🍚 はじめに
「新米はいつから古米になるの?」って、ちょっと気になりますよね。
実は、新米は収穫年の12月31日まで「新米」と表示でき、それ以降の翌年11月1日から正式に“古米”とみなされます。
とはいえ、学術的には「収穫から1年以上経ったら古米」です。
今回は、新米と古米の違い・見分け方・名称のルール・食味の変化などを、わかりやすく解説します。
新米・古米とは?定義の整理
新米の定義(表示基準)
農林水産省の食品表示基準によれば、
- 収穫された年の12月31日までに精米・包装されたもの が「新米」と表示できます。
つまり、2025年産なら**12月31日までに袋詰めされた場合のみ「新米」**と表示可能です。
古米とは何か?2つの基準
- 学術的・業界的定義:収穫から1年以上経過したお米が「古米」。
- 米穀年度による業界ルール:
- 米穀年度:11月1日~翌年10月31日
- そのため11月1日以降は前年収穫米として古米とみなされることも多い。
- 米穀年度:11月1日~翌年10月31日
いつから「古米」と呼ばれる?
翌年1月1日=古米?それとも翌年11月1日?
- 表示上:年内に包装されたものは新年になっても「新米」表記OK(表示と保存基準は異なる)。
- 流通基準上:翌年11月1日以降、前年収穫米は「古米」に分類されるのが一般的。
「古古米」「古古古米」って?
- 収穫から2年:古古米、3年:古古古米と呼ばれます。
古米になるとどう変わる?風味・品質の変化
水分量・食感の違い
- 新米 → 水分が多く、ふっくらもちもち
- 古米 → 水分が抜けて硬く、パサつきがち。
特に古米は、炊くときに硬さを感じやすいので、お米の水分量や調理法の調整が必要です。
香り・見た目の変化
- 新米 → ツヤがあり、透明感があり、香りが強い
- 古米 → 色がくすみがち、表面が粉っぽく、酸化臭やカビ臭が出ることも。
販売時期と表示のズレに注意
新年の新米表記は健在
精米・包装が年内(12月31日)に済んだ新米は、新年になっても「新米」として売ることができます。
米穀年度とラベル表記の二重構造
- 法的表示:新米は収穫年に限る(年末まで包装)
- 業界流通:米穀年度→翌年11月から翌年度扱いに
つまり、年が明けた1月〜10月は“古米”という認識ではないため、混同しないよう注意が必要です。
新米・古米の見分け方と使い分け方
見分ける3つのポイント
- 産年表示(2025年産かどうか)
- 精米日:新米なら袋裏に精米年月日も記載されている
- 触って確認:新米は水分豊富で手にくっつく、古米はパラパラ。
古米でもおいしく食べる調理法
- 炊くときに水を少し多めに(夏:+10%、冬:+5%程度)。
- 寿司やチャーハン、カレーなど、パラッとした食感が好ましい料理には古米が向く。
新米はいつから古米になるの:まとめ
新米は収穫年の12月31日までに精米・包装されたもの。
翌年1月以降も「新米」と表示できますが、業界基準では翌年11月1日以降は前年収穫の「古米」扱いです。
学術的には「収穫から1年以上経過」で古米。
保存による水分・香り・食感の劣化を理解し、調理法を変えれば古米も活用可能です。
用途によって新米・古米を使い分けると、食卓がさらに豊かになります。
最後までお読み頂きましてありがとうございました。(^^♪
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