はじめに
「残酷な天使のテーゼ」や「魂のルフラン」など、『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズの主題歌で知られる高橋洋子さん。
2022年に発表された「過去30年間で最も歌われたカラオケ曲」で「残酷な天使のテーゼ」が第1位を獲得するなど、世代を超えて愛され続ける存在です。
しかし彼女は単なる”エヴァの人”ではありません。1991年のデビューから30年以上、プロのシンガーとして進化を続け、時には介護の現場で働くなど、人としての深みも増してきました。
今回は、日本を代表するアニソンシンガーであり、揺るぎないプロフェッショナリズムを貫く高橋洋子さんについて、その魅力に迫ります。
目次
デビューからエヴァンゲリオンまで
わーい🙌
— しんや(どぎーまん) (@shinyadogidogi) January 3, 2025
高橋洋子さんのかもめが翔んだ日
いただきました！ pic.twitter.com/OKpFCRUix6
1991年にバラードシンガーとしてデビューした高橋洋子さんは、1995年に『新世紀エヴァンゲリオン』の主題歌「残酷な天使のテーゼ」を歌い、アニメ史に大きな足跡を残すことになります。
しかし、彼女のキャリアはエヴァンゲリオンだけにとどまりません。
デビュー前から久保田利伸さんや松任谷由実さんの作品やライブにコーラスとして参加するなど、その圧倒的な歌唱力と表現力は音楽業界で高く評価されていました。
エヴァンゲリオンとの向き合い方
高橋は「残酷な天使のテーゼ」について、「自分のスキルを活かせる中のひとつの作品として向き合った」と語っています。
特筆すべきは、彼女のプロフェッショナルとしての姿勢です。
28年前に発表された楽曲を今でも当時と変わらない完成度で歌い続けるため、毎回オリジナル音源を聴き、練習を重ねているといいます。
ストイックな生活と進化し続ける歌声
歌への献身
高橋の生活は徹底して歌のためにあります。夜寝る時はマウステープとマスクを着用し、首にストールを巻くことは欠かせません。
また、喉に悪影響を与えるような行動は控えめにしています。彼女は「体自体が楽器」という考えのもと、トレーニングを継続。
その結果、年齢を重ねた今でも声のレンジが広がり、表現の幅が増えているといいます。
キャリアの転換点
2000年には、一時期第一線から退き、介護ヘルパーとして5年間働いた経験があります。
この期間中、介護施設や幼稚園、銭湯などで仲間たちと手作りコンサートを開催。
“エヴァの高橋洋子”ではなく、一人の人間としての経験を積み重ねることで、より深い表現力を獲得しました。
現在も進化を続けるアーティスト
2023年5月には4年ぶりのマキシシングル「EVANGELION ETERNALLY」をリリースしました。
表題曲「罪と罰 祈らざる者よ」では作詞も手がけ、これまでのエヴァンゲリオン楽曲で培った要素を全て詰め込んだ意欲作となっています。
また「Teardrops of hope」では初めて英語での作詞にも挑戦するなど、常に新しいチャレンジを続けています。
アーティストとしての哲学
高橋さんは人生をボートを漕ぐことに例え、「前に見えているものが過去で、未来に向かってボートを漕いでいく」という考えを持っています。
また、完璧を求めすぎないことも彼女の特徴で、「達成感はない。完璧だと思ったらそこから進歩がないかも」と語るように、常に進化を目指す姿勢を持ち続けています。
高橋洋子さんとは まとめ
デビューから30年以上、高橋洋子さんは歌手としての技術を磨き続け、人間としての深みも増しながら、今なお第一線で活躍を続けています。
彼女の歌声は、その真摯な生き方と共に、多くの人々の心に響き続けているのです。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。(^^♪
