アルバイトでも確定申告は必要?収入はいくらから?不要なケースと申告方法をわかりやすく解説

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はじめに

アルバイトをしていると「確定申告って必要なの?」「いくらから申告しないといけないの?」と疑問に思う方は多いのではないでしょうか。実は、アルバイトでも確定申告が必要なケースと不要なケースがあり、自分がどちらに当てはまるのかを正しく理解することが大切です。

この記事では、アルバイトの確定申告について、必要・不要の判断基準から具体的な申告方法まで、初めての方にもわかりやすく解説していきます。「103万円の壁」や掛け持ちアルバイトの扱いなど、気になるポイントもしっかり押さえていきましょう。

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アルバイトでも確定申告は必要?まずは結論から解説

アルバイトの確定申告について、まずは基本的な考え方を整理しましょう。多くの場合は確定申告が不要ですが、状況によっては必要になることもあります。

原則は年末調整で確定申告は不要

アルバイトであっても、雇用主から給与として収入を得ている場合、基本的には年末調整によって税金の精算が完了します。年末調整とは、勤務先が1年間の給与や控除額を計算し、所得税の過不足を調整する手続きのことです。

この年末調整を受けていれば、原則として確定申告をする必要はありません。多くのアルバイト先では、11月から12月頃に年末調整の書類提出を求められます。「給与所得者の扶養控除等申告書」などの書類を提出し、勤務先で年末調整が行われていれば、自分で確定申告をする必要はないというのが基本的なルールです。

確定申告が必要になるアルバイトもある

ただし、すべてのアルバイトが年末調整だけで完結するわけではありません。複数のアルバイトを掛け持ちしている場合や、年末調整を受けていない場合、給与以外の収入がある場合などは、自分で確定申告をする必要が出てきます。

また、年末調整を受けていても、医療費控除やふるさと納税などの控除を受けたい場合は、確定申告をすることで税金の還付を受けられることもあります。つまり、確定申告は「義務として必要な場合」と「任意だが申告すると得になる場合」の2つのパターンがあるのです。

まず確認すべき3つのポイント

自分が確定申告をする必要があるかどうかを判断するために、まず次の3つのポイントを確認しましょう。

1つ目は、年末調整を受けたかどうかです。勤務先から年末調整の書類を提出し、源泉徴収票に「年末調整済」の記載があれば、基本的には確定申告は不要です。

2つ目は、アルバイト先の数です。複数のアルバイトを掛け持ちしている場合、年末調整は1か所でしか受けられません。メインでない勤務先の収入については、自分で確定申告をする必要があります。

3つ目は、給与以外の収入があるかどうかです。アルバイト以外にフリマアプリでの販売収入、アフィリエイト収入、株式の配当などがある場合は、その金額によって確定申告が必要になることがあります。

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確定申告が必要になるアルバイトのケース一覧

ここからは、アルバイトでも確定申告が必要になる具体的なケースを見ていきましょう。自分の状況と照らし合わせて確認してください。

年末調整をしていない場合

年末調整を受けていない場合は、基本的に確定申告が必要です。年末調整は勤務先が行う税金の精算手続きですが、これを受けていないということは、所得税の計算が完了していない状態だからです。

年末調整を受けていないケースとしては、年の途中で退職してそのままになっている場合や、短期・単発のアルバイトで年末調整の対象外だった場合、勤務先に「給与所得者の扶養控除等申告書」を提出していなかった場合などが考えられます。

このような場合、月々の給与から源泉徴収されていても、正しい税額が計算されていない可能性があります。確定申告をすることで、払いすぎた税金が還付されることも多いので、必ず申告するようにしましょう。

アルバイトを掛け持ちしている場合

複数のアルバイトを掛け持ちしている場合、年末調整は1か所でしか受けられません。そのため、メインの勤務先で年末調整を受けたとしても、サブの勤務先の収入については自分で確定申告をする必要があります。

具体的には、年末調整を受けなかった勤務先の年間収入が20万円を超える場合、確定申告が必要です。ただし、この「20万円」というのは所得税の確定申告の基準であり、住民税については金額に関わらず申告が必要になる点に注意が必要です。

