はじめに
お笑いコンビ・ビスケットブラザーズは、2022年の「キングオブコント」で歴代最高得点を叩き出し、見事優勝を果たした実力派コンビです。
独特のテンポと世界観で多くのファンを魅了する彼らですが、実際にネタ作りを担当しているのは誰なのでしょうか。本記事では、きんと原田泰雅の役割分担や、コンビの魅力について徹底解説します。
ビスケットブラザーズとは?コンビのプロフィール
ビスケットブラザーズは、2011年に結成されたお笑いコンビです。吉本興業東京本社に所属し、NSC大阪校33期生として芸人活動をスタートさせました。当初は「暴れ人」というコンビ名で活動していましたが、後にビスケットブラザーズに改名。長い下積み時代を経て、2022年にコント界の頂点へと上り詰めました。
きん(芸名の由来・芸風・特徴)
プロフィール
- 本名:遠山将吾(とおやま しょうご)
- 生年月日:1991年4月27日
- 出身地:香川県丸亀市
- 出身校:香川県立坂出高等学校
- 身長:175cm、体重:95kg
- 血液型:A型
芸名の由来と特徴
きんの芸名は、本名の「遠山」から「遠山の金さん」に由来しています。この芸名を命名したのは、同期の芸人であるナダル(コロコロチキチキペッパーズ)です。きんとナダルは、コロチキが大阪を拠点に活動していた頃から同じコンビニでアルバイトをしていたという縁があり、深い親交を持っています。
コンビではツッコミを担当し、金髪にピアスという派手な見た目が特徴的です。NSC入学当時からこのスタイルを貫いており、同期の小西武蔵(現・吉本新喜劇)とは8年間のルームシェア生活を送っていたというエピソードもあります。
原田泰雅(プロフィール・キャラクター性)
プロフィール
- 本名:原田泰雅(はらだ たいが)
- 生年月日:1992年1月10日
- 出身地:大阪府岸和田市
- 出身校:大阪府立東住吉高等学校芸能文化科
- 趣味:マンガを作ること
キャラクター性
原田はコンビでボケを担当しています。学生時代は合唱部に所属しており、美声の持ち主としても知られています。公園が大好きで、「風呂入らないのが好き」という独特のキャラクター性から、コンビ内では「不潔」というイメージで扱われることもあります。
本人曰く「すぐ調子に乗ってしまう」性格とのことで、優勝会見でも「偉大なチャンピオンは相方に任せます」とコメントするなど、自由奔放なキャラクターが魅力の一つとなっています。
結成のきっかけ・コンビ名の由来
ビスケットブラザーズは2011年にNSC大阪校33期生として結成されました。当初は「暴れ人」という攻撃的なコンビ名で活動していましたが、後により親しみやすい「ビスケットブラザーズ」へと改名しています。
コンビ名の由来については、お菓子のビスケットのように「誰からも愛される存在になりたい」という思いが込められているとされています。改名後も地道に活動を続け、約11年の歳月を経て、遂にキングオブコントでの優勝という快挙を成し遂げました。
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ネタ作りは誰が担当?きんと原田の役割分担
主にネタ作りを担当しているのは誰か?
ビスケットブラザーズのネタ作りを主に担当しているのは、ボケ担当の原田泰雅です。コンビ内での役割分担として、原田がネタの構成やアイデアを考え、それをきんがツッコミとして整理していくという形をとっています。
きんはツッコミとして、原田が生み出すユニークな設定やボケを活かしながら、ネタ全体のテンポやリズムを調整する役割を担っています。
アイデア出しの流れ(共同作業なのか、片方主導なのか)
基本的には原田がネタの骨組みを作り、そこにきんの意見を加えながら完成させていくという流れになります。完全に片方主導というわけではなく、原田が出したアイデアをきんが客観的な視点でチェックし、よりブラッシュアップしていく共同作業です。
特に優勝ネタである「野犬」については、おろした当時は観客から悲鳴が上がるなど、反応があまり良くなかったそうです。しかし、二人で何度も改良を重ね、「スピードはキモさを笑いに変える」というキーワードを見つけ出すことで、歴代最高得点を獲得するネタへと昇華させました。
インタビューやメディア情報から検証
各種インタビューやメディア出演から見える二人の役割分担は明確です。原田は創造的なアイデアを次々と生み出すクリエイター気質で、きんはそれを現実的な形に落とし込むプロデューサー的役割を果たしています。
この役割分担により、原田の自由な発想ときんの冷静な判断力が融合し、ビスケットブラザーズ独自の笑いが生まれているのです。
ビスケットブラザーズのネタの特徴と人気の理由
独特の設定・テンポ感
ビスケットブラザーズのネタは、「独特の世界観」と「スピード感」が最大の特徴です。日常では考えられないようなシュールな設定を、猛スピードで展開していくスタイルは、他のコンビにはない唯一無二の魅力となっています。
優勝ネタ「野犬」では、野犬に噛まれた男性が徐々に犬化していくという設定を、テンポよく演じ切りました。キモさや不気味さを感じさせる要素も、スピード感によって笑いに変換するという独自の技術が光っています。
他のお笑いコンビと違う点
