バスケットボールのゾーンプレスとは？メリットとデメリットは？

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はじめに

バスケットボールのゾーンプレスについてご紹介します。

バスケットボールにおけるゾーンプレスは、試合の流れを一変させる強力なディフェンス戦術の一つです。

相手チームにプレッシャーをかけることで、ボールを持っている選手にミスを誘発させることを目的としています。

しかし、ゾーンプレスにはメリットだけでなく、デメリットも存在します。

本記事では、ゾーンプレスの基本的な概念、メリットとデメリットについて詳しく解説し、実戦での効果的な活用方法についても考察します。

バスケットボールのゾーンプレスとは？

ゾーンプレスってなんですか？

ゾーンプレスとは攻撃型のディフェンスの戦術のひとつです。

ゾーンプレスの陣形は1－2－2・１－2－１－１・1－3－１・２－２－１などいろんな陣形があるんだよ。

ゾーンプレスの目的

ゾーンプレスの目的はダブルチームを組んでボールをとる戦術です。

ボールが入った瞬間にダブルチームに行く方法とボールマンに対して１対１をしっかりディフェンスをしてボールマンを追い込んでダブルチームに行く方法があります。

ゾーンプレスの目的は、ダブルチームを組んでボールを取にいったり、ダブルチームで相手にプレッシャーをかけてパスミスを誘うプレーです！

ゾーンプレスのメリットは？

プレッシャーをかけてミスを誘う

オフェンス側は常にプレッシャーをかけられているので慌ててボールを処理してしまいます。

ゾーンプレスの時はボールマンに対していつもダブルチームに行かれるので、パスミスやドリブルの失敗・シュートミスをしてしまいます。

精神的にも追い込まれるので疲労がとても多いのです。

ディフェンスからオフェンスに切り替わる時間が早い

ゾーンプレスが決まるとディフェンスからオフェンスに切り替わる時間が短いので効率的に得点できるのです。

ボールを取られたら、相手側はディフェンスの準備ができていないので守ることがとても難しいのです。

ゾーンプレスが決まると短時間で得点することができます。

プレイヤーの気持ちが強くなる

ゾーンプレスを使う時のプレイヤーの気持ちは攻撃的な気分になっています。

プレーがとても積極的になっています。「ボールを狙う！」という気持ちが出てくるのです。

対外試合の時にプレッシャーを感じてプレイができない時にゾーンプレスを使うと元気が出てきます。

ゾーンプレスのデメリットは？

ゾーンプレスをする時の役割はプレイヤーごとに決まっています。

自分の役割を果たすことができなかったら、そこが弱点になります。

ゾーンプレスが決まらなかったら相手チームに簡単に得点されてしまうのです。

失敗すると簡単に相手側から攻められて得点される。

ゾーンプレスはポジションによってやるべきことが決まっています。

やるべきことをやらなければゾーンプレスは失敗します！

ゾーンプレスは基本的にはダブルチームで行くので相手チームから見るとオーバーナンバー（1人余っている）になっているので簡単に得点され易いのです。

ゾーンプレスは運動量がとても多い！

ゾーンプレスは運動量がとても多いのでプレイヤーが疲れやすいのです。

疲れが多いとプレーに影響が出てきます。

常にダブルチームを狙っています。

ダブルチームが決まったら相手の次のプレーであるパスミスを狙っているので、１人で２役をやるような感じになります。

通常の倍以上の動きになってくるので、日頃から走る練習をしっかりとやっておく必要があります。

オフェンスからディフェンスの切り替えに時間がかかる

ゾーンプレスは役割が決まっているので、オフェンスからディフェンスの切り替えに時間がかかります。いつもゾーンプレスができるとは限りません。

ゾーンプレスをやるときはマイチームが得点した時とか、ゾーンプレスをやる時の条件を決めてやっています。

ゾーンプレスは役目を決めています。

やるべき事が多いので常に準備をしなければいけません。

ゾーンプレスをやるときはプレ－ヤー同士で連携しなければ失敗します。

早いパス回しに対応できない

ゾーンプレスの基本の守り方はダブルチームで行くことです。

早いパス回しでパスを回されるとなかなかダブルチームを組むことが難しくなってきます。

特にパスをもらった瞬間にパスをされるとゾーンプレスの場合は対応が難しいのです。

パスアンドランをされると完全にアウトです。

ゾーンプレスの穴・弱点！

ゾーンプレスの弱点を突かれると簡単に得点されます。

なので弱点を突かれないようなゾーンプレスをする必要があります。

＊ゾーンプレス対策にもなります。

