はじめに
静岡県熱海市の土石流災害についてご紹介します。
静岡県熱海市で発生した土石流災害は、その規模と影響の大きさから多くの関心を集めています。
自然災害としての側面もありますが、一方で人為的な要因が災害を悪化させた可能性も指摘されています。
土石流の発生原因として、過剰な開発や不適切な土地利用、排水設備の不備などが挙げられ、これが「人災」かどうかの議論を呼びました。
本記事では、熱海市の土石流災害を振り返り、その原因が自然の力によるものなのか、それとも人為的な要素が影響したのかについて検証します。
静岡県熱海市の土石流災害は人災ですか?
静岡県熱海市の土石流災害がなぜ、起こったのか、を考えてみます。
なぜ災害が起きたか、原因はいろいろ考えられます。
短時間での降水量が異常に多かった。
それと、土砂の盛土管理ができていなかった。という事が考えられます。
降水量の異常については、今回は余り検討されていません。
行政機関への申請も、なされていたようですが、土砂の搬入・管理に付いての問題があったようです。
1‐①搬入した土砂の盛土管理ができていなかった。
全てこの盛土管理が出来ていなかったからと推測されます。
1‐②盛土と地山には境界がはっきり見分けられる。
この間に水などで、滑りが生じることがある。
1‐③盛土の方法として、盛土の厚みをどれくらいで締め固める。
とか、どれほどにするかによって盛土の締め固めができていないことがあります。
宅地造成工事の場合であったら、20cmくらいで締固めして盛土をします。
埋め立ての高低差が、数メートル有って一気にその高さまで埋め立てをすれば、埋め立てられた土の中は、すき間ができてしまうのは当然のことです。
盛土管理はとても重要なことなのです。
今回の災害はこの隙間に水の流れる道ができて、土砂崩れが起きて土砂を押し出したとされています。
2‐①雨水の流域を計算していたか?
2‐①計算していれば、雨水排水の流れ道(側溝など)や調整池の検討をします。
1・2 ができていれば今回のような災害はある程度防げたのではないでしょうか。
通常、土捨て申請の面積にもよりますが今回のような広域の場合は、制限を受けると考えられます。
行政の指導通りに盛土が、なされていなかったようです。
それと都市計画図などで、雨水の流れ込む範囲・流域を明示して、どれだけの雨水が集まる・出るか計算してそれに対する雨水の管理がきちんとできていれば、災害は起こっていなかったはずです。
なぜそれができていなかったか、申請そのものをやっていなかった。ということではなかったようです。
申請はしていたが、申請書通りにしていなかったといえます。
このような行為は、排出する土量に関係するし埋め立て後の土地の利用方法によって変わってきます。
このような工事をすれば、当然埋め立て工事費用は安く仕上げられます。
残土処理のための土であれば、ダブルで利益を出すことができます。
このような災害を起こさないためには、今後の埋め立てなどの申請については、行政機関がちゃんと指導していくので、余り問題は起こらないと思います。
しかし今まで黙認されてきた案件の量が、半端ではないと思います。
これらについは行政が調査をして指導して行く事が大切だと思います。
このような犠牲が出る前に!
以前の土捨て申請は、盛土管理(盛土締固め)についての指導が無かったようです。
開発申請の逃げ道として盛土が多い場合先に盛土をして、のちに宅地開発申請をしていた時期がありました。
安く盛土ができるからです。
でもその行為は自分の首を絞めるようなものです。
あとで、後悔するようになります。
見えにくい場所で、土捨て申請をして(申請すら、しない)産業廃棄物を処理していたこともあったようです。
残土(産業廃棄物)を船舶で搬送して、地方に排出していたこともあったようです。
静岡県熱海市の災害 まとめ
今回は静岡県熱海市の災害について解説しました。
今回の災害は、天災ではありません。
人災です。今後このような災害が起こらないように、今からでもよく調査をして是正していけたらいいです。
今まではいたちごっこでしたが、今からのことについては大丈夫でしょう!
最後までお読みいただきましてありがとうございました。(^^♪
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