掛け持ちアルバイトの場合、すべての勤務先から源泉徴収票をもらい、それらを合算して確定申告を行います。複数の収入を合計することで、適正な税額が計算されます。

給与以外の収入がある場合

アルバイトの給与以外に収入がある場合も、確定申告が必要になることがあります。たとえば、フリマアプリやネットオークションでの販売収入、アフィリエイトやYouTubeなどの広告収入、クラウドソーシングでの報酬、株式や投資信託の配当金などが該当します。

これらの給与以外の収入については、所得の種類が「雑所得」や「事業所得」になります。給与所得と合算して、最終的な税額を計算する必要があるため、確定申告が必要です。

ただし、給与以外の所得が年間20万円以下であれば、所得税の確定申告は不要とされています。しかし、この場合も住民税の申告は必要になるため、市区町村への申告を忘れないようにしましょう。

副業としてアルバイトをしている場合

本業が会社員で、副業としてアルバイトをしている場合も確定申告が必要です。この場合、本業の会社で年末調整を受けていても、副業のアルバイト収入については自分で申告しなければなりません。

副業のアルバイト収入が年間20万円を超える場合は、必ず確定申告が必要になります。また、20万円以下であっても、本業と副業を合算した所得に対して正しく課税されるよう、申告することが推奨されます。

なお、副業が会社にバレたくないという方もいるかもしれませんが、確定申告の際に住民税の納付方法を「自分で納付(普通徴収)」に選択することで、副業分の住民税が会社に通知されるのを防ぐことができます。

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確定申告が不要なアルバイトのケースと注意点

次に、確定申告をしなくても問題ないケースについて見ていきましょう。ただし、「不要」と思い込んでいたら実は必要だったということもあるので、注意点もしっかり確認してください。

年末調整を1か所で受けている場合

1つのアルバイト先だけで働いており、そこで年末調整を受けている場合は、基本的に確定申告は不要です。年末調整によって所得税の計算が完了しているため、改めて確定申告をする必要はありません。

年末調整が正しく行われているかは、源泉徴収票で確認できます。源泉徴収票に「年末調整済」と記載されていれば、確定申告は不要と考えて大丈夫です。源泉徴収票は、毎年1月末までに勤務先から交付されます。

ただし、医療費控除やふるさと納税などの控除を受けたい場合は、年末調整を受けていても確定申告をすることができます。確定申告をすることで、追加の控除が受けられ、税金が還付される可能性があります。

収入が一定額以下の場合

年間の給与収入が103万円以下の場合、所得税はかかりません。そのため、基本的には確定申告をする必要はありません。ただし、月々の給与から所得税が源泉徴収されている場合は、確定申告をすることで還付を受けられます。

また、給与収入が93万円から100万円以下(自治体によって異なる)の場合、住民税もかかりません。収入が少ない学生やフリーターの方は、この基準を覚えておくと良いでしょう。

ただし、「収入が少ないから申告しなくていい」と安易に考えるのは危険です。後述する「勘違いしやすいパターン」に該当していないか、しっかり確認することが大切です。

「不要」と勘違いしやすい注意パターン

確定申告が不要だと思い込んでいたら、実は必要だったというパターンがいくつかあります。よくある勘違いを紹介しますので、注意してください。

1つ目は、掛け持ちバイトのサブ収入が20万円以下だから申告不要と思っているケースです。所得税の確定申告は不要でも、住民税の申告は必要になります。市区町村への申告を忘れないようにしましょう。

2つ目は、年の途中で退職したため年末調整を受けていないのに、そのまま放置しているケースです。この場合、払いすぎた税金が還付される可能性が高いので、確定申告をすべきです。

3つ目は、フリマアプリなどの収入を「お小遣い程度だから申告不要」と考えているケースです。継続的に販売している場合や、利益が出ている場合は、確定申告が必要になることがあります。

申告しなくても問題ないか確認する方法

自分が確定申告をする必要があるかどうか不安な場合は、次の方法で確認することができます。

まず、勤務先から受け取った源泉徴収票を確認しましょう。源泉徴収票には、年間の給与額や源泉徴収された税額、年末調整の有無などが記載されています。これを見れば、基本的な状況を把握できます。

次に、国税庁のホームページにある「確定申告が必要な方」のチェックリストを利用するのも有効です。自分の状況を入力することで、申告の要否を判断できます。

それでも不安な場合は、税務署に直接相談するのが確実です。電話や窓口で相談できますし、確定申告の時期には無料の相談会も開催されています。わからないまま放置せず、早めに確認することが大切です。

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アルバイト収入はいくらから確定申告が必要?

