており、学問的に証明できる事実とは言えないという意見が根強くありました。そこで妥協案として、「建国された日そのもの」ではなく、「建国を記念する日」として制定されることになったのです。この「の」一文字に、慎重な配慮と複雑な歴史的背景が込められています。

祝日法に定められた本来の意味

祝日法では、建国記念の日の意義を「建国をしのび、国を愛する心を養う」と定めています。ここでも「建国した日を祝う」ではなく、「建国をしのぶ」という表現が使われていることに注目してください。

「しのぶ」という言葉には、過去の出来事を思い起こし、その意義を考えるという意味が含まれています。つまり、この祝日は特定の日付を祝うのではなく、日本という国が長い歴史の中で形成されてきたことを思い、国への愛着や誇りを育む日として位置づけられているのです。

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建国記念の日はいつ決まった?歴史と由来を簡単に整理

もともとの「紀元節」との関係

建国記念の日の起源は、戦前の「紀元節」にさかのぼります。紀元節は、初代天皇とされる神武天皇が即位したとされる日を記念する祝日で、1873年(明治6年)に制定されました。

紀元節の日付は、日本書紀に記された神武天皇即位の日を新暦に換算した2月11日とされました。明治時代から第二次世界大戦終戦まで、この日は重要な国家的行事が行われる日として位置づけられ、全国的に祝賀行事が催されていました。

戦後に廃止・再制定された経緯

第二次世界大戦後、1948年(昭和23年)に紀元節は廃止されました。これは、戦前の国家神道や天皇制中心の思想と結びついていたため、GHQの指導のもと、新しい民主主義国家にふさわしくないと判断されたためです。

しかし、その後も紀元節を復活させようという動きが続き、長年にわたる議論の末、1966年(昭和41年)に「建国記念の日」として再び国民の祝日に制定されました。ただし、かつての紀元節とは異なり、神話的要素を前面に出さず、より広い意味での建国を記念する日として位置づけられました。

なぜ2月11日が選ばれたのか

建国記念の日が2月11日と定められたのは、旧紀元節の日付を引き継いだためです。ただし、制定にあたっては「この日が実際の建国日である」という主張ではなく、「建国を記念する日として適切な日付」として選ばれました。

日付の選定をめぐっては様々な意見がありましたが、最終的には歴史的な連続性と国民への定着度を考慮して、2月11日が採用されました。この日付選定においても、「建国した日」ではなく「建国を記念する日」という考え方が貫かれています。

現代における建国記念の日の位置づけ

現代では、建国記念の日は政治的・宗教的な色彩を抑えた、国民全体の祝日として定着しています。この日をどのように過ごすかは個人の自由であり、特定の行事への参加が求められるわけではありません。

多くの国民にとっては単なる休日の一つとして認識されていますが、一方で日本の歴史や文化について考える機会として活用する人もいます。学校教育においても、日本の成り立ちや歴史について学ぶきっかけとして位置づけられることがあります。

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海外にも建国記念日はある?日本との違いを比較

アメリカ独立記念日との違い

アメリカの独立記念日(Independence Day)は7月4日で、1776年のこの日に独立宣言が採択されたことを記念しています。これは歴史的に明確な出来事であり、「この日に国が誕生した」と断定できる日付です。

日本の建国記念の日との最大の違いは、この明確性にあります。アメリカでは「独立した日」そのものを祝うのに対し、日本では「建国を記念する日」として、より抽象的な意味合いを持たせています。また、アメリカでは盛大な祝賀行事や花火大会が全国で行われるなど、祝日としての盛り上がり方も大きく異なります。

建国日が明確な国と日本の違い

多くの国では、革命や独立によって新しい国家が誕生した明確な日付が存在します。フランス革命記念日(7月14日)、中国の国慶節(10月1日)、インドの独立記念日(8月15日)など、いずれも歴史的に記録された特定の出来事を記念しています。

これらの国では「建国記念日」や「独立記念日」という名称が使われ、その日に国家が誕生したという事実が明確です。日本のように「の」を入れて曖昧にする必要がないのは、建国や独立の日付が歴史的事実として確定しているためです。

