はじめに
「夏フェスにリュックで行っても大丈夫？」「周りから邪魔って思われないか心配…」
音楽フェスに初めて参加する人や、毎年行っているけど荷物に悩んでいる人にとって、バッグ選びは意外と重要なポイントです。SNSやフェス経験者の声を見ると「リュックは邪魔」という意見をよく目にしますが、実際のところはどうなのでしょうか。
本記事では、フェスでリュックが敬遠される理由を詳しく解説し、代わりにおすすめのバッグの種類や選び方のポイントをご紹介します。レディース向けの具体的なおすすめアイテムもまとめているので、フェスを快適に楽しむためのバッグ選びの参考にしてください。
1. フェスでリュックが「邪魔」と言われる理由
1.1 人混みでぶつかりやすい
フェス会場は想像以上に混雑します。特にメインステージ前やフードエリアは人がぎゅうぎゅう詰めになることも珍しくありません。
リュックを背負っていると、後ろの人にぶつかったり、通路を塞いでしまったりすることがあります。自分では気づかなくても、背中の荷物が周囲の人の視界を遮ったり、肩や顔に当たったりしてトラブルの原因になることもあります。
特に大型のリュックは、自分の体の幅を大きく超えるため、人混みの中では非常に邪魔になってしまうのです。
1.2 座るときや場所取りのときにかさばる
フェスでは芝生や地面に座って休憩したり、お気に入りのアーティストを待つために場所取りをしたりすることがよくあります。
リュックは容量が大きい分、座るときに邪魔になりがちです。背負ったままでは座りにくいので一度下ろす必要がありますが、地面に置くと汚れやすく、また置き場所を確保するのも大変です。
周囲のスペースが限られている中で、大きな荷物を置くことで他の人の迷惑になってしまう可能性もあります。
1.3 荷物の出し入れがしづらい
リュックは背中に背負う構造上、中の荷物を取り出すために一度下ろす必要があります。フェス会場では何度もスマホやチケット、財布、日焼け止めなどを出し入れする機会がありますが、その度にリュックを下ろすのは非常に面倒です。
特に人混みの中では、リュックを下ろすスペースすら確保できないこともあります。また、下ろして地面に置くと汚れたり、忘れてしまったりするリスクもあります。
すぐにアクセスできないという点で、実用性に欠けるのがリュックの大きなデメリットです。
1.4 セキュリティ面（盗難リスク）
リュックは背中にあるため、自分の視界に入りません。人混みの中では、気づかないうちにファスナーを開けられて貴重品を盗まれるというリスクがあります。
実際、音楽フェスやライブ会場での盗難被害は毎年報告されています。特に混雑したエリアでは、他人との距離が近くなるため、スリのターゲットになりやすいのです。
貴重品を守るという観点からも、リュックは必ずしも最適な選択肢とは言えません。
2. それでもリュックを使いたい場合の工夫
2.1 小型リュックを選ぶ
どうしてもリュックを使いたい場合は、10～15リットル程度の小型リュックを選びましょう。大容量のものよりもコンパクトで、周囲への影響を最小限に抑えられます。
必要最低限の荷物だけを入れるようにし、かさばるものは車やロッカーに預けるなどの工夫をすると良いでしょう。
2.2 前掛けスタイルで使う
リュックを背中ではなく、前に抱えるように背負うスタイルもおすすめです。これなら荷物が自分の視界に入るため、盗難防止になりますし、人混みで後ろの人にぶつかる心配もありません。
前掛けスタイルなら、荷物の出し入れもしやすくなります。ただし、長時間前に抱えていると肩や首が疲れることもあるので注意が必要です。
2.3 中身を最小限にして軽量化
リュックを使う場合でも、荷物は本当に必要なものだけに厳選しましょう。重い荷物を長時間背負っていると体力を消耗してしまい、フェスを十分に楽しめなくなります。
タオル、飲み物、日焼け止め、モバイルバッテリー、財布など、必需品だけをコンパクトにまとめるのがポイントです。
2.4 チェストバッグやサブバッグと併用
リュックには着替えや大きな荷物を入れておき、貴重品や頻繁に使うものは小さなチェストバッグやサコッシュに入れて併用する方法もあります。
この使い分けをすれば、リュックをロッカーに預けたり、友人に預けたりして身軽に行動することもできます。
3. フェスでおすすめのバッグの種類
3.1 ウエストポーチ（動きやすく出し入れしやすい）
ウエストポーチは、フェス参加者の間で最も人気のあるバッグの一つです。腰に巻くタイプなので両手が自由に使え、荷物の出し入れもスムーズにできます。
体にフィットするため、激しく動いても邪魔になりにくく、ダンスやジャンプをしても安定しています。貴重品を体の前側に持ってこられるので、セキュリティ面でも安心です。
容量は限られますが、財布、スマホ、チケット、リップクリームなど、必要最低限のものは十分に入ります。
3.2 ショルダーバッグ（コンパクト＆おしゃれ）
斜め掛けできるショルダーバッグも、フェスにおすすめのバッグです。体の前に持ってこられるので、荷物の出し入れがしやすく、盗難防止にもなります。
デザインのバリエーションが豊富で、フェスコーデに合わせておしゃれに持てるのも魅力です。ウエストポーチよりも少し容量が大きいものが多いので、荷物が多めの人にも向いています。
ただし、肩紐が片方の肩だけにかかるため、長時間使うと肩が疲れることもあります。調整可能なストラップを選ぶと良いでしょう。
3.3 サコッシュ（薄くて軽い、人気上昇中）
サコッシュは、薄型でコンパクトなショルダーバッグの一種です。元々は自転車レースで使われていたものですが、最近ではフェスやアウトドアシーンで大人気のアイテムになっています。
非常に軽量で、体に密着させやすいため動きやすいのが特徴です。ペットボトルやスマホ、財布など、薄くて軽いものを入れるのに最適です。
