はじめに
トルコ・イスタンブールの観光地といえば、ブルーモスクとアヤソフィアが思い浮かぶ人も多いでしょう。
歴史的なモスクであるブルーモスクは、その美しい青い内装から「ブルーモスク」という愛称がついています。
この記事では、ブルーモスクの由来、青い理由、そしてアヤソフィアとの違いについて詳しく解説します。
目次
ブルーモスクとは?その歴史と概要
秋篠宮ご夫妻 トルコ訪問 「ブルーモスク」を視察https://t.co/jDAcpTd0Nb #nhk_news
— NHKニュース (@nhk_news) December 7, 2024
ブルーモスクは、正式名称を**スルタンアフメト・モスク(Sultan Ahmed Mosque)**といい、オスマン帝国のスルタン・アフメト1世によって1609年から1616年にかけて建設されました。
イスタンブール旧市街の歴史地区に位置し、観光地としても、礼拝の場としても非常に重要な建築物です。
主な特徴:
- 所在地: トルコ・イスタンブール
- 建築様式: イスラム建築・オスマン建築
- 設計者: メフメト・アーガ
- 建設年: 1609年~1616年
なぜ「青いモスク」と呼ばれるのか?
ブルーモスクが「青い」と呼ばれる理由は、内部を彩る青いタイル装飾にあります。
内部の壁には約20,000枚のイザニクタイルが使用され、タイルには青や白を基調とした**花模様(チューリップやカーネーションなど)**が描かれています。
これらが太陽光を受けて輝くため、幻想的な青色の空間が広がります。
さらに、ステンドグラスの窓から差し込む光が、青いタイルをより際立たせ、内部を美しく照らします。
この美しい空間が、「ブルーモスク」という愛称の由来です。
アヤソフィアとの違いは?
ブルーモスクのすぐ向かいにある**アヤソフィア(Hagia Sophia)**は、ブルーモスクと並ぶイスタンブールの象徴的建築物です。
しかし、これらにはいくつかの違いがあります。
比較項目 | ブルーモスク | アヤソフィア |
建設年 | 1609年~1616年 | 537年(ビザンティン帝国) |
建築様式 | イスラム建築・オスマン建築 | ビザンティン建築 |
用途 | 現役のモスク(礼拝用) | 現在はモスク(元は教会・博物館) |
内装の特徴 | 青いタイル、ステンドグラス、巨大なドーム | モザイク装飾、歴史的なフレスコ画 |
象徴的な要素 | 6本のミナレット(尖塔) | 巨大なドームとビザンティン様式の壁画 |
ポイント:
- アヤソフィアは元々キリスト教の大聖堂として建設されましたが、後にイスラム教のモスクに転用され、現在もモスクとして機能しています。
- ブルーモスクは最初からイスラム教のモスクとして設計され、現在も礼拝の場として使われています。
観光の見どころと注意点
ブルーモスク観光のポイント
- 入場料: 無料(寄付を歓迎)
- 見どころ: 大理石の床、青いタイルの内装、壮大な中央ドーム
- 注意点: 礼拝の時間帯を避け、適切な服装(肩や膝を隠す)で訪れましょう。
アヤソフィア観光のポイント
- 入場料: 有料(トルコ政府が設定)
- 見どころ: ビザンティン様式のモザイク、巨大なドーム、歴史的な壁画
- 注意点: モスクのため、静かに見学するよう心がけましょう。
ブルーモスクとは まとめ
ブルーモスクはその美しい青い内装と歴史的価値から、世界中の観光客を魅了するイスタンブールのシンボルです。
アヤソフィアと並ぶトルコの代表的建築物で、歴史と文化を深く知る貴重なスポットです。
イスタンブールを訪れる際は、ぜひ両方の建築物を訪れ、その違いや歴史を肌で感じてみてください。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。(^^♪