はじめに
島田豊彰 認知症でも働くことができる理由についてご紹介します。
「認知症だから働けない」という常識を覆す存在、それが島田豊彰さんです。
認知症を抱えながらも働き続け、多くの人に希望と勇気を与える彼の生き方には、特別な理由が隠されています。
本記事では、島田さんの活動や職場でのサポート体制、働き続けられる背景を徹底調査し、その秘密に迫ります!
島田豊彰さんってどんな人?
島田豊彰さんは考古学研究者で、遺跡の発掘や出土品の展示をおこなう(公財)徳島県埋蔵文化財センターに勤めています。
専門研究員として考古学入門講座の講借「地味な土器からここまでわかった中世の阿波」を、やられています。
場所は徳島市立考古資料館の研修室です。
2010年5月30日には「野洲川平野の中世」という考古学講座を行っています。
場所は徳島県立埋蔵文化財総合センターで、出土品の解説をしています。
島田さんは、考古学研究者としてはかなりの実力者ですし、実績もあります。
〔最近の発掘から〕四国初、縄文時代の石製丸玉―徳島県阿南市深瀬遺跡(島田豊彰)という論文も出されて、書籍になっています。
【講演】5月20日、徳島県小松島市の市立図書館で、「新見城遺跡展 報告会」開催。「新居見遺跡・縄文時代~古墳時代」(岡本和彦氏)/「新居見遺跡・古代~中世」(島田豊彰氏)。https://t.co/cB6TCIuKVY
— 歴史ナビ (@rekinavi) May 14, 2018
そして島田さんの肩書は、認知症の人と家族の会の徳島県支部会員です。
子どものころから憧れていた仕事に就いて20年以上経った47歳のとき、認知症と診断されています。
認知症は、以前は何もできなくなる病気と考えられていたのですが、国は今年から「治療しながら働くこと」を目指す病気に、癌や糖尿病と並んで「若年性認知症」を加えています。
認知症を発症してからも、働くことは可能であるとして、支援をすることにしたのです。
認知症と分かったきっかけは
65歳未満で発症する #若年性認知症 は本人や家族の生活に与える影響が無視できません。考古学研究者の島田豊彰さんは47歳のとき診断されましたが、職場の理解とサポートを得て仕事を継続しています。周囲はどう支えていけばよいのか。島田さんの経験を通して考えます【記事】https://t.co/HMGWk1tAbq
— NHKハートネット (@nhk_heart) December 13, 2022
認知症と分かったきっかけは、発掘作業をするときの作業のやり方がおかしいからです。
「島田の掘り方がおかしい」と言われたのです。
”『何がおかしいんですか。ちゃんと掘ってるじゃないですか』と思ったんですけど、『これがお前が掘った一部やけど、覚えてるか?』と言われて、それを見ると、ぐちゃぐちゃに掘っとるんですね。
『あれ? 僕が掘った分ですか』って聞いたら、『そうじゃ』と。証拠を突きつけられたので、これは病院に行かなあかんと」(島田さん)”
引用元:nhk
検査を受けた結果「アルツハイマー型認知症」と診断されています。
その時の気持ちは、「今頃は調子は悪かったんだが不調の原因は病気のせいだったのか」、とわかって気持ちが楽になったと言っています。
そうかもしれませんね。
仕事をする時に、自分の思うようにいかない時の原因が分からなければ「なぜだろう?」と考えて、困ってしまうことは多々あることです。
そして原因がわかれば「あーそうなのか!」となんとなく感覚的によかった!と考えるのは仕方がないのかなと思います。
しかし認知症と分かれば「がっかり」するのは仕方がないのですが、仕事が上手くいかない原因がわかれば、それはそれなりに済むのかなという感じがします。
社会復帰はどのようにしたのか?
社会復帰はどのようにしたのかということについては、みんなの協力のおかげで社会復帰ができたのです。
国がアルツハイマー型認知症でも支援することが決まっているので、島田さんの職場でもサポートに取り組んだのです。
当時の上司の湯浅利彦さんは、島田さんの状態を正確に把握して、どうしたら仕事がスムーズに進むかということを考えています。
そして、その情報を島田さんを含めた周りの人に共有するということが大事だと考えています。
そうすることによって島田さんは、発掘などを担当する部署から展示や広報を担当する部署に変わっています。
こうやってみるとアルツハイマー型認知症と診断されても、仕事を継続してすることができるのです。
そのためには職場の協力が当然必要になってくるのは当然のことです。
そして家族の協力ももちろん必要になってくるのは当たり前のことです。
みんなの協力を得て、認知症と診断されても仕事を継続していくことは可能なことです。
そして認知症の一番の特効薬は、人と喋ること!と言っています。
しかし調子の良いときばかりではないのです。
認知症にかかったら精神状態が不安定になるのです。
そして仕事どころではなくなるようなこともあったのです。
そういった時は、病院から紹介された若年性認知症支援コーディネーターと相談しながら、どうすれば働くことができるかを共に考えてきたのです。
ちなみに、若年性認知症支援コーディネーターは、都道府県に1人以上配置されているのです。
そういうことも含めて、みんなの協力があれば仕事を継続することができるのです。
島田さんの夢は
島田さんの夢は、妻からは「定年まで働いて~」と言われています。
なので定年まで働いて退職後は農業がしたいそうです。
もし叶うのであれば、エジプトかイスラエルの遺跡の発掘調査に携わってみたいそうです。
学生時代には現地の発掘に従事したことがあるのです。
なので、もう一度エジプトかイスラエルの遺跡の発掘調査に携わってみたい、ということなのでしょう。
そして今の大きな夢は、全国の当事者に会いに行く事と、各地の美味しい酒を飲んで盛り上がりたいそうです。
*認知症の人や家族、支援者、一般の人がリレーをしながら、一つのタスキを繋ぎゴールを目指すイベントのことです。
島田さんの夢が叶ったらとても素敵ですね。
島田さん、夢が叶うように頑張ってください。
応援しています。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。(^^♪
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