①の裏側の✖2に✖1からパスが入ったら、パスをキャッチしたプレイヤーがミートキャッチしてピポットを踏みます。

ピポットを踏んでそのまま180度ターンをしてオーバーヘッドパスかショルダーパスでパスをされると簡単に速攻が決まってしまいます。

ゾーンディフェンスで守っている場合はダブルチームが基本です。

なのでパスで抜かれたら「仕方ない！」 という考え方でゾーンプレスで仕掛けてくるのです。

このようなプレーの場合の対応の仕方はありますが、対応しても抜かれる場合はゾーンプレスはやめたほうがいいようです。

ゾーンプレスの弱点を突かれると簡単に得点されます。

なので弱点を突かれないようなゾーンプレスをする必要があります。

この弱点を克服できるプレイもありますが、弱点を克服すると次の弱点が出てきます。

いろんなケースが考えられるので対応できるプレイを身につけることが大事です。

ゾーンプレス対策は？

ゾーンプレスの弱点を突くことがゾーンプレス対策になります。

ゾーンプレスを突破するのに必要なこと

• ゾーンプレスの型ができる前に早く攻撃をすること！
• ドリブルは使わないで、早いパス回しをして攻めること！
• パスを繋ぐ所を最低2ヶ所作ること！
• パス＆ランをしてプレーをすること！

以上のどれか一つでもプレイをすることができればゾーンプレスは簡単に突破することができます。

ここという時の戦術！

試合の残り時間が3分。得点差が10点差で得点差がなかなか縮まらない！という時にゾーンプレスを使います。

ゾーンプレスが決まってくると相手チームは慌ててきます。

相手側のベンチも慌ててしまいます。試合時間が3分あれば得点差が10点ぐらいなら、簡単に逆転してしまいます。

ゾーンプレスやゾーンディフェンスは、2016年より、「15歳以下におけるゾーンディフェンス禁止」というルールができてしまいました。

なのでミニバスや中学生バスケットではゾーンプレスは使うことができません。

しかしダブルチームにいくことは禁止されていません。

バスケットをする時は１対１の時はオフェンスが有利です。

ディフェンスが2人の時は2人の方が有利ということは間違いありません。

常にボールを狙うという気持ちを持ってダブルチームに行く準備をして試合に臨めば大丈夫です！

ゾーンプレス基本的な陣形

1－2－2・１－2－１－１

1-2-2は1-2-1-1に形が変わってきたりします。考え方は同じです。

①②・①③でダブルチームをつくります。

①②で作った場合は③がリターンパスを狙います。

オフェンスの方法によってダブルチームの作り方が変わってきます。

ディフェンスの前にオフェンスを置くようにする事が大事です。

④⑤は裏を取られないようにする事と、②③のカバーをする事です。

２－２－１

ディフェンスの前にオフェンスを置いておく事です。

⑤は裏を取られないようにする事！

①③・②④でダブルチームを作る事！相手チームのプレーを予測する事が大事です。

経験して思う事

「ゾーンプレスを破ることはたいしたことではない！」

「今までゾーンプレスで来られたときもきちんと対応することができていた！」

と思って試合に望んだのですが、相手チームのプレッシャーがきつくて、残り時間3分・13点差を跳ね返されてしまいました。

タイムアウトをとって指示を出したのですが…やられてしまいました。

いざとなるとベンチの指示も役に立ちません。

ということをコーチの立場で経験したことがあります。

嫌な思い出でしたが、良い経験をさせてもらいました。

「何が大事か！」ということが理解できました。➡日頃からの経験と練習が大事だと感じることができた経験です！

言葉よりも実際に体験・体感することが重要だということがよくわかったと言う自分にとっての体験談でした。

まとめ

今回は、バスケットボールのゾーンプレスとは！ここという時の戦術！という事を解説しました。

ゾーンプレスはとても有効な戦術です。

何時でもゾーンプレスの戦術を使えるように練習しておく必要があります。

大きな武器になります。

しかしながらゾーンプレスには欠点もあります。

ゾーンプレスの欠点を突かれたら簡単に得点されてしまいます。

相手に応じた戦術を使う必要があります。

ゾーンプレスを使うチームはゾーンプレスの欠点もよく知っています。

どういう時に使ったらいいかということを考えながら使うことが大事です。

実際に練習試合などで試してみることが大事です。

言葉だけで分かったような感じになるのと現実は違うのです。

よく理解してゾーンプレスを試してみるのもいいものです。

実際にマイチームで試してみたら弱点もよく分かってきます。

最後までお読みいただきましてありがとうございました。(^^♪