防水性の高いナイロン素材のものが多く、急な雨でも安心です。ファッション性も高く、カジュアルからスポーティまで幅広いスタイルに合わせやすいのもポイントです。
3.4 小さめリュック（どうしてもリュック派の人向け）
どうしてもリュックが良いという人は、10～15リットル程度の小さめリュックを選びましょう。通常のリュックよりもコンパクトで、体にフィットするデザインのものがおすすめです。
背面がメッシュになっているものや、チェストストラップ付きのものを選ぶと、フィット感が高まり、動きやすくなります。また、サイドポケットが充実しているものなら、リュックを下ろさずに飲み物などを取り出せて便利です。
4. レディースに人気のフェス向けバッグおすすめ
おしゃれで軽いリュック
コールマンやノースフェイスなどのアウトドアブランドから、10～15リットルの小型リュックが多数販売されています。カラフルなデザインも豊富で、フェスファッションのアクセントになります。
軽量で背負いやすく、撥水加工されているものが多いので、急な雨でも安心です。サイドポケットやフロントポケットが充実したモデルを選べば、使い勝手も抜群です。
防水サコッシュ
アウトドアブランドのサコッシュは、防水性が高く、軽量で機能的です。特にモンベルやパタゴニア、ザ・ノース・フェイスなどのブランドは、フェスファンから絶大な支持を得ています。
シンプルなデザインからカラフルなものまで幅広く展開されているので、自分の好みやコーデに合わせて選べます。価格も比較的手頃なものが多く、1000円台から購入できるモデルもあります。
スポーツブランドのウエストポーチ
ナイキ、アディダス、プーマなどのスポーツブランドのウエストポーチは、機能性とデザイン性を兼ね備えています。スポーティなファッションに合わせやすく、カラーバリエーションも豊富です。
撥水性や軽量性に優れたモデルが多く、長時間着用していても疲れにくい設計になっています。価格帯は2000～5000円程度で、コストパフォーマンスも良好です。
フェスコーデに合うショルダータイプ
レディース向けのショルダーバッグは、デザイン重視のものから機能性重視のものまで様々です。フェスでは、軽量で撥水加工されたナイロン素材のものがおすすめです。
マリメッコやヘルシーバックバッグなど、おしゃれで機能的なブランドも人気です。チェーンやレザーのものは重くなりがちなので、フェスには向きません。軽くて丈夫な素材を選びましょう。
5. フェスバッグ選びのポイント
5.1 防水性（突然の雨対策）
屋外フェスでは、天候が急変することもよくあります。突然の雨で荷物が濡れてしまわないよう、防水性の高いバッグを選ぶことが重要です。
完全防水でなくても、撥水加工されているだけでかなり違います。ナイロンやポリエステル素材のバッグは、比較的水をはじきやすくおすすめです。
また、ファスナー部分が防水仕様になっているものや、レインカバーが付属しているものもあります。大切なスマホや財布を守るためにも、防水性はしっかりチェックしましょう。
5.2 軽量性（長時間背負っても疲れない）
フェスは朝から夕方、または深夜まで長時間続くイベントです。重いバッグを持っていると、それだけで体力を消耗してしまいます。
バッグ自体が軽量であることはもちろん、中に入れる荷物も最小限にすることが大切です。ペットボトルではなく折りたたみ式の水筒を持つ、タオルは薄手のものを選ぶなど、荷物の軽量化を意識しましょう。
バッグの重さは200～300グラム程度のものが理想的です。購入前に実際に手に取って、重さを確認するのがおすすめです。
5.3 収納ポケット数（チケット・スマホ・小物分け用）
フェスでは、チケット、スマホ、財布、日焼け止め、リップクリームなど、細かいアイテムを頻繁に出し入れします。ポケットが複数あるバッグなら、荷物を整理しやすく、必要なものをすぐに取り出せます。
特にメインポケットとは別に、外側にファスナー付きのポケットがあると便利です。貴重品を分けて収納できるので、セキュリティ面でも安心です。
内側にもメッシュポケットや仕切りがあると、さらに整理整頓がしやすくなります。
5.4 体型・ファッションに合うかどうか
機能性だけでなく、自分の体型やファッションスタイルに合うかどうかも重要なポイントです。フェスは写真を撮る機会も多いので、見た目にもこだわりたいですよね。
ウエストポーチなら腰回りのサイズに合うもの、ショルダーバッグなら体にフィットする長さのストラップが調整できるものを選びましょう。
カラーやデザインも、自分の普段のファッションや当日のコーデに合わせて選ぶと、統一感が出ておしゃれに見えます。
6. まとめ：フェスでリュックは本当に邪魔？
フェスのリストバンドについての記事はこちらから＞＞フェスのリストバンド：締めすぎで取れない時の外し方＋おしゃれなリメイク術
フェスでリュックが邪魔と言われる理由は、人混みでぶつかりやすい、場所を取る、荷物の出し入れがしづらい、そして盗難リスクがあるという点にあります。
快適にフェスを楽しむなら、ウエストポーチ、サコッシュ、ショルダーバッグなど、コンパクトで体にフィットするバッグがおすすめです。これらのバッグは両手が自由に使え、荷物の出し入れもしやすく、周囲の人にも迷惑をかけません。
どうしてもリュックを使いたい場合は、小型で軽量なものを選び、前掛けスタイルで背負う、荷物を最小限にするなどの工夫をすることで、ある程度は問題を解決できます。
バッグ選びの際は、防水性、軽量性、収納ポケットの数、体型やファッションとの相性をしっかり確認しましょう。自分に合ったバッグを見つけて、フェスを思いっきり楽しんでください。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
関連記事
