はじめに
飽和潜水についてご紹介します。
「飽和潜水」とは、深海作業や長時間の水中作業を可能にする特殊な潜水技術で、通常の潜水方法では到達が難しい深さまで潜ることができます。
この方法では、潜水士が加圧室を使用して体内の圧力を調整しながら作業を行い、数百メートルもの深海にも対応可能です。
この記事では、飽和潜水の仕組みや到達できる最大深度、そして加圧室の役割について詳しく解説します。深海作業の安全を支えるこの技術の秘密に迫ります。
飽和潜水とは?
”今回の捜索で実施される飽和潜水は、体をあらかじめ深い海の水圧に慣らすことで、通常は潜れない場所にも潜水できる方法。
船上で特殊な装置に入り、ヘリウムなどの混合ガスを使って加圧。
数時間から1日かけて潜水士の体にガスを取りこみ「飽和状態」にすることで、水圧に慣れた状態にする。”
引用元:朝日新聞
上記のような飽和潜水を行うことによって潜水士が長時間にわたって作業ができるという事と、作業が完了して地上に戻ったときの危険を防ぐことができるようです。
深海や油田などの水中での作業を行う際に用いられる潜水技術の一つで、超大深度への潜水を実現するための技術のようです。
ちなみに、深海とは明確な定義はないようですが一般的には200mより深い海域帯を指すようです。
普通一定以下の深さで潜水する場合は時間を制限されていますが、この飽和潜水の場合は長時間の作業などができる技術のようです。
これによって、100メートル以上の深度でも安全に長時間の活動ができるようになり、潜水病の危険も減ったようです。
何メートルまで潜ることが可能なの?
ちなみに飽和潜水は、最大で700メートル以上潜ることも可能とされています。
水圧や低温にさらされる環境下での作業を可能にする重要な技術として使用されています。
そして超深度で作業が終わったら潜水室の圧力を大気中の圧力に戻して身体を慣らしていって終了という事です。
この技術を日本で恒常的に実施している組織の1つが海上自衛隊です。
この海上自衛隊では、1997年には水深400mで40日間の潜水を達成しています。
そして、2008年5月21日には潜水艦救難艦「ちはや」の潜水員が450メートルという日本新記録・ 世界第2位(当時)を達成しています。
加圧室で身体を水圧に慣らして潜水!
加圧室とは密閉空間で加圧室内の圧力を上げていって、身体を水圧に慣らす空間の事を言います。
飽和潜水の場合、潜水士はまず加圧室に入り、水圧に体を慣らしていく。
そして加圧室と同じ気圧のカプセルに入り、1時半ほどかけて目的のポイントまで潜水。カプセルから出て、船内を調査する。
引用元:文化放送
この加圧室を利用することによって、この潜水の捜索の範囲が広がったということは間違いありません。
いろんな技術を使って人のためや世の中のための役に立てることができたら最高です。
この加圧室は一時流行った「ベッカムマシーン」というものと利用法は違いますが原理は同じようです。
このベッカムマシーンは閉鎖空間に入って一定時間過ごすわけですが、一定時間そこにいるだけで身体の代謝が良くなる商品です。
私もこのベッカムマシーンによく似た商品を作って利用していましたが、私自身はベッカムマシーンの良さは感じることができませんでした。
あと加圧室で医療用に使っている同じような医療器機があります。
よくわかりませんが潜水病などに使ったりしています。
飽和潜水についてネットの反応は?
飽和潜水についてネットの反応は以下になります。
陸自ヘリ捜索、「飽和潜水」準備急ぐ 海中に機体かhttps://t.co/ei5xi8XGAK
— 日本経済新聞 電子版(日経電子版) (@nikkei) April 13, 2023
皆様おはよーございます٩(ˊᗜˋ*)و
— 🇯🇵かなで🧩 (@3hoo5) April 14, 2023
昨晩遅くに東京より帰って参りました
海自呉基地が母港の掃海艦「えたじま」が行方不明のヘリを見つけて下さいました
これからは飽和潜水士のご無事を祈りながら一日も早い10人の方々を見つけて頂くことを願っています
本日も皆様が良い一日になりますように💕🍃🍀 pic.twitter.com/KANWNRhIjQ
今は事故の状況を調べるために大変な様子ですが、一刻も早く見つけることができたらいいですね。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。(^^♪
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