はじめに
真珠湾攻撃を命じた暗号電文「ニイタカヤマノボレ 一二〇八」についてご紹介します。
真珠湾攻撃を決定づけた暗号電文「ニイタカヤマノボレ 一二〇八」は、戦争の歴史に深く刻まれた重要なメッセージです。
1941年12月、日本はこの暗号を合図に、真珠湾への奇襲攻撃を開始し、第二次世界大戦へと突入していきました。
「ニイタカヤマノボレ」の背後にある意味やその発令の背景、そして当時の緊迫した国際情勢について知ることで、歴史に残る一大作戦の真相が見えてきます。
本記事では、この暗号電文の由来と意義について詳しく解説します。
真珠湾攻撃とは
日本時間1941年(昭和16年)12月8日未明、ハワイ時間12月7日に「第二次世界対戦」が始まった。当時の大日本帝国側の真珠湾攻撃の呼称はハワイ海戦である。
「第二次世界大戦」がハワイの真珠湾攻撃と同時に行われたというのは、間違いのようである。
太平洋戦争における南方作戦の一環としてイギリスに対するマレー作戦開始に次いで実施されたものである。
戦争が始まる前か、開戦と同時に宣戦布告をするのが通常ですが、今回の「真珠湾攻撃」は開戦から1時間以上遅れて宣戦布告をしています。
真珠湾攻撃の目的はアメリカ太平洋艦隊の戦闘能力をできるだけ喪失するために仕掛けたものなのです。
太平洋戦争を早く終わらせるためにはアメリカ合衆国の出鼻をくじいて、早く終戦に持ち込みたかったのです。
戦争が長引くと物資面で戦争に勝つことが勝てないと分かっていたのです。
物資面ではアメリカ合衆国に到底太刀打ちできないからです。
暗号電文とは
”海軍暗号書Dは、日本海軍が用いた暗号書の一つ。
日本海軍が1939(昭和14)年6月以降使用を開始した5桁乱数字暗号。
発信用(組立)と受信用(翻訳)の二冊で構成され、収録言語2万5000語に、それぞれ異なる5桁の数字が割り振られている。
この「暗号書」に「乱数表」が付随していて、「暗号書」で得た5桁数字に「乱数表」の5桁数字を非算術的加算(桁を繰り上げない足し算)し、その数字をモールス符号で無線送信する。
暗号書表には「戦略常務用」「戦術用」「情報用」「部外共用」「略語及び呼出符号」他の種類があり、
「戦略常務用」のうち、高級司令部用の「暗号書甲」、軍需補給用の「暗号書辛」がほとんど使われなかったのに対し、
「暗号書D」はもっとも広範囲に使用されたものであって、重要な通信文の秘匿はほとんどD暗号によった。”
”Wikipediaより引用”
真珠湾攻撃の暗号電文は「ニイタカヤマノボレ 一二〇八」です。
「ニイタカヤマノボレ」の意味は、当時日本領であった台湾の山の名前(現在は玉山)です。
当時の日本の最高峰(3952m)です。
一二〇八は12月8日(日本時間) のことで「Xデーを12月8日と定める」の隠語です。
数字に置き換えたコード番号で発信されています。
ちなみに海軍では戦争回避で攻撃中止の場合の電文は「ツクバヤマハレ」「トネガワクダレ」など諸説があります。
NHKドラマ『17才の帝国』
人気ドラマで作中に登場した“3本の塔“が、実在するものであることがネット上で話題を呼んでいます。実はこれ、太平洋戦争で「ニイタカヤマノボレ 一二〇八」の暗号電文を中継したとされる「旧佐世保無線電信所」。この施設について、長崎県と長崎県観光連盟に話を聞きました。https://t.co/MTqc9C6p6q pic.twitter.com/yMrzitmA4U
— withnews (@withnewsjp) June 5, 2022
NHKドラマ『17才の帝国』で作中に登場し、物語の象徴とも言える“3本の塔”が、実在することが話題を呼んでいます。
「ニイタカヤマノボレ 一二〇八」の暗号電文を中継したとされる「旧佐世保無線電信所」のことが話題になっているようです。
真珠湾攻撃を命じた暗号電文 まとめ
今回は、真珠湾攻撃を命じた暗号電文「ニイタカヤマノボレ 一二〇八」!という事を解説しました。
戦争はしない方がいいということは決まっています。
間違いありません。
しかし第二次世界大戦もいろんな事情で始まったことも事実です。
今までの経験を生かして二度と起こらないようにしなければいけませんね。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。(^^♪
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