海外では「建国記念日」が一般的な理由

世界的に見ると、ほとんどの国では「建国記念日」「独立記念日」「革命記念日」といった明確な名称が使われています。これは、近代国家の多くが、特定の政治的出来事によって成立したという明確な起源を持っているためです。

植民地からの独立、革命による新体制の樹立、新憲法の制定など、近代国家の誕生には明確な転換点があることが一般的です。そのため、「○○記念日」という直接的な名称が自然であり、日本のように「記念の日」という回りくどい表現を使う必要がありません。

比較すると分かる日本独自の特徴

こうした国際比較から見えてくるのは、日本の建国記念の日の特異性です。長い歴史を持つ国であるがゆえに、明確な建国の日を特定できないという事情は、むしろ日本の歴史の連続性と深さを示しているとも言えます。

多くの国が近代になって誕生したり、大きな変革を経験したりしたのに対し、日本は古代から現代まで連綿と続く歴史を持っています。「建国記念の日」という名称は、この長大な歴史に対する敬意と、簡単に一つの日付に集約できない日本の成り立ちの複雑さを表現していると理解できます。

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子どもにどう説明する?一言で伝える建国記念の日の意味

小学生にも伝わる簡単な説明例

子どもに建国記念の日を説明するなら、次のような言い方が分かりやすいでしょう。「日本という国ができたことをお祝いする日だよ。いつできたかははっきりわからないけど、とっても昔から日本はあって、その長い歴史をみんなで大切に思う日なんだ」

また、誕生日に例えて説明するのも効果的です。「君の誕生日ははっきり分かるよね。でも日本という国の誕生日は、あまりにも昔のことでよく分からないんだ。だから『この日に生まれた』じゃなくて、『生まれたことをお祝いする日』っていう名前になっているんだよ」

「建国記念日じゃない理由」の伝え方

「なぜ建国記念日じゃないの?」と聞かれたら、こう答えてみましょう。「『建国記念日』だと、その日に国ができたって決めつけちゃうことになるでしょ。でも本当はいつできたか分からないから、『建国を記念する日』っていう、やわらかい言い方にしているんだよ」

年齢に応じて、もう少し詳しく説明することもできます。「日本は他の国みたいに、ある日突然できた国じゃないんだ。ずっとずっと昔から、少しずつ今の日本になってきたの。だから『この日にできた』って決められないから、『の』をつけて『記念する日』にしているんだよ」

家庭や学校で使える説明フレーズ

家庭や学校で使える具体的な説明フレーズをいくつか紹介します。

「2月11日は、日本という国の長い歴史を思い出して、日本に生まれたことを嬉しく思う日です」

「日本がいつできたかは正確には分からないけど、とても長い間続いている国だということを、みんなで確認する日です」

「この日は、自分が日本人であることや、日本の文化や歴史について考えてみる日として過ごすといいですよ」

これらのフレーズは、子どもの年齢や理解度に合わせてアレンジして使うことができます。

よくある質問と答え

Q: なんで2月11日なの? A: 大昔の神話で、日本の最初の天皇様が即位したとされる日を今のカレンダーに直すと2月11日になるから、その日が選ばれたんだよ。本当かどうかは分からないけど、昔からこの日を大切にしてきた歴史があるんだ。

Q: 他の国にも同じような日があるの? A: あるよ。でも他の国は「この日に国ができた」ってはっきり分かることが多いから、「独立記念日」とか「建国記念日」って呼ばれているんだ。日本みたいに「の」が入っている国は珍しいんだよ。

Q: この日は何をして過ごせばいいの? A: 特別なことをしなくてもいいんだよ。お休みの日だから、家族と過ごしたり、好きなことをしたりしていいんだ。もし興味があったら、日本の歴史や文化について調べてみるのもいいかもしれないね。

Q: 「建国記念日」って言ったら間違いなの? A: 間違いじゃないけど、正式な名前は「建国記念の日」だよ。でも、友達との会話で「建国記念日」って言っても全然大丈夫。ただ、学校のテストや作文で書くときは「建国記念の日」って正しく書こうね。

最後までお読み頂きましてありがとうございました。(^^♪

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