クラスター爆弾がなぜ禁止になったの？爆弾の問題点やクラスター爆弾とは何なのかを調査！

クラスター爆弾がなぜ禁止になったのか、クラスター爆弾の問題点や、クラスター爆弾とは何なのか、についてご紹介します。

クラスター爆弾がなぜ禁止になったのかって結構難しいですよね。

そこで、クラスター爆弾がなぜ禁止になったのかについて調べてみました。

クラスター爆弾がなぜ禁止になったのかについてさらに詳しくご紹介します。

クラスター爆弾がなぜ禁止になったの？

引用元：unsplash.com

クラスター爆弾がなぜ禁止になったのかというと、クラスター爆弾は、多数の小型爆弾を含む一つの大型爆弾です。

クラスター爆弾は、広範囲にわたって破壊力を発揮する兵器で、使用後に残留する不発弾が多く、民間人に対する被害が大きいのです。

そういったことから、2008年12月3日に「オスロ条約（クラスター爆弾禁止条約）」が採択され、クラスター爆弾の生産、貯蔵、使用、移譲が禁止されました。

ちなみにオスロ条約では、対人地雷を禁止するオタワ条約と同様、犠牲者支援を締約国の義務として明文化したことです。

それと、犠牲者とは、ケガをした本人だけでなく、その家族や地域までも含むとしたことです。

オスロ条約に加盟していない国は、アメリカ、ロシア、中国、イスラエル、インド、パキスタン、エジプト、シリア、北朝鮮、イランなどです。

ただし、オスロ条約に加盟していない国でも、クラスター爆弾の使用を禁止している国もあります。

例えば、日本はオスロ条約に加盟していませんが、クラスター爆弾の使用を禁止しています。

クラスター爆弾の問題点は？

クラスター爆弾の問題点は、使用後に残る未爆弾の存在です。

クラスター爆弾は、1つのロケット砲やミサイルや砲弾が飛行中、多数の小型爆弾が広範囲に飛び散る仕組みの兵器です。

飛び散った小型爆弾は着弾と共に爆発する設計ですが、相当数は不発で終わり、使用後に不発弾が残ります。

これらの未爆弾は、民間人や子供たちが誤って触れてしまうことで、大きな被害をもたらすことがあります。

また、クラスター爆弾は、広範囲に散布されるため、民間人を含む非戦闘員に対しても被害をもたらすことがあります。

ちなみに、クラスター爆弾以外に禁止された兵器は、生物兵器や化学兵器、レーザー兵器（盲目化効果を持つもの）、人体に苦痛を与える兵器（例：電気ショック銃）、水爆、原子力兵器などがあります。

そもそもクラスター爆弾とは何なのか？

クラスター爆弾とは、ひとつの容器（親爆弾）の中に数個から何百個もの子爆弾が入った爆弾です。

爆撃機などから投下されると空中で破裂し、子爆弾が広い範囲にばらまかれます。 

子爆弾の中には金属の破片などが仕組まれており、建物や人の身体を貫いて破壊します。

クラスター爆弾は、広い範囲にばらまかれるため、戦争に直接関係のない人々が被害に遭うことがとても多い兵器です。

クラスター爆弾の被害に遭うと、死亡する確率も高く、命が助かったとしても手や足を失ったり、体中に傷跡が残ったりと、深刻な障がいが残ります。

また、子爆弾は不発弾となって残ることがとても多く、この不発弾は地雷と同じように、半永久的に人々を危険にさらします。

戦争が終わった後もクラスター爆弾の被害が絶えません。

クラスター爆弾がなぜ禁止になったのか まとめ

今回は、クラスター爆弾がなぜ禁止になったの？爆弾の問題点やクラスター爆弾とは何なのかを調査！という記事タイトルで紹介しました。

クラスター爆弾は、一つの爆弾から複数の爆弾を散布する兵器です。

クラスター爆弾は、爆撃目標範囲内に多数の爆発物を小型にばらまいて、敵の装備、車両、兵士などを効果的に攻撃することができます。

クラスター爆弾が禁止される理由は、その使用による人道的な苦痛が主な理由です。

クラスター爆弾は多くの多数の小型爆弾をばら撒くため、爆撃地域内の非戦闘員や民間人に対しても深刻な被害を懸念する可能性があります。

そして、クラスター爆弾の未爆発の爆弾は、戦闘終了後も危険を伴うことがあります。

未爆発の小型爆弾の除去には時間と費用がかかり、復興や人々の生活への影響が残ります。

これらの理由から、クラスター爆弾の使用や製造、輸出入が規制される国際的な限界が構築され、一部では完全に禁止されています。

被害を最小限に抑えるための解決策として行われています。

最後までお読みいただきましてありがとうございました。