ここからは、具体的な金額の基準について詳しく見ていきましょう。「103万円の壁」という言葉を聞いたことがある方も多いと思いますが、その意味を正しく理解することが大切です。

103万円の壁とは何か

「103万円の壁」とは、給与収入が年間103万円を超えると所得税が課税され始めるラインのことです。なぜ103万円なのかというと、給与所得控除55万円と基礎控除48万円を合わせた103万円までは、課税される所得がゼロになるからです。

つまり、年間の給与収入が103万円以下であれば、所得税はかかりません。月額に換算すると、約8万5,800円以下であれば103万円を超えないことになります。

ただし、103万円を超えたからといって、すぐに大きな税負担が発生するわけではありません。103万円を少し超えた程度であれば、所得税の税率は5%なので、それほど大きな金額にはなりません。とはいえ、扶養控除の対象から外れるなど、他の影響もあるため、注意が必要です。

所得税と住民税の違い

確定申告について考える際には、所得税と住民税の違いを理解しておくことが重要です。所得税は国に納める税金で、住民税は都道府県や市区町村に納める税金です。

所得税の課税ラインは年間103万円ですが、住民税は自治体によって異なり、多くの自治体では年間93万円から100万円程度から課税されます。つまり、所得税がかからなくても住民税はかかる、という収入帯が存在するのです。

また、確定申告の基準である「副業収入20万円以下なら申告不要」というルールは、所得税に関するものです。住民税については、金額に関わらず申告が必要になります。所得税の確定申告をしない場合でも、市区町村への住民税の申告は別途必要になる点を覚えておきましょう。

扶養に入っている場合の注意点

親や配偶者の扶養に入っている場合、自分の収入が一定額を超えると扶養から外れてしまい、扶養者の税負担が増えることになります。これが「扶養の壁」と呼ばれるものです。

扶養控除の対象となるのは、年間の給与収入が103万円以下の場合です。103万円を超えると扶養控除が受けられなくなり、扶養者(親や配偶者)の税金が増えることになります。

また、配偶者の場合は「配偶者特別控除」という制度があり、103万円を超えても150万円までは一定の控除が受けられます。ただし、社会保険の扶養については、年収130万円(月額約10万8,000円)という別の基準があるため、こちらも注意が必要です。

学生・フリーターで基準が変わるケース

学生の場合、「勤労学生控除」という制度を利用できる可能性があります。この控除を受けると、年間の給与収入が130万円以下であれば所得税がかかりません。ただし、親の扶養控除については103万円の基準が適用されるため、130万円まで働くと親の税負担が増えることになります。

勤労学生控除を受けるには、学校教育法に定める学校の学生であること、合計所得金額が75万円以下(給与収入のみの場合は130万円以下)であること、勤労によらない所得が10万円以下であることという条件を満たす必要があります。

フリーターの場合、特別な控除はありませんが、国民年金や国民健康保険料を支払っている場合、これらは社会保険料控除として所得から差し引くことができます。確定申告の際には、これらの支払い証明書を添付することで、税金の還付を受けられる可能性があります。

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アルバイトの確定申告のやり方と必要書類

最後に、実際に確定申告をする際の具体的な手順と必要な書類について説明します。初めての方でも、順を追って進めれば難しくありません。

確定申告に必要な書類一覧

アルバイトの確定申告に必要な主な書類は以下の通りです。

まず必須なのが、すべての勤務先から受け取った源泉徴収票です。掛け持ちをしている場合は、すべての勤務先の源泉徴収票を集める必要があります。源泉徴収票は毎年1月末までに交付されますので、大切に保管しておきましょう。

次に、マイナンバーカード(またはマイナンバー通知カードと本人確認書類)が必要です。確定申告書にはマイナンバーの記入が必要なため、番号がわかるものを用意してください。

還付金を受け取るための銀行口座の情報も必要です。通帳やキャッシュカードで口座番号を確認しておきましょう。

その他、医療費控除を受ける場合は医療費の領収書や明細書、ふるさと納税をした場合は寄附金受領証明書、生命保険料控除を受ける場合は生命保険料控除証明書など、各種控除を受けるための書類も準備します。ただし、これらは年末調整で処理できなかった場合に必要になるものです。

e-Taxと税務署、どちらで申告する?