一般的なコントが「設定→展開→オチ」という構成をとるのに対し、ビスケットブラザーズのネタは「設定の異常性」と「スピードによる畳み掛け」で笑いを生み出します。観客が考える暇を与えず、次から次へとボケを繰り出すことで、頭よりも体が先に反応してしまうような笑いを作り出しているのです。
また、コントだけでなく漫才も得意とする「二刀流」であることも大きな特徴です。2021年には「NHK上方漫才コンテスト」でも優勝を果たしており、コントと漫才の両方で高い評価を得ている数少ないコンビといえます。
代表的なネタの紹介
「野犬」 キングオブコント2022の優勝ネタ。野犬に噛まれた男性が徐々に犬化していく様子を、リアルかつスピーディーに演じた作品。歴代最高得点481点を獲得しました。
その他の代表作
- 「町のクチビル代理店」:単独ライブのタイトルにもなった作品
- 各種漫才ネタ:NHK上方漫才コンテスト優勝時の作品など
いずれも、観客の予想を裏切る展開と、二人の息の合った掛け合いが魅力です。
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賞レースでの活躍と評価
「キングオブコント2022」優勝の快挙
2022年10月8日、ビスケットブラザーズは「キングオブコント2022」で見事優勝を果たしました。ファイナリスト10組による激戦を勝ち抜き、第15代キングの座を獲得。優勝賞金1000万円と米1トンを手にしました。
特筆すべきは、その得点です。決勝1stステージと2ndステージの合計で481点という、キングオブコント史上最高得点を記録しました。この圧倒的な得点差は、審査員全員が彼らのコントを高く評価した証といえるでしょう。
審査員や観客からの評価
審査員からは、「スピード感」「独自の世界観」「演技力」などが高く評価されました。特に松本人志さんからの評価は高く、優勝会見できんは「松本さんに褒められたことが何より嬉しい」とコメントしています。
観客の反応も上々で、当初は戸惑いを見せる声もあった「野犬」のネタも、回を重ねるごとに支持を集め、ついには満点に近い評価を得るまでになりました。
その後のメディア露出・人気の広がり
優勝後、ビスケットブラザーズのメディア露出は大幅に増加しました。テレビ番組への出演はもちろん、冠番組「ビスケットブラザーズの行けばわかるさ!」が三重テレビやBSよしもとで放送されるなど、活動の幅を広げています。
2023年1月には「オールナイトニッポン0」の年始特番を担当するなど、ラジオ出演も増加。お笑いファンだけでなく、一般層にもその名が知られるようになりました。
また、初のDVD「ビスケットブラザーズ単独ライブ『町のクチビル代理店』」もリリースされ、タワーレコードでの予約イベントなども実施されています。
今後の活動と注目ポイント
テレビ・舞台での活躍予想
キングオブコント優勝という実績を持つビスケットブラザーズは、今後さらなるテレビ出演の増加が予想されます。特に、コント番組やバラエティ番組でのレギュラー出演が期待されるでしょう。
また、舞台での単独ライブも定期的に開催されており、ファンとの距離が近い劇場での活動も継続していくものと思われます。大阪と東京を中心に、全国各地でのライブ展開も視野に入っているでしょう。
個人活動(ピンでの出演やバラエティ出演など)
きんは2023年に父親になったことを公表しており、今後は家族に関するエピソードなども交えたトークで活躍する可能性があります。また、金髪にピアスという派手なビジュアルも活かし、個性的なキャラクターとしてバラエティ番組での活躍が期待できます。
原田は、漫画を作ることが趣味ということもあり、クリエイティブな方面での活動も視野に入るかもしれません。合唱部出身の美声を活かした音楽関連の活動なども、今後の展開として注目されます。
今後期待される展開
同期である霜降り明星が先にキングオブコントで優勝していることもあり、同期対決のような企画も面白いでしょう。また、漫才でもNHK上方漫才コンテストで優勝しているため、M-1グランプリへの挑戦も期待されます。
コントと漫才の両方で頂点を目指す「二刀流」としての活躍が、今後の大きな注目ポイントとなるでしょう。
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まとめ:ビスケットブラザーズの魅力はネタ作り+個性の融合
ネタ作り担当を整理
ビスケットブラザーズのネタ作りは、主に原田泰雅が担当しています。ボケ担当の原田が創造的なアイデアを生み出し、ツッコミ担当のきんがそれをブラッシュアップしていくという役割分担が確立されています。
2人の役割が合わさることで生まれる独自の笑い
原田の自由な発想力と、きんの客観的な視点・調整力が組み合わさることで、ビスケットブラザーズ独自の笑いが完成します。「スピードはキモさを笑いに変える」という発見に象徴されるように、二人で試行錯誤を重ねながらネタを磨き上げていく姿勢が、彼らの強さの秘訣です。
今後も注目すべきお笑いコンビ
キングオブコント2022での歴代最高得点優勝という輝かしい実績を持つビスケットブラザーズ。コントだけでなく漫才でも高い評価を得ている彼らは、まさに次世代を担うお笑いコンビといえるでしょう。
今後のテレビ出演、舞台活動、そして新たな賞レースへの挑戦など、目が離せない存在です。ビスケットブラザーズの活躍から、これからも目が離せません!
最後までお読み頂きましてありがとうございました。(^^♪















