はじめに
元大関の朝乃山広暉関が、左膝の大怪我による長期休場を経て、2024年春場所での復活に向けて新たな一歩を踏み出しています。
高砂部屋の新築移転、元横綱朝青龍関からの助言、そして新横綱豊昇龍関の昇進という3つの刺激を受け、三段目からの再起を誓う朝乃山関の現状と展望についてお伝えします。
新天地での再出発
膝の怪我では、もう5場所も休場してたのだっけ。復活を願うが。
— windtown (@skylinetky) February 2, 2025
元大関の幕下朝乃山「出たくてウズウズしている」3つの刺激受け春場所から逆襲誓う https://t.co/EjO7dkNPfa
高砂部屋が東京・墨田区石原に移転し、2025年2月2日に部屋開きが行われました。
朝乃山関は「師匠が立派な部屋を建ててくださった。心機一転、この部屋で頑張りたい」と新しい環境での意欲を示しています。
5場所連続の休場を余儀なくされた朝乃山関にとって、この環境の変化は精神的な転換点となることが期待されます。
元横綱朝青龍関からの激励
部屋開きには、大相撲界の伝説的力士である元横綱朝青龍(ドルゴルスレン・ダグワドルジ氏)関も出席。
朝乃山関は稽古後に朝青龍関から相撲技術と精神面についての貴重なアドバイスを受けました。
かつて yokozuna の座にあった者からの言葉は、再起を目指す朝乃山関にとって大きな励みとなったことでしょう。
新横綱豊昇龍関への想い
横綱豊昇龍関の昇進は、朝乃山関にとって複雑な感情をもたらしました。
土俵入りを行った豊昇龍関と対戦できなかったことへの悔しさを「新横綱が来てくださったけど悔しかった」と率直に表現。
この感情は、復帰への強い動機となっています。
これまでの軌跡
輝かしい実績
朝乃山関は1994年3月1日生まれの富山県出身力士で、2016年3月場所で初土俵を踏みました。
189センチ、164キロの恵まれた体格を活かし、右四つ、寄りを得意技として幕内で活躍。2020年には東大関まで上り詰め、幕内優勝1回を含む輝かしい実績を残しています。
現在の状況
左膝の大怪我により5場所連続での休場を余儀なくされ、現在は西幕下41枚目まで番付を下げています。
しかし、「出たくてウズウズしている。今は居場所がなくなった感じ」という言葉からは、復活への強い渇望が感じられます。
春場所に向けた決意:まとめ
三段目からの再出発となる2024年春場所に向けて、朝乃山関は「これがラストチャンス」と強い決意を示しています。
新しい部屋での再出発、元横綱からの助言、そして新横綱の存在という3つの刺激を糧に、かつての輝きを取り戻すべく挑戦を続けます。
30歳という力士としては決して若くない年齢ながら、大関経験者という実力者の復活は、大相撲ファンにとっても大きな注目点となることでしょう。
3月9日から始まる春場所では、朝乃山関の新たな一歩に期待が集まります。
生涯戦歴354勝181敗156休という実績を持つ朝乃山関。
その豊富な経験と技術を活かし、三段目からの長い道のりを一歩一歩着実に進んでいく姿に、多くの相撲ファンが声援を送ることでしょう。
最後までお読み頂きましてありがとうございました。(^^♪