確定申告の方法には、大きく分けて3つの方法があります。それぞれのメリット・デメリットを理解して、自分に合った方法を選びましょう。

1つ目は、e-Tax(電子申告)を利用する方法です。インターネットを通じて、自宅から確定申告ができます。マイナンバーカードとカードリーダー(またはマイナンバーカード読み取り対応のスマートフォン)があれば、24時間いつでも申告できるのが大きなメリットです。還付金の振込も、書面申告より早くなります。

2つ目は、税務署の窓口で申告する方法です。直接職員に相談しながら申告できるため、初めての方や不安な方にはおすすめです。ただし、確定申告の時期(2月16日から3月15日)は非常に混雑するため、時間に余裕を持って行く必要があります。

3つ目は、確定申告書を作成して郵送する方法です。税務署に行く時間がない方に向いていますが、記入ミスがあった場合に手間がかかる可能性があります。

最近では、国税庁の「確定申告書等作成コーナー」を利用して申告書を作成し、e-Taxで送信するか、印刷して郵送するという方法が主流になっています。画面の指示に従って入力していけば、自動的に税額が計算されるため、初めての方でも比較的簡単に申告書を作成できます。

アルバイトの確定申告の基本的な流れ

確定申告の基本的な流れを、ステップごとに説明します。

ステップ1は、必要書類の準備です。源泉徴収票をはじめ、前述した必要書類をすべて揃えます。源泉徴収票が手元にない場合は、勤務先に再発行を依頼しましょう。

ステップ2は、確定申告書の作成です。国税庁の「確定申告書等作成コーナー」にアクセスし、画面の指示に従って必要事項を入力していきます。収入金額や各種控除額を入力すると、自動的に税額が計算されます。

ステップ3は、申告書の提出です。e-Taxで送信するか、印刷して税務署に持参または郵送します。e-Taxの場合は、マイナンバーカードでの電子署名が必要になります。

ステップ4は、還付金の受取りです。払いすぎた税金がある場合、指定した銀行口座に還付金が振り込まれます。e-Taxで申告した場合は約2週間から3週間、書面で申告した場合は約1か月から2か月後に振り込まれます。

初めて確定申告をする方は、国税庁のホームページにある動画やマニュアルを見ながら進めると良いでしょう。また、税務署の無料相談会を利用するのもおすすめです。

申告期限と遅れた場合の対応

確定申告の期限は、原則として毎年2月16日から3月15日までです。この期間内に前年分の所得について申告を行います。還付申告(税金が戻ってくる申告)については、翌年1月1日から5年間は申告可能です。

もし申告期限に間に合わなかった場合、どうなるのでしょうか。還付申告の場合は、期限を過ぎても特にペナルティはありません。気づいた時点で申告すれば、還付金を受け取ることができます。

一方、納税が必要な確定申告を期限内にしなかった場合は、無申告加算税や延滞税といったペナルティが課される可能性があります。無申告加算税は、本来の税額に対して15%から20%(自主的に期限後申告をした場合は5%)が加算されます。

申告期限に遅れそうな場合、あるいは遅れてしまった場合でも、できるだけ早く申告することが大切です。期限後であっても、自主的に申告すれば、ペナルティが軽減されることがあります。

また、申告内容に誤りがあった場合は、「更正の請求」または「修正申告」という手続きで訂正することができます。誤りに気づいたら、早めに対応するようにしましょう。


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アルバイトの確定申告:まとめ

アルバイトの確定申告について、必要なケースと不要なケース、具体的な申告方法まで解説してきました。確定申告は難しそうに感じるかもしれませんが、一つひとつ確認していけば、それほど複雑なものではありません。

まずは自分が確定申告をする必要があるのかを確認し、必要な場合は期限内に正しく申告することが大切です。わからないことがあれば、税務署に相談したり、国税庁のホームページを活用したりして、確実に手続きを進めましょう。

適切に確定申告をすることで、払いすぎた税金が戻ってくることもありますので、忘れずに対応してください。

最後までお読み頂きましてありがとうございました。(^^♪

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