はじめに
K-POPアイドルグループIVEのメンバー、チャン・ウォニョンさんが愛読する日本の書籍「超訳 ブッダの言葉」が韓国で驚異的な売り上げを記録し、注目を集めています。
13歳から芸能活動を始め、今や韓国を代表するアイドルとなったウォニョンさんが、なぜこの本に魅了されたのか、詳しく見ていきましょう。
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韓国で異例のヒット、15万部突破の理由
韓国人気アイドルIVE・ウォニョンさん愛読 “ブッダ本”が大ヒット 「超訳 ブッダの言葉」(作家・小池龍之介)「慰めになるし助けになる」 https://t.co/s6kccQBnhM
— TBS NEWS DIG Powered by JNN (@tbsnewsdig) February 13, 2025
韓国最大手の書店「教保文庫」でベストセラーとなっている「超訳 ブッダの言葉」。作家・小池龍之介氏による本書は、仏教の教えをわかりやすく現代語に翻訳した一冊です。
韓国語版の発行部数はすでに15万部を突破し、主要書店での売り上げ上位を維持し続けています。
この異例のヒットの立役者となったのが、IVEのウォニョンさん。彼女がメディアで本書を紹介したことで、一気に注目度が高まりました。
特に印象的だったのは、「仕事をしてつらい時に読むと慰めになるし、助けになる」という彼女の言葉です。
ウォニョンの「ポジティブ思考」と仏教の教え
ウォニョンさんと言えば、「ウォニョン的思考方式」として知られる独特のポジティブ思考が話題となっています。
例えば、スペインの有名ベーカリーで目当てのパンが売り切れた際も、「新しい焼きたてパンと出会えたラッキーな機会」と捉えるなど、どんな状況でもポジティブに解釈する姿勢が特徴的です。
この考え方は、彼女の英語名「ビッキー」とかけて「ラッキービッキー」というニックネームも生み出し、韓国では一種の社会現象となっています。
実際、大手企業の講演でも取り上げられるほどの影響力を持っています。
現代社会に響くブッダの教え
ウォニョンさんが特に心に響いたという本書の一節は、「いかなる思想も哲学も捨てる」という部分です。
固定観念や執着から解放されることの大切さを説く内容で、彼女は「望まない方向に流れても怒ることがない」という解釈を示しています。
韓国社会が求めていた”癒し”
本書が韓国で大きな反響を呼んでいる背景には、現代韓国社会の課題があると指摘されています。
激しい受験競争や経済格差など、様々なストレスを抱える人々にとって、ブッダの教えが心の支えとなっているようです。
書店で取材を受けた10代の読者は「日常生活に役立つ内容」と評価し、50代の読者からは「社会生活で傷ついた人や悩む人たちの癒しになる」という声が聞かれました。
韓国の書店関係者からは「近年、日本の教養書でここまで注目された本は他にない」という評価も出ています。
日本での反響と今後の展開:まとめ
韓国での大ヒットを受けて、日本国内でも本書への注目が高まっています。出版元によると、韓国での人気報道以降、日本での注文も増加傾向にあるとのこと。
アイドルとして多忙な日々を送りながらも、精神的な成長を大切にするウォニョンさん。
彼女の愛読書として知られることとなった「超訳 ブッダの言葉」は、現代を生きる若者たちに新たな視点と心の安らぎを提供しているようです。
今後も韓国と日本の双方で、本書を通じた心の交流が深まっていくことが期待されます。
最後までお読み頂きましてありがとうございました。(^^♪