はじめに
野焼きの方法についてご紹介します。
野焼きは、農作物の残渣処理や土地の管理に有効な手段として行われていますが、慎重に行わないと山火事を引き起こす危険性があります。
適切な方法を理解し、注意点を守ることが重要です。
本記事では、野焼きの正しい方法と注意すべきポイントを解説するとともに、実際に山火事を起こしてしまった体験談を交えて、事故を防ぐための教訓をお伝えします。
野焼きを安全に行うための重要な知識を身につけるため、ぜひ参考にしてください。
野焼きをする方法
野焼きをする方法は伐採した木を幹と枝葉を、ある程度分けて整理しておきます。伐採したままにしておくと火が燃え移ってとても危険なので整理しておくことが重要です。
伐採した木々を整理する時は火道を遮ることが大事です。できれば重機などで山肌が出るぐらいのことができればいいです。
火をつける時は山の上の方から気を付けた方が安全です。山の裾野から火をつけると火は下から上に駆け上ってくるのでとても危険です。必ず山の頂上の方から火をつけることが大事です。
野焼きをする際の注意点
野焼きをする時にすべきことは、1番に消防署に届けることと、周りに人家があれば前もって連絡をしておくことです。
火が広がる場合もあるので、できれば消化できるような重機があればいいです。いざという時のための準備が必要です。火をつける場合はある程度の人数が必要です。
野焼きで山火事を起こした体験談
山火事を起こして始末書を書かされたことがあります。今は野焼きは一切禁じられています。当時は野焼きは許されていました。もちろん消防署に届出を出さねばいけませんが,,,
野焼きをすることのメリットは費用がかからないことです。お金と時間が倹約できるのです。
野焼きをする場合の費用は人件費だけです。ほとんど費用はかかりません。暇なときに作業ができるのです。火の始末だけをきちんとやらなければいけませんが,,,
野焼きができなければ、伐採した木の処理費用がものすごくかかります。伐採した木々を集めるためにトラックに積み込まなければなりません。
そして産業廃棄物として処理しなければなりません。費用もかかりますが伐採した木々の処理をする日時もかかります。
今考えてみれば災害が起きた時のことを考えるべきでした。今回の場合の災害は山火事です。
山火事が起きた場合の損害がいくらになるのか見当もつきません。お金だけで済まない場合も考えられるのです。
当時は消防署に申請すれば野焼きは許されていましたが、今考えると「ぞっ!」とします。
山火事を起こした案件は、宅地造成をするための物件です。山と田んぼでした。開発面積は1ha未満です。開発の許可の申請をして開発の申請の許可は取りました。
山の伐採を始めました。山部分が大半を占めていたので伐採するのに随分時間がかかりました。
ある程度の伐採が終わったので木の幹部分と枝部分を分けながら仕事をしていきました。切った木を処分しなければいけません。野焼きをするのです。
当時は野焼きをするときは消防署に届けていれば野焼きをすることできたのです。
野焼きをするときは最初の頃はものすごく気を使いながら野焼きをしていたのですが、慣れてくると野焼きをする面積が段々と広くなっていきます。
「大丈夫だ!」という気持ちが強くなってくるようです。今回野焼きをするのは、高い所から低い所に向かって火をつけていくので一度に広がっていくことは考えられませんでした。
しかし万が一ということがあるのでユンボそばに置いて、火が広がっていくようであればユンボで火を消す準備はしていました。
これ以上広がらないような対策もしています。方法は火が燃えひろがらないように木々をきれいに片づけておくことです。木と木の間隔をあけることです。対策も済ませています。
消防車を呼んだ日の野焼きは、3人で野焼きをしたのですが、火がだんだんと広がっていき制御できなくなりました。
火が大きくなってきて、火の広がりを見ていると怖くなってきます。火を制御できなくなってしまったので慌ててしまったのです。
慌てるとろくなことがありません。一人は消防署に連絡をし、一人は隣の家に水道水とホースを借りに行きました。私はユンボに乗って、バケットとキャタピラーで火を消すために運転していました。
3人の行動は自分で考えた最良の行動だと思って行動しています。
この場合は事前に、火が広がって行ったら、何をするのか何をしなければいけないか?という事を共有しておくべきでした。このことができていなかったから、慌ててしまったのです。
ユンボに乗っていた私は、消火をしながら運転していたのですが、慌てていたので木の切り株の上に乗ってしまいユンボを横転させてしまいました。
ユンボが横転した瞬間に運転席から弾き飛ばされてしまいました。ユンボから落ちてしまい、ユンボの下敷きになるところでした。
ユンボから落ちたところがちょうどチェーンソーで木を切った残りの根っこのところに落ちたのです。ユンボが転がってくるのが見えました。
まるでスローモーションです。スローモーションで転がってくるのが見えたのです。
偶然に木の根っこのところに身を伏せることができました。そこのところでユンボが止まってくれて、「助かった!」という感じです。
ユンボは転がってしまって上下が反対になったのです。根っことユンボのアームの間に私が入っているような感じになりました。本当に運が良かったと感じました。
そうこうしている間に、火が燃える範囲は小さくなってきました。慌てなくても火が広がらないような木や枝や葉っぱの整理をしていたからです。
火の燃える範囲が小さくなってから、消防車がやってきて小さくなった火の処理をしてくれました。パトカーまでついてきました。
火が収まってきてから事情聴取です。事情聴取され始末書の提出です。
近隣の人にも挨拶をして回らなければいけません。挨拶を済ませてもう一度火の確認をしてその日の仕事は終わりです。慌ててしまうとろくなことがありません。
野焼きの方法!注意点と山火事を起こした体験談まとめ
野焼きをする時は野焼きをする方法があります。方法を間違えなければ事故が起こることはありません。しかし人間がやることですから万が一に備えることも必要です。
今思い返してみれば何とも恐ろしいことをやったものだな!という感じです。そして、慌てると碌なことにならない。という事を十分に感じた事件でした。(^^♪