はじめに
発煙筒と発炎筒の違いについてご紹介します。
「発煙筒」と「発炎筒」は一見似た名前ですが、その構造や利用目的には違いがあります。
どちらも緊急時に使われることが多いですが、具体的な機能や使用シーンでの違いを理解しておくと、いざという時に役立ちます。
この記事では、発煙筒と発炎筒の違いを構造や使い方から徹底調査し、それぞれの特徴を詳しく解説します。
安全に活用するための知識を深めたい方は、ぜひご覧ください。
発煙筒、発炎筒の構造
発煙筒とは、火薬を用いて点火することによって大量の煙をふき上げ狼煙(のろし)を上げる器具で、花火の原理を利用しているようです。
発炎筒は発煙筒と原理は同じようですが、発炎筒は呼んで字のように炎を出す道具のようです。
主な利用場所は自動車や船舶に装備されていて、よく目立つ鮮やかな赤い炎をあげる筒状の道具のようです。
”主に緊急時に本線車道や路肩に停車した場合において、後続車に対し前方に危険・障害物があることを知らせるために用いられる。
使用すると鮮やかな光を放つ炎があがり、後続車からの被視認性を高める。火薬にはストロンチウムが混合されている。
自動車用緊急保安炎筒、道路作業用発炎筒、信号紅炎(船舶用)などがある。”
引用元:Wikipedia
発煙筒と発炎筒を利用するところは?
発炎筒が発生する煙は、発煙筒と違って発生させる煙の量が少ないようです。
理由は以下になります。
”発炎筒が生ずる煙はわずかであり、そもそも煙によって遠方からの視認性を高める発煙筒とは使用目的が異なる。
発炎筒の代わりに誤用すれば付近の視界を妨げる煙幕となり逆に危険である。
自動車用・船舶用の発炎筒はいずれも摂氏600度以上の高温で発火性があり、交通事故や船舶事故現場でガソリンや油脂等の燃料が撒き散らされ、
浮遊しているような場合にはその付近で使用すれば引火して炎上することがあるので注意する必要がある。”
引用元:Wikipedia
発煙筒の用途としては、山や海上で遭難したときに、遠くからよく見えるように利用されるようです。
そして映画の撮影や舞台での演出効果を上げるために利用したり、消防や避難訓練のときに火災の煙の代用として使われているようです。
こういった場合は燃焼による煙ではなくて、ドライアイスによる湯気を放出するスモークマシンが利用されているようです。
テレビなどでよく見かけますが、外国ではデモの鎮圧をする時にも使われているようです。
発煙筒以外にも煙を発生させるものとしては、バルサンやドライアイス、爆竹、花火、ガスホーンなどがあるようです。
軍事用に利用されているものや発炎筒の使い方は?
軍事用に利用されているものとしては以下のようなものがあるようです。
手榴弾および砲弾として用いられるものは発煙弾と称される。これらは、通常、点火装置が組み込まれ、投擲や発射後に点火・発煙する点で発煙筒とは異なる。
・敵からの隠蔽(煙幕)
・砲撃・爆撃目標の指示
・煙の色・個数を用いた命令・情報の伝達
・ガスマスクを装着する訓練において有毒ガスの代用として使われることもあるが、現代では無害化されたガスを発生する訓練装置が登場している。
引用元:Wikipedia
いろんな利用法があるようですが、軍事や変なところで使って欲しくないですね。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。(^^♪
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