はじめに
60代になると、定年退職や年金受給が始まり、資産運用の目的が「増やす」から「守る」にシフトする方が多いでしょう。しかし、低金利の時代では銀行預金だけでは資産を増やすことが難しく、投資信託を活用した運用が注目されています。
本記事では、60代の方におすすめの投資信託の選び方や、リスクを抑えながら資産を増やす運用術を解説します。
目次
60代の投資信託選びのポイント
【YouTube更新】
— 小林亮平 / BANK ACADEMY (@ryoheifree) April 13, 2024
新NISAで50代・60代がやってはいけないNG行動5選をまとめました!
①安易にハイリスクな投資を始める
②早く利益を出して儲けようとする
③退職金をいきなりまとめて投資する
④毎月(隔月)分配型の投資信託へ投資する
⑤金融機関からの提案を鵜吞みにするhttps://t.co/4rQF00NAkk pic.twitter.com/w64d6H0Lfl
投資信託を選ぶ際、以下の3つのポイントを重視しましょう。
リスクを抑える資産配分
60代では、大きなリスクを取るよりも安定した運用が重要です。そのため、
- 債券型投資信託(低リスク・低リターン)
- バランス型投資信託(リスク分散)
- 高配当株型投資信託(安定収益)
これらの資産にバランスよく投資することで、リスクを抑えながら資産を増やせます。
手数料の低い投資信託を選ぶ
長期で運用する場合、信託報酬(運用手数料)の負担が大きくなります。なるべく信託報酬が年0.5%以下の低コストな投資信託を選びましょう。
分配金の有無
毎月分配型の投資信託は、定期的にお金が入るメリットがありますが、分配金が多いと元本が減る可能性があります。再投資できる「成長型投資信託」のほうが資産を効率よく増やせるためおすすめです。
60代におすすめの投資信託
実際に、60代の資産運用に適した投資信託をいくつか紹介します。
低リスク・安定運用向け
- eMAXIS Slim 先進国債券インデックス(低コスト・安定した利回り)
- 野村国内債券インデックスファンド(国内債券に分散投資)
バランス重視の方へ
- セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド(世界分散投資)
- eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)(株式・債券・不動産に分散)
高配当・インカムゲイン狙い
- 楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド(米国の安定した高配当銘柄)
- グローバル・ソブリン・オープン(世界の高配当債券に投資)
60代の資産運用の注意点
投資信託を活用する際の注意点も理解しておきましょう。
必要資金を確保しておく
投資に回す資金は、生活費を除いた余剰資金に限ることが重要です。生活費や医療費として使う資金は、無リスク資産(預貯金や国債など)として確保しておきましょう。
一括投資よりも「積立投資」が安心
一度に大きな金額を投資するより、**「つみたてNISA」や「定額積立」**を活用し、少しずつ投資する方法がおすすめです。これにより、価格変動のリスクを軽減できます。
定期的な見直しを行う
60代では、資産運用の目的が徐々に変わるため、年に1回は資産配分を見直し、必要に応じてリスク調整を行いましょう。
60代から始める投資信託のおすすめ:まとめ
60代からの投資信託は、「リスクを抑えながら資産を増やす」ことが重要です。債券型やバランス型、高配当株型の投資信託を組み合わせることで、安全性を保ちつつリターンを得ることができます。
また、投資の際は手数料の低い商品を選ぶこと、必要資金を確保すること、積立投資を活用することがポイントです。老後の資産運用を上手に行い、安心した生活を送りましょう!
最後までお読み頂きましてありがとうございました。(^^♪